相模湖駅9:05~與瀬神社、慈眼寺~相模湖展望台9:32~観福寺~吉野宿高札場~吉野宿ふじや10:37~吉野神社10:42~藤野駅入口11:25~増珠寺~福泉寺12:37~牛倉神社~台湾料理真味~上野原駅13:35
甲州街道の街道歩きは相模湖駅から、5月と言うのに25度を超える暑さで熱中症の注意がニュースなどに流れています。暫くすると街道歩きも厳しくなってくるのでしょう。
相模湖の駅前から国道20号線へ、駅前でお昼のお握りと思っていましたが、駅前の店屋さんにお握りなどは売っていません。取りあえず国道20号線を歩き始めます。幸い国道沿いにはコンビニが店を開いていました。
與瀬神社の入り口で道を右に、ここは裏高尾の縦走で利用する明王峠への登山口です。中央道を越える長い階段の傍には慈眼寺、その先には與瀬神社の階段がありました。
慈眼寺の墓地の上は相模湖展望台です。相模湖の上には石老山、その先に丹沢の山々が見えているようですが濁った空の下に展望は今一つです。
展望台からは旧甲州街道を歩くことになります。甲州道中と書かれた道標には横道、橋沢などの地名が書かれています。道端には自然石の石仏が祀られていました。
子の入の道標から坂道を下って行くと観福寺、さらに下ると国道20号線に合流します。その先は吉野宿です。
国道沿いに吉野宿ふじや、古道沿いには明治天皇の行在所となった聖跡の石碑がありました。急な坂を登って行きと
沢井橋を渡る橋は小猿橋、かつてかけられていた橋は観光地ともなっている猿橋と同じ工法の橋で小猿橋と呼ばれていたと言います。橋を渡ると藤野町、近くには中央道の藤野パーキングエリアがあるところです。
日連橋へ下って行く道を左に分けると藤野駅の入り口、国道沿いには蕎麦屋さんやラーメン店などがありますが店を開けていないようです。まだ時間が早いのか店を閉めてしまったのか、地方のお店屋さんはなかなか大変なところが多いようです。
右手の坂道を登って行くと増珠寺です。境内には赤い涎掛けをしたたくさんのお地蔵さんが祀られていました。
損傷があるのか通行止めとなっていた石段の脇には力士追手風喜太郎の碑があります。追手風は関野に生まれた力士で天保時代には西の大関まで登ったと言います。
ここからも国道20号線を歩いて行きます。薄雲が広がる空の下、日差しはそれほど強くないものの気温はすでに30度近くにもなっています。緩やかに登って行く国道は神奈川と山梨の県境となるところです。
汗を拭きながら坂道を登って行くと上野原の市街地です。右手の住宅地の中には福泉寺があります。
地元の檀家寺のようで境内には大きな墓地、本堂の脇には秋葉神社も祀られています。
上野原は八重山や要害山など山登りで何度も訪れたところです。途中で見つけた台湾料理のお店でお昼です。初めて口にした台湾ラーメンは食べなれた豚骨や味噌などのラーメンとは一味違っていました。
上野原の駅は長い坂道を下ったところにあります。何処かの学校の下校時間と重なったようでホームにはたくさんの学生が電車を待っていました。この次の甲州街道歩きは上野原から、甲府まではまだまだ長い道のりが続くようです。