御殿場新五合目8:50~1592m付近9:30/35~幕岩10:10/30~四辻11:05/50~二ツ塚・下塚12:10/15~1600m付近12:35/50~御殿場新五合目13:15
たどり着いた御殿場新五合目の駐車場は薄曇り、それでもたくさんの車が停まっています。富士山山頂を目指す若者のほか宝永火口へと向かうハイカーも多いようです。
登山口は駐車場の奥、枯れた沢の側を僅かに登ると落葉松の林の中を緩やかに登って行くようになります。9月になって記録的な低温が続いています。標高1500mの気温は16℃くらい、それでも湿度が多いためか額には大粒の汗が噴き出してきます。
やがて登山道は涸れた沢を超えます。さらに道を進むと溶岩流の沢を登り幕岩にたどり着きました。目の前には高さ20mほどの岩壁が沢を巻くようにそびえています。まさに岩の幕と言ったところです。
道標に従い御殿庭・水ヶ塚方面に、荒れた急坂を登ると雑木林の中を登るハイキングコースです。途中幕岩上部の枯れ沢を渡り四辻へと登って行きます。
やがて道は森林限界を越え、フジアザミやメイゲツソウなどが目立つ斜面を登って行きます。目の前には富士山の頂が見えるはずですが巻き上げる雲に宝永山の斜面が僅かに見え隠れしているだけでした。
四辻は富士宮五合目と御殿場新五合目を結ぶバイキングコースの中間点、これをたどる学校登山やツアー登山なども見かけるところです。
四辻で昼食をしたのち二つ塚に向かいます。僅かに登った下塚の山頂には石碑が祀られていました。山頂はガスに包まれ展望は期待すべくもありません。
二ッ塚からは御殿場口の大石茶屋を目指して下って行きます。やがて山頂から下ってくるブルドーザーの音、富士山の登山は10日までですのでそろそろ荷下ろしでもしているのでしょう。
赤い旗がたなびく大石茶屋から僅かに下ると御殿場新五合目の鳥居です。車を停めた駐車場は僅かに下ったところでした。