野坂寺 


 寺社の種類:臨済宗南禅寺派の寺
 山号:佛道山
 創建の時期:-
 所在地:埼玉県秩父市野坂町2丁目12-25
 訪問日:2023年4月18日

 

秩父観音霊場12番の寺は野坂寺です。山門は重層入母屋造りで左右の花頭窓には十王仏が安置されています。山門の中央にはあずかり観音があります。「右側は怒り・腹立ちを預け平常心に、中央は病気・痛みを預け楽しい日々に、左は煩い、悩みを預け安らぎの心に」の顔をしていると言います。

野坂寺の案内板
境内に石仏
楼門造りの山門
山門に千社札
山門のあずかり観音
十牛観音
野坂寺の由緒書き
境内に御手水場
振り返る山門
六地蔵
六地蔵
野坂寺の本堂
本堂
呑龍堂
呑龍堂の観音様
境内に子育て地蔵
おそうじ小僧と石塔
弁財天堂
野坂寺の境内

境内の縁起によると「甲斐の商人が商いに来て秩父の山中で賊に会い、命も危ないとき一真に観世音を唱えると盗難を免れた・・・そののち甲斐より正観音を当所に安置しこの寺を建立した」と書かれていました。

境内には子授け観音と呑龍上人が祀られた呑龍堂があります。この観音様にお願いし子供が授かったら呑龍上人に子供の無事成長をお願いすると言います。

 

関連記録・コース

 臨済宗南禅寺派(りんざいしゅうなんぜんじは)

日本仏教の一宗派。臨済宗一四派の一つです。1291年、無関普門により始まる。本山は京都の南禅寺

 

 聖観音菩薩・正観音菩薩(せいかんのん)

六道を教化する六観音の一つ、地獄道を化益するという。1面2臂が特徴とされる。

 

 秩父三十三観音霊場・秩父三十三ケ所

秩父地方にある三十三ヶ所の観音の霊場。実際は三十四ヶ所あり西国三十三観音霊場坂東三十三観音霊場と合わせて日本百観音霊場とした。

 

 六観音(ろくかんのん)

六観音は六道輪廻の思想に基づき、六種の観音が六道に迷う衆生を救うという考えから生まれたもの。地獄道 - 聖観音、餓鬼道 - 千手観音、畜生道 - 馬頭観音、修羅道 - 十一面観音、人道 - 准胝観音、天道 - 如意輪観音とされる。天台系では准胝観音の代わりに不空羂索観音を加えて六観音とする。

 

 西国三十三観音霊場・西国三十三ヶ所

近畿地方を中心に散在する33ケ所の観音霊場。花山法皇の巡礼を創始とすると伝えられる。室町時代から民間人の参拝が増え、江戸時代に盛んとなった。

 

 坂東三十三観音霊場・坂東三十三ヶ所

源頼朝によって発願され、源実朝が西国の霊場を模範として制定したと伝えられてる33ヶ所の観音霊場。神奈川・埼玉・東京・群馬・栃木・茨城・千葉にかけてある札所を巡拝すると1,300キロメートルになると言う。

 

TAG:秩父三十三観音
 訪問者数 今月:15件
 Back