武蔵国の総社であり、東京五社の一社です。また武蔵国の一之宮から六之宮までを合わせ祀るため、「六所宮」とも呼ばれています。
武蔵の国一宮は小野神社(多摩市一ノ宮)、二宮は小河神社(あきる野市二宮神社)、三宮は氷川神社(埼玉県大宮市)、四宮は秩父神社(埼玉県秩父市)、五宮は金鑽神社(埼玉県神川村)、六宮は椙山神社でした。戦国期以降には氷川神社が一之宮と称されるようになったようです。
旧鎌倉街道から続く参道には大きな随神門、その先には赤い中雀門があります。その先には大きな拝殿と玉垣に囲まれた本殿があります。
拝殿をめぐるように住吉神社、大鷲神社、東照宮、巽神社、松尾神社、水神社などの境内末社が祀られています。
住吉神社は三筒男神を祀る神社で神功皇后の三韓征伐の皇軍を守護した海の神、大鷲神社は「おとりさま」と称し酉の日には商売繁盛の神として信仰された神社と言います。
巽神社は市杵嶋姫命を祀り神社、松尾神社は大山咋命(おおやまくいのみこと)を祀る神社で酒の神として信仰を集める神社と言います。
忠魂碑は戦争の戦没者を祀る忠魂碑で、傍には海軍の軽巡洋艦・多摩の泉保と社の慰霊を祀る慰霊碑があります。
宮乃咩神社は古事記ので知られる天鈿女命(あめのうづめのみこと)を祀る神社、芸能、安産の神として崇敬されています。拝殿の脇には安産を祈願して底が抜けた柄杓が奉納されていますた。
甲州街道に面したところには神戸稲荷神社があります。大國魂神社はたくさんのご利益に溢れるところのようです。
出雲神話の神。素戔嗚尊(すさのおのみこと)の子または孫です。少彦名神(すくなびこなのかみ)とともに、中つ国の経営を行っましたが、天照大神(あまてらすおおみかみ)の使者が来ると国土を献上してみずからは隠退しました。
大黒天と同一視されるようにもなりました。因幡(いなば)の白兎の神話は唱歌にも歌われています。
日本神話に登場する神で出雲神話の祖神とされています。伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)の子で天照大神の弟とされています。
高天ヶ原で多くの乱暴を行ったことで天照大神が怒り天の岩戸にこもり、高天ヶ原から追放されました。出雲に下り八岐大蛇を退治し奇稲田姫命(くしなだひめ)を救ったとされています。
日本神話で高天原(たかまがはら)の主神。伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の娘。太陽神であり皇室の祖神として伊勢神宮の内宮に祭られています。
素戔嗚尊(すさのおのみこと)の乱暴に天の岩戸にこもり国中が暗闇になったという岩戸神話や孫の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)を葦原中国に降臨させた天孫降臨の神話が知られています。