秩父観音霊場13番の寺は慈眼寺です。本尊の薬師瑠璃光如来は「め」の仏様で眼病治癒、身体堅固、家内安全等のご利益があると言います。毎年7月8日には「あめ薬師」と呼ばれる薬師如来の縁日が開催されます。
境内には御神木としてメグスリノキが生えていました。日本国内だけに自生するカエデの仲間で江戸時代では点眼薬や洗眼薬としても利用されていたと言います。現在は健康茶として人気があるようです。メグスリノキのお茶「眼茶」やメグスリノキのあめ「薬師あめ」などがお土産として売られています。
禅宗の一派。中国の禅宗第六祖慧能の法系である洞山良价 (807~869年) を祖とする。中国禅宗五家七宗の一つ。鎌倉時代に道元が入宋して伝えた。福井県の永平寺と神奈川県の総持寺とを大本山とする。
鎌倉時代の仏僧。曹洞宗の開祖。内大臣久我通親の子。幼くして比叡山に上ったがその教学に疑問をもち、栄西について禅を学び1223年明全(みょうぜん)とともに入宋した。天童山で如浄の印可を受け1228年帰国した。
六観音は六道輪廻の思想に基づき、六種の観音が六道に迷う衆生を救うという考えから生まれたもの。地獄道 - 聖観音、餓鬼道 - 千手観音、畜生道 - 馬頭観音、修羅道 - 十一面観音、人道 - 准胝観音、天道 - 如意輪観音とされる。天台系では准胝観音の代わりに不空羂索観音を加えて六観音とする。
源頼朝によって発願され、源実朝が西国の霊場を模範として制定したと伝えられてる33ヶ所の観音霊場。神奈川・埼玉・東京・群馬・栃木・茨城・千葉にかけてある札所を巡拝すると1,300キロメートルになると言う。