秩父観音霊場29番 長泉院 
秩父観音霊場29番の寺は笹戸山長泉院、曹洞宗の寺院です。
境内は春の花が咲き競っていました。境内の花だよりでは今咲いているのはアセビ、ミツバツツジ、ソメイヨシノ、ツバキ、ヤエシダレザクラ、ボケ。本堂手前のミツバツツジが赤紫の花が咲き乱れています。
たくさんの千社札が張られている観音堂には三千女の瀧女の奉納額、渕より瀧女が現れ龍燈を捧げ十余人の巡礼を案内し岩屋の中より聖観音像を見出し御堂を建てて安置せられたと書かれていました。
また観音堂の前には河原の石に書かれた達磨像が置かれていました。
◆市指定史跡
曹洞宗の寺院で、開山は正暦元年(九九〇)平安時代中期である。
無住の観音堂であったが元亀二(一五七一)年に日野沢(皆野町)大通院より和尚を招聘、以降曹洞宗に列して寺院としての面目を得た。
堂宇はその後何度も火災に遭ったが、現在の本堂は場所を移し、天保四年(一八三三)に建てられたものである。
日本有数の石札が残ることから石札堂とも呼ばれ、本堂左側の竹林も寺院のたたずまいを際立たせている。
◆長泉院の文化財
●聖観音立像
本尊で平安時代、慈恵大師の作
●石札
伝えによれば秩父観音霊場開開のおり紀州熊野権現よりおくられたものという
●地獄極楽絵図
江戸時代の民衆の教化資料、四幅で構成される
●徳川将軍家奉納品
五代将軍綱吉公の側室北の丸様の姪竹姫の眼病平癒祈願がかない、御礼として奉納されたものである。(葵御紋戸帳他)
●葛飾北斉納額
北斉の桜花の図が描かれ、文化八年ここ北斉燈下の筆とある
秩父市教育委員会
関連記録・コース禅宗の一派。中国の禅宗第六祖慧能の法系である洞山良价 (807~869年) を祖とする。中国禅宗五家七宗の一つ。鎌倉時代に道元が入宋して伝えた。福井県の永平寺と神奈川県の総持寺とを大本山とする。
鎌倉時代の仏僧。曹洞宗の開祖。内大臣久我通親の子。幼くして比叡山に上ったがその教学に疑問をもち、栄西について禅を学び1223年明全(みょうぜん)とともに入宋した。天童山で如浄の印可を受け1228年帰国した。
六観音は六道輪廻の思想に基づき、六種の観音が六道に迷う衆生を救うという考えから生まれたもの。地獄道 - 聖観音、餓鬼道 - 千手観音、畜生道 - 馬頭観音、修羅道 - 十一面観音、人道 - 准胝観音、天道 - 如意輪観音とされる。天台系では准胝観音の代わりに不空羂索観音を加えて六観音とする。
源頼朝によって発願され、源実朝が西国の霊場を模範として制定したと伝えられてる33ヶ所の観音霊場。神奈川・埼玉・東京・群馬・栃木・茨城・千葉にかけてある札所を巡拝すると1,300キロメートルになると言う。