紅葉台10:15~三湖台10:26/30~足和田山(五湖台)11:45/13:17~紅葉台14:10
西湖の湖畔に広がる稜線は足和田山、富士山周辺の初心者コースとしてガイドブックなどにも紹介されているところです。
山の会の仲間とたどり着いた紅葉台のレストハウス、駐車場脇の展望台からは富士山が見えていますがその山頂は雲の中でした。
ここからはまだ若葉も柔らかい稜線歩きが始まります。ひと登りすると三湖台です。開けた展望台からは目の前に西湖、左手には本栖湖や精進湖も見えているようです。そびえる頂は鬼ヶ岳から王岳、その奥には十二ヶ岳の岩山がそびえています。振り返ると大きな富士山、しかしその山頂は雲に覆われていました。
三湖台からは新緑の中を緩やかに下って行きます。ブナなどの明るい尾根上の登山道にはこの時期咲き始めたスミレ、ヒトリシズカ、ボケなどの花を見付けることができます。シカの食害などもあるようでシカが食べないマルバダケブキの若葉が目立つようです。
登山道は小さなコブを拾いながら尾根道を越えていきます。車は入っていないようですが登山道に沿って林道が続いています。山頂方面から下ってくる夫婦連れ、外国からのハイカーも多いようです。
ひと登りした先にもまたまた小さなコブ、小さな広場から木の階段を登って行くと足和田山の山頂にたどり着きました。
展望が開けた山頂には展望台が建っています。目の前には大きな富士山、振り返ると落葉松の林の先には西湖と十二ヶ岳の岩尾根が見え隠れしています。
目の前の富士山は相変わらず山頂を雲に隠しています。目の前には五合目のスバルライン、その下にはふじスキー場や大室山、片蓋山、長尾山などの寄生火山を見付けることができます。
石造りのテーブルに腰を下ろし担ぎ上げた鳥から鍋です。スーパーで買い求めた鶏のから揚げとエバラのプチっと鍋、出来上がりに大根おろしを添えることで大根とおろし金も持ってきました。〆はかきたまうどんです。
すでに5月ですが山頂の気温は10度ほど、まだ寒い山頂での山鍋は心も体も温まるものです。何かと仲間とのお話にも花も咲き少し寒めの山頂でのお昼ご飯に1時間半近くもかかってしまいました。
下山は車を停めた紅葉台へ、登山道脇に続いていた山道を下ることにします。雨の後などで登山道が泥だらけになるのでしょうが、今日は登山靴が汚れることもありません。
緩やかな山道を下って行くこと1時間ほど、たどり着いた紅葉台の駐車場にはまだ10台ほどの車が止まっていました。
富士山の展望だけを目当てに登ってきた車もあるようでしたがまだ目の前の富士山は頭を雲の中に隠していました。