宝登山駐車場9:00~宝登山神社9:10/15~250m衣類調整9:30/35~宝登山神社・奥社、ろうばい園、宝登山山頂10:15/30~林道分岐10:55~野上峠11:05~290m峰11:20/25~御嶽山11:50/12:25~萬福寺・観光トイレ13:05/20~やおよし長瀞店13:55/14:05~宝登山駐車場14:10
山の会の仲間との山行は宝登山です。雪が降っても安全、展望が良い、ろうばいの花が咲くというキーワードに集まった仲間は11人、車2台に分乗して長瀞の駅前に向かいました。
ろうばいの花が咲く駐車場から宝登山神社の参道を登って行きます。宝登山神社は秩父神社、三峰山神社とともに秩父三社と呼ばれています。現地の案内板によると日本武尊が山で火事にあったとき巨犬が現れ火を消したことから、火止神社(ほとじんじゃ)と言われていたと紹介していました。
ロープウェイの山麓駅に続く舗装道路を登って行くと山頂へと向かう山道が始まります。ジグザグを切りながら登って行く道にはショートカットする山道もあります。
山頂直下の小動物公園にたどり着くと宝登山神社の奥社はすぐ傍です。ろうばいの花が咲きはじめた急な階段をひと登りすると杉林の中の奥社にたどり着きました。
山頂直下のろうばい園は5分咲といったところか、気温はそれほど下がってはいないものの山頂は北からの強い風が吹き抜けています。
目の前に広がる秩父の山々を眺めながら山座同定、青く霞んでいるものの奥秩父の和名倉山や雁坂峠、甲武信岳などの頂も見付けることができました。両神山の岩峰の下には二子山も見えていました。
三角点が置かれた宝登山の山頂を踏んだのち、急な坂道を下って行きます。階段が続く急坂は200段とか、息を弾ませながら急坂を登ってくるハイカーが多いようです。
宝登山のロウバイが目当なのか気楽に登れることが魅力なのか、この時期は人気の山というのが頷けるところでした。
急坂を下ると分岐です。左手は皆野の根古屋へと下る関東ふれあいの道、我々は右手の林道を長瀞アルプスへと向かうことにしました。
明るく開けた長瀞アルプスの分岐もたくさんの人、道端でお弁当を広げている人もいます。我々とは逆に野上駅方面から登ってくる人も多いようです。
明るい雑木林の中をたどる道は小鳥峠、野上峠などを超える心地よいヒルウォークの道と言ったところです。小さなアップダウンがあるもののアルプスという名には少し物足りなそうなところかも知れません。
それでも北側から強い風は登山道の枯葉を巻き上げて吹き抜けています。緊張感が足りなそうな気軽な山道とは言ったものの、乾いた急坂は滑りそうで気を付けなければならない所もあました。
途中、右手に折れる道は御嶽山、天狗山へと向かう道です。御嶽山は御嶽山信仰の山で御嶽大神と刻まれた石碑の前には石鳥居や石灯篭がありました。ここからは神まわりと言う信仰の道が続いています。たくさんの石碑や石仏が祀られているとネットなどでも紹介されたいました。
吹き抜ける風を避け三笠大神の石碑の前で昼食です。神まわりの道を下ると野上駅までは30分ほどでしょうが、今回は分岐に戻り萬福寺へ向かうことにします。途中には環境協力金と書かれた赤いポストがおかれていました。
たどり着いた萬福寺からは車の流れも多い舗装道路を40分ほど、民家の庭先には紅梅や咲き始めた白梅も見付けることができました。
雪の心配のない展望の山、この時期は確かにおすすめの山の一つ言うことができそうでした。