甲州街道・調布から矢川 


 歩行時間:行動時間 5:06、歩行時間 4:39
 歩行距離:15.6km
 累積標高差:+69m、-36m
 往路:京王線・調布駅、復路:南武線・矢川駅
 訪問日:2025年4月8日

 

 コースタイム


調布駅11:22~常演寺~源正寺~西光寺・近藤勇像11:58~飛田給駅~飛田給薬師堂~金剛寺~下染屋神明社~西武多摩川線踏切~染屋不動堂~常久八幡神社~はなの舞・昼食13:25~京王線踏切~東京競馬場~武蔵国府八幡宮~稲荷神社~武蔵国衙跡~大國魂神社14:25~稲荷神社(神戸稲荷講)~無名の神社~府中高札場~高安寺14:53~矢島本陣移築表門~熊野神社15:30~南武線跨線橋~獅子宿跡~本田家住宅~常夜灯~谷保天満宮15:55~滝之院~永福寺~矢川駅16:28

 

 調布駅~西光寺~染屋神明社~東調布


甲州街道の街歩きの続きは調布駅からです。南武線の途中で乗っていた電車が人身事故で緊急停止、事故により電車が遅れるのは良くあることですが乗っていた電車が事後に会ったのは初めてです。1時間ほど電車の中に缶詰状態になりましたが、社内放送で事故の情報、運航再開について頻繁に案内していました。

調布市・調布駅の駅前
調布駅の駅前
調布市・鶴川街道が交差する下石原交差点
鶴川街道が交差する下石原交差点
調布市・常演寺の本堂
常演寺の本堂
調布市・源正寺
源正寺

京王相模線に乗り換え調布についたのは11時過ぎ、駅前から甲州街道歩きが始まります。調布駅周辺には常演寺源正寺西光寺があります。西光寺には新選組の局長となり幕末の世界を駆け抜けた近藤勇の石像がありました。

街道のあちこちには近藤勇ののぼり旗が建っていました。近藤勇や土方歳三が剣術を学んだ小野路の天然理心流の道場までは多摩川を越え4里ほどとか、調布からはかなりの距離があるところのようです。

程なく飛田給(とびたきゅう)です。ここはFC東京や東京ベルディのホームグランドである味の素スタジアムがあるところです。駅にはFC東京のポスターなどがありましたが飲食店などは多くありません。ニュースで報道されていた牛丼チェーン店は衛生対策のためか一時休業をしていました。

調布市・西光寺の山門
西光寺の山門
調布市・西光寺に近藤勇の像
西光寺に近藤勇の像
調布市・飛田給駅
飛田給駅
調布市・飛田給薬師堂
飛田給薬師堂

飛田給薬師堂金剛寺下染屋神明社などを過ぎると西武多摩川線の踏切です。その先には染屋不動尊がありました。染屋の地名は調布で作られた布を染めていたところと伝えられています。

調布市・下染屋神明社
下染屋神明社
調布市・甲州街道は県道229号線と名を変え
甲州街道は県道229号線と名を変え
調布市・西武多摩川線踏切
西武多摩川線踏切
調布市・染屋不動堂
染屋不動堂

常久八幡神社を越えると新小金街道、その先は東府中駅です。駅近くのはなの舞でお蕎麦とねぎとろのお昼ご飯にしました。

 

 東調布~武蔵国府八幡宮~大國魂神社~高安寺~熊野神社~谷保天満宮~矢川駅


頻繁に電車が通る踏切は京王線、東京と高尾を1時間ほどで結ぶ電車です。

調布市・はなの舞で昼食
はなの舞で昼食
調布市・京王線の踏切
京王線の踏切
調布市・府中競馬場の東門
府中競馬場の東門
調布市・武蔵野国府八幡宮
武蔵野国府八幡宮

