精進湖他手合浜駐車場10:28~パノラマ台入口10:46~1030m付近11:09/16~1083m展望台11:26/44~根子峠12:17/23~パノラマ台12:42/14:03~根子峠14:16/18~1083m展望台14:38/50~パノラマ台入口15:33~精進湖他手合浜駐車場15:40
梅雨明けが発表されると真っ青な夏空と35度に迫りそうな猛暑が始まります。もう低い山への山行は無理と言うことで山の会の仲間と精進湖の近くのパノラマ台を目指すことにしました。
たどり着いた精進湖の他手合浜駐車場はたくさんの観光客や家族連れで賑わっています。精進湖では全国少年少女カヌーの大会が行われているようで、競技の案内や順位などがスピーカーから流れていました。
駐車場の先は子抱富士のビューポイント、富士山が大室山を抱くように見えることから観光ポスターでも目にするところです。
駐車場傍にはパノラマ台入口の大きな道標がありました。ここからは雑木林の中を登って行く岩交じりの山道が始まります。登山口の標高は910m、気温は26℃くらいでしょうか、精進湖が近くにあるや風も少しあることなど思いのほか涼しさを感じさせてくれる山道です。
ジグザグを切りながら高度を上げていくと視界が開ける休憩所です。大きくそびえる富士山、目の前には青く水を湛える精進湖が見えていました。
大きな富士山が目の前にそびえていますがスバルラインが走る五合目付近は白い雲がたなびいています。独立峰である富士山では上昇気流の影響で標高2000m付近には雲が湧き上がることが多いようです。
登山道は稜線に向かい雑木林の斜面を登って行きます。しばらく登ると少し朽ちかけた木の桟道、沢に向かい岩屑が崩れているところもあります。歩程3時間弱、観光地に近いこともあり子供連れなど思いのほか多くの人が登る山のようです。
しばらく登ると根子峠、右手の道は三方分山へと登る道です。
ここからは緩やかになった尾根道を登って行きます。ひと登りすると下毛町への分岐、さらに緩やかな稜線を進むと広く開けたパノラマ台にたどり着きました。
目の前は大きな富士山と大室山、山頂の案内板によると貞観噴火では長尾山周辺から噴出した大量の溶岩流が青木ヶ原を埋め尽くし、せの海を堰き止め西湖や精進湖が作られたと紹介されていました。
精進湖の左には王岳とそれから続く十二ヶ岳、その左に連なる青く霞む稜線は大菩薩嶺から飛竜山など奥秩父の稜線と言います。
山頂の東屋に腰を下ろし担いできたクリームシチュー味のフィットチーネです。でもアルミ鍋一つで作るパスタはお湯の分量など結構気を遣うものでした。
山頂の山鍋で1時間半ほど、予定では精進峠を廻って下山する予定でしたが根子峠から往路を戻ることにしました。
緩やかに斜面を下って行くこと1時間半ほど、たどり着いた精進湖の湖畔はまだたくさんの観光客で賑わっていました。