慈眼寺 


 寺社の種類:曹洞宗の寺
 山号:旗下山
 創建の時期:文明18年(1486年)、開基:見寺2世・東雄朔法
 所在地:埼玉県秩父市東町26-7
 訪問日:2023年4月18日

 

秩父観音霊場13番の寺は慈眼寺です。本尊の薬師瑠璃光如来は「め」の仏様で眼病治癒、身体堅固、家内安全等のご利益があると言います。毎年7月8日には「あめ薬師」と呼ばれる薬師如来の縁日が開催されます。

慈眼寺の山門
山門に案内板
慈眼寺の境内
御手水場
慈眼寺の本堂
慈眼寺の本堂
大悲閣の扁額
本堂の内部
納経所
納経掛け軸
境内に僧侶の像
慈眼寺の案内板
烏枢沙摩明王はトイレの神様
境内の稲荷社
経堂
境内に仏像
メグスリノ木の案内板

境内には御神木としてメグスリノキが生えていました。日本国内だけに自生するカエデの仲間で江戸時代では点眼薬や洗眼薬としても利用されていたと言います。現在は健康茶として人気があるようです。メグスリノキのお茶「眼茶」やメグスリノキのあめ「薬師あめ」などがお土産として売られています。

 

関連記録・コース

 曹洞宗(そうどうしゅう)

禅宗の一派。中国の禅宗第六祖慧能の法系である洞山良价 (807~869年) を祖とする。中国禅宗五家七宗の一つ。鎌倉時代に道元が入宋して伝えた。福井県の永平寺と神奈川県の総持寺とを大本山とする。

 

 聖観音菩薩・正観音菩薩(せいかんのん)

六道を教化する六観音の一つ、地獄道を化益するという。1面2臂が特徴とされる。

 

 秩父三十三観音霊場・秩父三十三ケ所

秩父地方にある三十三ヶ所の観音の霊場。実際は三十四ヶ所あり西国三十三観音霊場坂東三十三観音霊場と合わせて日本百観音霊場とした。

 

 道元(どうげん)・承陽大師

鎌倉時代の仏僧。曹洞宗の開祖。内大臣久我通親の子。幼くして比叡山に上ったがその教学に疑問をもち、栄西について禅を学び1223年明全(みょうぜん)とともに入宋した。天童山で如浄の印可を受け1228年帰国した。

 

 六観音(ろくかんのん)

六観音は六道輪廻の思想に基づき、六種の観音が六道に迷う衆生を救うという考えから生まれたもの。地獄道 - 聖観音、餓鬼道 - 千手観音、畜生道 - 馬頭観音、修羅道 - 十一面観音、人道 - 准胝観音、天道 - 如意輪観音とされる。天台系では准胝観音の代わりに不空羂索観音を加えて六観音とする。

 

 西国三十三観音霊場・西国三十三ヶ所

近畿地方を中心に散在する33ケ所の観音霊場。花山法皇の巡礼を創始とすると伝えられる。室町時代から民間人の参拝が増え、江戸時代に盛んとなった。

 

 坂東三十三観音霊場・坂東三十三ヶ所

源頼朝によって発願され、源実朝が西国の霊場を模範として制定したと伝えられてる33ヶ所の観音霊場。神奈川・埼玉・東京・群馬・栃木・茨城・千葉にかけてある札所を巡拝すると1,300キロメートルになると言う。

 

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