甲州街道・明大前から調布 


 歩行時間:行動時間 5:35、歩行時間 4:55
 歩行距離:16.8km
 累積標高差:+55m、-60m
 往路:京王井の頭線・明大前駅、復路:京王線・調布駅
 訪問日:2025年3月26日

 

 コースタイム


明大前駅10:10~築地本願寺和田堀廟所10:20~永福寺10:39~五輪庚申供養塔~永福稲荷神社~覚蔵寺11:12~宗源寺~庚申堂~塚山公園~下高井戸八幡神社11:52~八幡山駅12:24~ぎょうざの満州12:30/55~旧甲州街道入口13:06~長泉寺~大橋湯の跡~千歳烏山駅入口~一里塚(内藤新宿から3里)~仙川~昌翁寺13:56~仙川一里塚~馬宿川口屋跡~金龍寺14:19~地蔵菩薩堂~柴崎駅入口~野川~旧甲州街道入口14:48~庚申塚~国領駅入口~圓福寺~常牲寺・調布不動尊15:10~蓮慶寺~小島一里塚~調布駅15:45

 

 明大駅前~永福寺~下高井戸八幡神社~八幡山駅


甲州街道の続きは明大前駅からです。京王線の沿線には調布や府中があり、小田急線の百合丘などとともに都心へのアクセスが良い人気の町の一つです。

府中はかつて武蔵の国府が置かれていたところです。また調布は昭和になって調布町と神代村が合併し誕生した新しい町です。調布の地名は昔の租税の調で布を納めていたことによるものと言います。

ゲゲゲの鬼太郎、作者の水木しげるさんは調布に住んでいたことからゲゲゲの鬼太郎の聖地と言います。鬼太郎は布多天神社(ふだてんじんしゃ)裏の雑木林に住んでいたとされているようです。

井の頭線・明大前駅
明治大学

たどり着いた明大前駅から国道20号線へ、明治大学の傍には築地本願寺和田堀廟所がありました。東京にある5つの分院の一つで、関東大震災による築地本願寺境内の墓地・石碑移転に伴い、和田堀廟所が設立されました。

大きな墓地には樋口一葉、笠置シズ子、古賀政男、水谷八重子、服部良一などの著名人も埋葬されていると言います。

神田川は井の頭池を源泉とする川で東京都の中心部を流れ、隅田川に合流する河川です。都市河川と言うこともありコンクリートの護岸で覆われているところも多い川です。

築地本願寺和田堀廟所
神田川
永福寺の山門
永福寺の本堂

神田川を越えると永福寺です。ここは大永2年(1522)に創建された古いお寺で永福町の地名の由来となりました。

近くには永福稲荷神社があります。永福町の氏神で京都伏見稲荷大社のご分霊を勧請したのが始まりと言います。

神田川に沿うようにして玉川上水が流れています。羽村を取水口として江戸の四ツ谷木戸まで流れる42.74Kmの上水道で、武蔵野台地の尾根筋を流れています。現在は高井戸インター近くのから暗渠となり、その跡地には公園や緑地が整備されています。この周辺には玉川上水永泉寺緑地、咲き始めたソメイヨシノはまだ3分咲きと言ったところでした。

永福稲荷神社の鳥居
永福稲荷神社
玉川上水緑地
国道20号線

国道20号線沿いには覚蔵寺宗源寺がありました。

住宅地の中をしばらく歩くと庚申堂があります。大きな2基の庚申塔と馬頭観音が祀られていました。この周辺にはコミュニティバスが運行されているようで狭い道にバス停もありました。

覚蔵寺の山門
宗源寺の山門
道端に庚申堂
塚山公園

神田川に架かる橋は鎌倉橋、橋のたもとには鎌倉街道の石碑があります。鎌倉古道上道の府中はかつて武蔵の中心であったところ、府中から府中道や横山道、深大寺街道などの道があったと言われています。この橋もそのような古道の痕跡の一つなのでしょう。

鎌倉街道の石碑
神田川にはしだれ桜
下高井戸八幡神社の鳥居
下高井戸八幡神社の拝殿

神田川沿いの下高井戸八幡神社は下高井戸・浜田山の鎮守の神社です。太田道灌が江戸城構築の際建立した神社と言います。境内には天祖神社や祖霊神社、御嶽神社などの摂社、近くには45貫という力石がありました。米1俵、60Kgを担げると1人前と言ったようですが168kgを越える力石はとても持ち上げられるものではありません。

