まぼろしの滝・小富士~須走口のハイキングコース~ 


標高
まぼろしの滝 2,075m、小富士1,969m
山域
富士山周辺
登山日
2021年5月24日(月)、晴れのち薄曇り
歩程
行動時間 3:10、歩行時間 2:05
歩行距離
4.4km
標高差
90m
累積標高差
+300m、-300m
登山口
御殿場ICから23kmmapon
交通機関
 須走五合目
登山コース
須走五合目~まぼろしの滝~須走五合目~小富士~須走五合目
コースmap
まぼろしの滝・小富士

 

 コースタイム


須走五合目駐車場10:00~まぼろしの滝10:35/11:05~須走五合目11:40~小富士12:05/12:40~須走五合目13:00~須走五合目駐車場13:10

 

 須走五合目~まぼろしの滝~須走五合目


昨年は富士山登山が全面的に禁止され静岡側の富士宮口では富士山スカイラインも通行止めになっていました。今年は7月の山開きから須走口や富士宮口、吉田口など山頂への登山道も開かれるようです。

ふじアザミラインの曲がりくねった道を登って行くと須走五合目です。かつて富士山を登ったときはここから山頂を目指したところです。

須走五合目
駐車場には車が数台
駐車場の奥からハイキングコース
火山灰の道を緩やかに登り初め

平日にもかかわらず駐車場にはたくさんの車が停まっていました。登山道は駐車場の奥から始まります。芽吹き始めたカラマツ林の中を登って行く登山道は最初から枯れた沢沿いの急な登りです。ガイドブックなどにも軽いハイキングコースとして紹介されていることもあるのか軽装のハイカーが目立ちます。

ひと登りすると火山礫の山肌を緩やかにたどる道です。開けた視界の先には箱根や愛鷹山、石割山や杓子山など山中湖の周辺の山々が一望できます。

浅い枯れ沢を渡り
急坂をひと登りするとカラマツの中の道

山名表示 ※クリックすると山名を表示・非表示します。
広がるパノラマは箱根や山中湖周辺の山

見上げる富士山の山頂は雪解けが進み八合目近くまでは黒い砂礫の山肌が見えているようでした。

見上げる富士山は雪解けが進み
枯れた沢は不浄流し
まぼろしの滝は水が流れていない
まぼろしの滝から見上げる富士山

たどり着いたまぼろしの滝は5月から6月初め、雪解けが進む天気の良い午後に見ことができる滝とか。残念ながら涸れた沢には水が流れた跡さえも見付けることができません。

この沢は 不浄流し(成就ヶ沢)と呼ばれているようです。富士山の噴火の歴史についての研究がネット上に見付けることができますがこの付近は幻の滝溶岩流とか、スコリア層の下の白っぽい岩が溶岩が流れた跡なのでしょう。

 

 須走五合目~小富士~須走五合目


須走五合目に戻ったのち小富士に向かうことにします。途中、浜松の中学生と言う100人近い子供たちの集団が山道を登ってきます。全員山の中でもマスク、3つのグループに分かれていましたがかなり密な状態です。山の中でのコロナの感染は報告されていないようですがやはり気になるものです。

茶店の先が須走五合目の登山口です。この時期、五合目からの登山道は冬季の閉鎖中と言うことで緑色のフェンスが張られていました。

須走五合目の茶店
五合目休憩所に案内板
須走ルートは冬季の通行止め
小富士遊歩道の入り口

コメツガやシラビソの林の中を緩やかにたどる道は遊歩道と言ったところです。

途中には旧馬返しへと下って行く道があります。この道をたどるとグランドキャニオンと呼ばれる深い沢に沿って下ることができるようです。グランドキャニオンでは、富士山の火山灰層が幾重にも縞模様を描いている様子を見ることができるところです。しかし崩壊が進んでいるようで通行止め、分岐にはトラロープが張られていました。

小富士の山頂にケルンと石祠
振り返る富士山
展望の先は八ヶ岳
勾玉のような山中湖
五合目休憩所に戻りました

小富士は富士山の寄生火山の一つ、石積みのある小さな山頂からは十二ヶ岳など河口湖周辺の山々、その奥に青く霞んだ稜線は八ヶ岳の頂です。

須走五合目の軽いハイキング、須走や御殿場のほか山梨にも富士山周辺にはまだまだ色々なハイキングコースがあるようです。機会があれば歩いてみたいものです。

 

 コース GPSmap


 クリックするとGPSLogをダウンロードします。

 

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