御岳交流センター駐車場8:25~573m付近9:45/55~惣岳山10:25~岩茸石山11:10/12:50~高水山13:15/20~軍畑駅14:40
山の会で予定していた山ごはんの山行は雨のため中止、そのリベンジと言うこともあり高水三山で山ごはん山行です。参加者は9名、今回は男性がシェフを務めることになりました。
たどり着いた御岳交流センターの駐車場にはすでに数台の車が停まっています。
登山口は御嶽駅裏の慈恩寺から、参道の脇には関東ふれあいの道の道標と案内板がありました。登山道は最初から杉林の中の急登から始まります。朝晩は秋めいてきたと言いながら気温は20度、額からは汗も噴き出してきます。
沢井への道を右に分けジグザグを切るように急坂を登って行くと注連の木です。2本の杉の木に切れかけたしめ縄が張られていました。
登山道は尾根を巻くようにして登って行きます。山頂直下にある祠は真名井、祠の下から水が湧き出すところですが今は枯れていました。
たどり着いた暗い広場は惣岳山の山頂、山頂の中央には青渭神社が祀られているところです。
惣岳山からは岩茸石山を目指すことにします。山頂直下には小さな岩場があります。登りに使うと何ともない岩場も右手が切れ落ち、下りでは多少危なそうな所でした。
岩茸石山へと続く道は雑木林の明るい道です。目の前に岩茸石山の山頂、その右手に広がるのは青梅周辺の街並みのようです。晴れているものの気温が上げっているようで白っぽい空の下に都心の街並は見付けることが出来ませんでした。
岩茸石山へは岩っぽい登りです。高水山方面からやってきたハイカーが下ってきます。高水山側から登るほうが比較的簡単なのかネット上の山行記などでも惣岳山側から登る記録は少ないようです。
広く開けた岩茸石山の山頂は展望が広がるところです。目の前には棒ノ折山とそれから続く有間山、日向沢ノ頭、川苔山、雲取山などの頂を見付けることが出来ます。武甲山の右には武川岳とそれから続く奥武蔵の長い稜線、その先には赤城山などの頂が見えているようでした。
山頂にピクニックシートを広げ山ごはんです。メニューはお米から炊くリゾット、栗とチョコレート、粉砂糖のモンブランとドリップコーヒー、それと自分が担いできたいも煮と〆のカレー、イカフライの天丼です。
米から作るリゾット (3人分)
材料:無洗米1合、干しシイタケ2個分、コンソメ小さじ2、粉チーズ大さじ2、オリーブオイル大さじ2、スキムミルク大さじ4、ドライトマトのオリーブ漬け大さじ2
作り方:無洗米、オリーブオイル、ドライトマトを鍋に入れ無洗米が透き通るまで炒める。水500cc、干しシイタケ、コンソメ、スキムミルクを入れ蓋をして10分煮る。粉チーズを加え軽く混ぜて出来あがり。
レシピ:実践日本百名山から
いも煮 (6人分)
材料:牛肉切り落とし300g、里芋400g、長ネギ1本、人参適量、ごぼう適量、シメジ、えのきだけ、しいたけ各適量、生うどん3玉
調味料:醤油・めんつゆ適量、和風だし(カツオの荒削り)、顆粒だし、酒・みりん、唐辛子
下準備:里芋は皮をむき適当な大きさに切って下茹でする。ニンジンは飾り切り、ごぼうは笹がき、長ネギはハス切りにしてジップロックへ。こんにゃくはスプーンなどでちぎっておく。
作り方:和風だし、酒、里芋、ごぼう、人参、こんにゃく、キノコを入れひたひたの水を入れ里芋が柔らかくなるまで煮る。醤油・めんつゆ、砂糖を加え牛肉を加えひと煮立ち、牛肉に火が入ったなら長ネギを加えて出来上がり。器に盛り唐辛子をかけいただきます。
〆のうどん:残ったスープに水、顆粒だしを加えうどんを入れる。うどんに火が入ったら市販のカレールーを加えひと煮立ちすると出来上がり。
何れ山の上でのご飯、晴れていれば何でも美味しく感じるものです。でも食材などは重たいもので担いできたザックは10kg以上、あまり高い山での山ごはんは難しいものがありそうです。
山頂で1時間半以上、やはり山ごはんは時間がかかるものです。岩茸石山からは高水山に向かうことにしました。
山頂直下の小さな岩場を下りしばらく杉林の中の暗い道を歩くと高水山への登り返しです。少し岩っぽい登りはザックが軽くなっているものの、お腹がくちくなったのか少し息が切れる登りでした。
高水山からも暗い杉林の中を下って行きます。神奈川県と東京のボランティアグループが登山道の整備を行っていました。雨で階段廻りの土が流れているため土嚢などで補修していると言いますがご苦労様です。
やがて堰堤が近づいてくると後は舗装道路歩き、軍畑駅発14時55分の電車に乗り車を停めていた御嶽山駅に戻りました。