上北沢駅近くで首都高の高架橋は北へと向きを変えます。甲州街道のケヤキ並木はこの暖かさで芽吹き始が始まっていました。

高速4号の高架橋下を通り国道20号線へ
国道20号線は芽吹き始めたケヤキ並木
京王線八幡山駅
街中華・ぎょうざの満州

しばらく歩くと京王八幡山駅です。駅前には小さな飲食店街の中に見つけた街中華の店は「ぎょうざの満州」、埼玉が発祥のお店と言います。

かつて満州から引き揚げたという中華屋さんで水餃子を食べた記憶がありますが、モチモチして日本の餃子とは少し違う食感だった記憶がありました。満州の名前が付いていましたが味は日本の餃子、でもとても美味しかったです。

 

 八幡山駅~金龍寺~調布不動尊~調布駅


駅前の先は高井戸陸橋です。ここは環八が通るところです。国道246号線から環八を通り練馬インターに向かったことがありますが、かなりの渋滞で悩まされるところでした。

高井戸陸橋・環八通り
国道20号を離れ旧甲州街道
長泉寺の山門
長泉寺の本堂

国道20号線を離れ再び旧甲州街道を歩いて行きます。長泉寺は曹洞宗のお寺、境内にはたくさんの石仏が祀られています。本堂の前には十六羅漢が祀られていました。釈迦が亡くなったあとを託された16人の聖者で、賓度羅跋ばら惰闍(びんどらばらだじゃ)、迦諾迦伐蹉(かなかばっさ)、迦諾迦跋釐堕闍(かなかばりだじゃ)、蘇頻陀(そびんだ)・・・などがいると言います。

しばらく甲州街道を進むと千歳烏山商店街、さらに進むと仙川です。この川は野川と合流し二子玉川付近で多摩川に流れ込みます。

旧甲州街道
大橋湯の跡
千歳烏山商店街
仙川を渡り

再び国道20号線と合流すると昌翁寺です。大きな山門のあるお寺は慶長時代に創建された天台宗の古刹と言います。本堂書院庫裏新設縁由の石碑には長い寺の歴史が書かれていました。

道端の仙川一里塚跡の碑には「江戸日本橋から5里、甲州街道と三鷹街道の交差点」と書かれていました。

昌翁寺の山門
昌翁寺の本堂
仙川一里塚跡
キューピーマヨネーズの博物館

その先にあった建物はキューピーマヨネーズのマヨテラスという博物館とか、門の上には可愛らしいキュウピーが立っています。子供連れで訪れると結構楽し気なところなのでしょう。

その先には滝沢旧街道があります。馬車や荷車が主流だった時代には甲州街道の難所の一つとされた急坂で近くには馬宿・川口屋があります。馬宿(うまやど)は伝令などの馬を換えるところ、川口屋は馬方や行商人を相手の宿を生業とされていたと言います。

馬宿・川口屋跡
金龍寺の山門
金龍寺の本堂
大江戸地図にも記されています

金色の仁王像が建つ金龍寺は曹洞宗のお寺です。境内には仁王像、十六羅漢像、十王石窟など色々見どころのあるお寺でした。

柴崎駅入り口を越えると野川です。以前野川を歩いたときは府中から深大寺まで。その先の野川は二子玉川へと流れて行きます。

柴崎駅入口
野川を渡ります
再び旧甲州街道へ
国領駅入口

道は再び国道20号線を外れ旧街道へ、圓福寺をこえると常牲寺です。境内には成田山から勧請した不動尊を祀る不動堂があり調布不動尊と呼ばれています。大きな境内には不動堂のほか薬師堂、馬頭観音堂、一願地蔵堂などがありました。

長楽院・成田不動の山門
常牲寺の薬師堂
成田不動尊を祀る不動堂
常牲寺の本堂

調布駅近くには日蓮宗の蓮慶寺があります。朱塗りの山門(赤門)を許された格式の高いお寺です。境内には当時使用された古い赤門がありました。

調布の駅前はたくさんの人で賑わっています。駅前の工事が行われているようでバスロータリー近くには白いフェンスが張めぐらされています。

蓮慶寺の赤門
蓮慶寺の本堂
小島一里塚
調布のマンホール

駅の先には小島一里塚があります。日本橋から6里(24Km)の一里塚のようす。

調布駅
乗り換えた京王稲田堤駅

今回の街道歩きは調布駅が終点でとしました。この次は府中を越え八王子、大垂水峠へと続きます。日野までは14km、高尾までは25km、甲州街道を歩く旅もなかなか遠いものです。

 

 コースGPSmap


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