神頭橋10:00~千光寺10:20~弘徳寺10:25~白山神社11:05~諏訪神社・妙昌寺11:20~宮地公園11:30/45~玉川~小野神社12:20~道祖神12:25~宇迦魂命(西村稲荷)神社12:35~八幡神社12:40~津古久峠~自然探索路の標柱12:50~津古久峠茶屋跡・峰山炭焼小屋13:00~伊勢原市総合運動公園13:05~三光寺13:30~道灌塚前バス停13:55
八王子通大山道の街道歩きは神頭橋から道灌塚前まで、大きくなった大山を眺めながら県道63号相模原大磯線に沿って歩く道です。
千頭橋の近くには真言宗の千光寺と浄土真宗の弘徳寺があります。弘徳寺の石柱には親鸞聖人御旧跡、善鸞墓所、親鸞聖人が布教した関東には二十四輩と称する高弟が開いたとされる寺院があります。大きな本堂のお寺は古い歴史を今に伝えるところのようです。
小鮎川を渡ると緩やかな上り坂、その先は住宅などが建ち並ぶ単調な舗装道路歩きです。やがて道はカーブを切りながら坂道を下って行きます。途中にあった神社は白山神社、古びた社殿は地元の鎮守の社のなのでしょう。
緩やかになった道路沿いには諏訪神社があります。見上げる急な石段を登って行くと神楽殿がある小さな社がありました。
さらにその隣には日蓮宗の妙昌寺があります。こちらもまた長い階段の上にあるお寺でした。
近くにある宮地公園には真っ赤に色付いたモミジが数本、もう葉先が枯れた木もあります。数週間前までは20度を超える日が多かったものの今年の秋は足早に通り過ぎています。この公園は防災公園ともなっているようで、災害の時にはベンチが炊き出しの釜土になると書いてありました。
大きくなった大山の山頂には電波塔が見えています。やがて玉川を超えると小野神社があります。境内の案内板によると延喜式内社の一つと伝えられるところと言います。延喜式神名帳には全国で2861社、鎮座する神の名は3132座と言います。相模では大社1座1社、小社12座12社が記載されていると言います。
石の台座の上に祀られた道祖神から道を左に折れると道路沿いに竹林、その中に赤い宇迦魂命神社が祀られていました。左手にある大きな建物は日産のテクニカルセンターとか、たくさんの人が務めているようで近くには幾つもの駐車場がありました。
坂道を登って行くと津古久峠、後北条時代に小田原と武蔵を結ぶ小田原道として発達し、江戸時代になると大山参りの人々がこの峠を越えたところです。自然探索路の標柱に従い僅かに登ると自然探索路の入り口です。しかし道は崩壊で通行禁止とか、自己責任ということで道を進むとそれほど危険ではないものの崩壊している箇所がありました。
かつて茶店があったとされる石柱を超えると峰山炭焼小屋、右手には展望台へと登って行く道もあります。秋の色を濃くする雑木林の道をたどると伊勢原総合運動公園にたどり着きました。
青空の下にはアンテナを頭にのせた大きな大山がそびえていました。専修大のキャンパスを左に眺めながら坂道を下ると第2東名の高架橋です。厚木南インターで圏央道を分かれた道は伊勢原JCTで東名道を超え新秦野ICへと続いています。新秦野ICから東名道の新御殿場IC間が開通するのは2027年と言います。
東名道の手前には東寺真言宗の三光寺があります。ここは東寺真言宗のお寺です。真言宗には東寺真言宗のほか、高野山真言宗、真言宗善通寺派、真言宗御室派、真言宗大覚寺派など多くの宗派があるようです。
ここで道を右に折れると程なく御霊神社にたどり着きました。ここは青山道りや田村通り、八王子通りが集まるところです。道灌塚前のバス停から伊勢原駅に戻ることにしました。