青葉台駅10:10~青柿亭10:30~恩田川10:40~大石神社11:15~長林稲荷大明神11:45~町田交差点12:20~セブンイレブン南町田店12:25~日枝神社12:40/50~九つ井13:20~鶴間観音寺13:25~大黒天開運神社13:30~鶴林寺13:45~日枝神社14:00~鶴間駅14:15
大山街道の街道歩きは青葉台駅からです。たくさんの人で賑わう駅前を離れ国道246号線沿いの住宅地を緩やかに登って行きます。しばらく住宅地の中を上って行くと国道沿いで良く目にする青柿の看板です。
道端にはかつて大山道が通っていたことを示すように赤い大山道の案内板が建っていました。
国道沿いに恩田川を越えると青葉区になります。恩田川は町田から横浜市を流れ鶴見川にそそぐ1級河川、この川もまた遊歩道が整備されているようで、散策している人の姿が見えます。
やがて道は神奈川道の分岐です。ここは大山道と神奈川道の分岐であったようで古いお地蔵さんがたっていました。神奈川には東海道や大山道などの主要な街道のほか脇街道として中原街道、八王子道、鎌倉道、金沢道がありました。
神奈川道は、東神奈川から長津田を結ぶ街道とか。八王子往還や浜街道とも違う道のようで、ネット上で見る街あるきの記事にもあまり現れない道です。機会があれば歩いてみたいものです。
住宅地の中を登る石段の上に大石神社があります。境内の由緒書きでは在原業平を祀った神社と言います。
在原業平の東国下向は伊勢物語に書かれていて、墨田川には業平橋の名も残っています。大石神社の縁起によると業平が東国下向の時、この地でその討手かまたは盗賊に襲われ周囲から火をかけられたとき、そのあとには大きな石が残っていた伝えられています。
やがて道は細い小道を下り国道246号線へ、ここにはアスレチックつくしのコースの駐車場があります。休日にはたくさんの子供連れで賑わうところです。
すずかけ台駅を右ぎ分けしばらく歩くと国道16号線と246号線が交差する町田立体です。13年の歳月をかけ完成した交差点は渋滞も少なくなり通過に1時間もかかったと言う話はうそのようです。
ここからは鶴間の街あるきです。しばらく歩くと日枝神社、神社近くの公園で昼食にしましたが早いもので白梅は満開、春の足音も近付いているようです。
やがて道は国道246号と合流、道端には五貫目道祖神と呼ばれる古い石塔がありました。鶴間橋で境川を渡ります。境川は草戸山近くを源流として藤沢周辺で相模湾に流れ込む2級河川です。
日本料理の九つ井を越えると道を左に、大山阿夫利神社御分霊社が祀られていました。ここは新田義貞の流れをくむ一族の地と言うことで、新田義貞の鎌倉攻めの進撃路が紹介されていました。
道は鶴間の街の中を緩やかにたどって行きます。しばらく歩くと高札場、下鶴間宿があったところのようで歴史を紹介するつるまふるさと館がありました。
右手の坂の上は下鶴間不動尊が祀られています。ここは大和市内で唯一だるま市が開かれるところです。不動堂の傍には天神さまと蚕神さまの社があります。古代中国から伝わってきた蚕の信仰が行われてきたのでしょう、関東周辺にも蚕影神社など蚕の名が付く神社も何か所かあると言います。
境内の中央には大きな鶴林寺の本堂があります。かつて鶴林寺には鶴間学校があり境内には鶴羽学校跡の石碑がありました。
街道沿いには小さな社や庚申塔などがあります。赤い屋根は地蔵堂は、近くの案内板によるとかつてこの付近にはまんじゅう屋と言う旅籠があり江戸時代の洋学者であり画家として知られる渡辺崋山の「遊相日記」にはまんじゅう屋が書かれていると言います。
しばらく歩くと鶴間駅です。今回の街あるきは鶴間駅をGoolとしました。