三福寺 


 寺社の種類:浄土宗の寺院
 山号:九品山、院号:善光院
 創建の時期:1555年
 本尊:阿弥陀如来
 札所:-
 所在地:神奈川県伊勢原市桜台2丁目22ー28
 訪問日:2024年10月20日

 

三福寺交差点にある浄土宗の寺院、室町時代に南蓮社忍譽西光上人北海慧慶大和尚により本尊を「善光寺如来」として開山されました。

山門をくぐると正面に本堂があります。本堂の脇は大きな墓地があり本堂では葬儀なども行われているようです。

三福寺の山門
山門の前に子の権現堂
子の権現の由緒書き
三福寺の山門
境内に六地蔵
正面に本堂
本堂の内部
本堂に扁額

山門の前にはたくさんの草履が祀られた子の権現がありました。子の権現の由緒書きによると

子の権現は天長九年紀伊国天野郷の阿字の長者の一子に生まれた。幼なくして仏門に入り諸人呼んで天野の聖と言い、又生誕が子の年子の月子の日子の刻に当っていたので子の聖ともよんだ。広く諸国をめぐり天平年中栗原の山中に庵を結んで広く諸人の心の糧となったのである。

のち秩父の山中に大鱗山天龍寺を開き百八十歳で死したと伝えられる。世人その徳を慕うのあまり子の権現として祀った。栗原の庵室の跡には万松寺が建っており、近くに坐禅石、笈平、聖峰、仏坂など名が残されている。

常に長寿健脚であったので心願のかなったときには、わらじを作ってお礼参りをする。今でもこの子の権現堂には心願成就のお礼のわらじが奉納してあるのを見かけることが出来る。

 浄土宗(じょうどしゅう)

法然上人を宗祖とする浄土教の一派。浄土三部経を所依の聖典とするが、観無量寿経を重視して専修念仏によって極楽浄土への往生を宗旨とする。総本山は京都の知恩院。

 

 阿弥陀如来(あみだにょらい)

大乗仏教の仏。西方の極楽浄土の教主で生あるものすべてをすくう仏様。念仏により浄土に往生できるという阿弥陀信仰が鎌倉時代にさかんになり、浄土宗浄土真宗時宗などの浄土教宗派が成立した。

阿弥陀如来像は質素な形で如来の通相と呼ばれる姿をしています。小指を除く三指と親指で輪にした九品来迎印(くぼんらいごういん)を結んでいるのが特徴です。

 

 法然(ほうねん)・円光大師・黒谷上人

鎌倉初期の僧。浄土宗の開祖。1147年比叡山で源光の門に入り天台を学んだ。1150年教学などに対する疑問を生じ西塔黒谷の叡空のもとに隠棲し、法然房源空と称した。

 

 浄土宗(じょうどしゅう)

法然上人を宗祖とする浄土教の一派。浄土三部経を所依の聖典とするが、観無量寿経を重視して専修念仏によって極楽浄土への往生を宗旨とする。総本山は京都の知恩院。

 

 浄土真宗(じょうどしんしゅう)

法然上人の弟子の親鸞上人を開祖とする浄土教の一派。浄土三部経を所依の経典とするが、特に無量寿経により阿弥陀仏の本願の信心を重視し、称名念仏は仏恩報謝の行であるとするのを宗旨とする。門徒宗、一向宗とも呼ばれます。

 

 時宗(じしゅう)遊行宗(ゆぎょうしゅう)

日本仏教の一宗派。念仏系の宗派で1276年一遍(いっぺん)が開いた。阿弥陀経を根本経典とし経中の臨命終時の言葉を宗の名とした。

 

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