御岳山駅10:15~御岳ビジターセンター10:25/35~御嶽山神社参道10:50~長尾平11:00/12:30~奥ノ院トイレ12:50/13:00~綾広ノ滝13:15~岩石園(ロックガーデン)~793m付近14:00/10~長尾平14:40/20~御岳ビジターセンター15:15/30~御岳山駅15:30
11月の初めはまだ20℃を超える日もありましたが、すでに紅葉の便りは奥多摩にも訪れています。天気予報では標高1,000mの気温は0℃、風は9mと山はすでに防寒対策が必要な季節を向かえているようです。
青梅駅で山の会の仲間と合流、御岳山ケーブルの滝本駅に向かいます。しかし、御嶽駅からは徒歩でケーブルカー駅へと登って行く人、途中の駐車場もすでに満車のようです。
テレビのニュースなどで奥多摩の紅葉が報じられたこともあるのか、この週末の御岳山は異常なほど紅葉狩りのハイカーで賑わっているようです。琴沢橋近くの駐車場に車を停めケーブルカーで御岳山駅へ、ケーブルカーは連続運転を行っているようで思いのほかスムーズに御岳平にたどり着けました。
御嶽山神社へと向かう表参道は真っ赤な紅葉に包まれています。天空のもみじ祭りが11月24日まで行われていると言うことですが、秋の訪れが遅くなっているのかまさに今が紅葉の真っ盛りです。
御師宿が軒を並べる参道を登って行くと御嶽山神社の随身門です。近くにあった10月桜は白い小さな花を付けていました。
石段の途中から道を左に、木漏れ日を浴びながらヒノキ林の道をしばらく進むとハセツネの石碑が建つ長尾平の入り口です。ベンチやテーブルが並ぶ長尾平はたくさんの人で賑わっていました。お昼時には少し早いようですが、見付けたテーブルで担いできた山鍋を楽しむことにします。
3リットルのコッヘルとストーブ、芋煮の材料など3kg近くあったようです。芋煮の材料は、A5の和牛コマ、サトイモ、ゴボウのささがき、人参、長ネギ、ブナシメジ、シイタケ、調味料は醤油、めんつゆ、酒、砂糖、かつおだしと、顆粒だしです。
一応はネットなどでも紹介されている山形地方の味付けでした。
〆はこちらもお馴染みのカレーうどん、山の上で仲間と囲む山鍋は確かに下界の味とは一味違うものがありそうでした。
長尾平からはロックガーデンに向かいます。
天狗の腰掛け杉で鍋割山へと登って行く道を分け、緩やかなハイキング道路をたどるとロックガーデンの入り口です。
急な坂を下って行くと白い飛沫を上げる綾広ノ滝です。ここからは苔むした岩を踏みながら渓流を下って行きます。すでにロックガーデンから登ってくる人も、中国の家族連れ、外国からのお客さんも多いようでした。
上高岩へと登って行く道を右に分けると渓流を離れた道は天狗岩へと登って行きます。途中で出会った家族連れ、スニーカーの底が外れて歩けなくなっているようです。持っていた靴紐と針金で修理、5年近くザックの中に眠っていましたが必要になるときはあるものです。
結束バンドや靴紐、ガムテープなど、過剰な装備はかえって重くなるものですが医薬品以外にも万一の用意が必要ということでした。
天狗の腰掛け岩から神苑の森を回って行こうと思いましたが道が崩壊しているのか通行止めででした。
長尾平のベンチに腰を下ろし燃えるような紅葉を眺めながら最後の小休止にしました。
この時期、すでに秋の花は咲いてはいません。それでも途中で見かけたリンドウ、10月桜の白い花、季節を間違えたシャクナゲなど、参道にはキッコウハグマの花ガラもありました。花がなければ小さな葉だけでは見分けるのが難しいものです。
御岳山駅前には帰りのケーブルを待つ列ができています。それでも連続運転を行っているようで思いのほかスムーズに滝本駅に下ることができました。山仲間と一緒に過ぎ去ろうとする奥多摩の秋を楽しんだ一日でした。