府中競馬場の前をまわり立ち寄ったのは武蔵国府八幡宮、国府の守護神として建立された神社です。甲州街道からは長い参道の先に祀られていました。

府中は武蔵国の国府が置かれたところ、国衙は行政を行っていた役所群と言います。赤い柱で再現された国衙跡にはパネルなどの展示が行われていました。

広い道は大国魂神社の参道、見上げる随神門と赤い中雀門の先に大きな拝殿があります。武蔵国の総社として長い歴史を持つ神社で毎年5月のくらやみ祭りでは80万人の人を集めると言います。参道の傍には忠魂碑、太平洋戦争で沈没した軽巡洋艦多摩の慰霊碑もあります。拝殿周辺にはたくさんの摂社、末社が祀られていました。

調布市・武蔵国衙跡
武蔵国衙跡
調布市・武蔵国衙跡の展示館
武蔵国衙跡の展示館
調布市・大國魂神社の随神門
大國魂神社の随神門
調布市・大國魂神社の中雀門
大國魂神社の中雀門

参道の途中、府中市役所の傍には武蔵国府の標石がありました。武蔵の国国分寺は武蔵国分寺跡からお鷹の道で歩いたところで、律令時代の府中は政治の中心でした。しかし関東の政治の中心は鎌倉や小田原、江戸などに移り江戸時代には甲州街道の宿場町、多摩地方の商業の中心となりました。

調布市・大國魂神社の拝殿
大國魂神社の拝殿
調布市・稲荷神社の鳥居
稲荷神社の鳥居
調布市・桜は葉が目立ち始めています
境内の桜は葉が目立ち始めています
調布市・見上げる高札場
見上げる高札場

再び甲州街道の街歩き、府中街道との交差点には見上げる高札場があります。近くには古い酒屋さん、番場屋と書かれた料亭屋さんも残っています。

弘安寺は曹洞宗の大きなお寺です。仁王像、お地蔵さん、奪衣婆が祀られた山門をくぐると本堂、お地蔵さんの傍には風車が回る水子地蔵が祀られていました。

調布市・古い歴史の番場屋
古い歴史の番場屋
調布市・弘安寺の仁王門
弘安寺の仁王門
調布市・弘安寺の境内に水子地蔵
境内に水子地蔵
調布市・「ちはやふる」のマンホール
「ちはやふる」のマンホール

歩道には「ちはやふる」のカラーマンホールがありました。アニメで若い女性に人気のようで百人一首の「ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川・・」で知られています。「ちはやふる」の意味は激しい、荒々しいという意味で、竜田川のモミジの流れえる様を表しているとか。

しばらく歩くと矢島本陣移築表門、改修の工事中と言うことで立ち入りは禁止されていました。

新府中街道を越えると熊野神社です。満開の桜に包まれた神社の会館ではお花見なのか地域の会合が開かれていたようです。

調布市・矢島本陣移築表門
矢島本陣移築表門
調布市・新府中街道と交差
新府中街道と交差
調布市・熊野神社の鳥居
熊野神社の鳥居
調布市・熊野神社の拝殿裏に上円下方墳
拝殿の裏に上円下方墳

熊野神社の裏手には石積みがされた上円下方墳があります。被葬者など判っていないようですが7世紀頃の地元有力者のものと推定されているようです。近くには玄室のレプリカの展示、出土品など紹介する武蔵府中熊野神社古墳展示館がありました。

調布市・南武線を越え
南武線を越え
国立市・獅子宿跡の石碑
獅子宿跡の石碑
国立市・本田家住宅は修理中
本田家住宅は修理中
国立市・谷保天満宮
谷保天満宮

南武線の線路を超えしばらく歩くと保谷天満宮があります。甲州街道に面した鳥居から下って行くと神楽殿や拝殿、社務所、宝物館があります。石段を下って参拝する神社はなかなか目づらしいものです。

近くには滝之院永福寺がありました。

国立市・谷保天満宮の境内に大きな社務所
境内に大きな社務所
国立市・滝之院
滝之院
国立市・永福寺は桜か満開
永福寺は桜か満開
国立市・南武線の矢川駅
南武線の矢川駅

帰りは南武線の矢川駅から、次は中央線の西国分寺駅ということで南武線の終点は目の前のところです。歩き始めが遅れたこともありましたが5時間ほどの街道歩きでした。

 

 コースGPSmap


 クリックするとGPSLogをダウンロードします。

 

 その他のコース・山行記録


TAG:甲州街道
 訪問者数 今月:45件
 Back