中川駅10:50~荏田宿跡11:45~吉野家246号線荏田店11:45/12:10~吉田医院12:25~荏田駅12:30~地蔵堂13:05~医薬神社13:30/35~青葉台駅14:30
今回の大山街道の街道歩きは早川駅から歩き始めることになります。この周辺は鎌倉街道の中道でも歩いたところです。
国道246号線を少し歩くと早渕川沿いの道を下って行きます。早渕川は鶴見川の支流、青葉区美しが丘付近を源流とし、港北区鷹野大橋付近で鶴見川と交流します。
この周辺は大山街道の荏田宿があったところ、大山道を歩く旅人が最初の宿としたところです。公園の近くには荏田下宿の庚申塔がありました。
道は国道246号線を越え民家の中を歩いて行きます。かつて右手の小山はかつて荏田城があったと言いますが私有地なのか立ち入ることはできません。
道端には横山医院の案内板があります。案内板によると明治時代、秩禄廃止、三陸大地震・津波、東北地方の大飢饉で多くの孤児、捨て子、身売りなどが発生しました。仏教界では宗派を超え棄児救済の福田会を結成、明治12年(1879年)育児院を開設しました。横山医院の院長は福田会の委託を受けこれらの子供の里親をあっせんしたと紹介されていました。
東急線の荏田駅を越えると国道沿いの広い道です。降り注ぐ日差しがきつい登りでした。住宅地の中を進むと右手に地蔵堂があります。石段の脇には赤い涎掛けを付けたお地蔵さん、境内の奥には古い地蔵堂が建っていました。市ヶ尾竹下地蔵堂(千日堂)とも呼ばれ江戸中期に建てられた真宗のお寺とも伝えられています。
地蔵堂から坂道を下って行くと左手には青葉消防署、青葉区のスポーツセンターがあります。県道を越えると鶴見川です。ここからは緩やかな登りが始まります。
住宅地の中をしばらく登ると小公園の脇に医薬神社、大国主命を祀る神社で医療系の神社ではないようでした。
帰りは青葉台駅へ、残暑もまだまだ厳しい中の街あるきはかなり疲れる一日でした。