さわらびの湯8:25~白谷沢入口8:55~藤懸ノ滝9:20~天狗ノ滝9:35~林道分岐10:10/30~岩茸石10:45~権次入峠11:10/20~棒ノ折山11:40/12:30~岩茸石13:10~731mベンチ13:30/40~さわらびの湯14:50
今年の天気は安定しません。秋雨が終わったと思っていましたがまた明日からは雨の日が続くと言います。温暖化により熱帯付近の海水温が高くなったため今年2度目の秋雨前線が発生したとか、線状降雨帯と呼ばれる激しい雨で山崩れや浸水などの災害が発生しているのも温暖化による海水温が高くなった影響なのでしょう。
たどり着いたさわらびの湯近くの駐車場には平日にも関わらず数台の車が停まっています。我々と同じように棒ノ折山を目指すハイカーの車もあるようです。登山口は有間ダムの奥の白谷沢入り口です。
登山ポストの傍には関東ふれあいの道の道標が、その傍には白谷の泉が沸いていると言いましが枯れたのか水は出ていませんでした。
登山道は樹林帯の中を緩やかに登り始めます。小さな露岩や濡れた岩場などもある登りです。しばらく登ると左手に藤懸ノ滝、ここからは沢沿いの登りが始まります。渡渉を繰り返しながら緑色のコケとシダに包まれた沢を登って行きます。
昨日は小雨が降っていたと言うことで濡れた岩場滑りやすく水量も少し多いようです。最初のゴルジュを抜けると小さな滝、その先は天狗ノ滝の脇を登って行くことになります。
さらに登ると第2のゴルジュです。登山道は右手の斜面に付けられた鎖を頼りにゴルジュの上に登って行きます。
白孔雀の滝を過ぎ、岩に垂れ下がったロープを登ると白谷沢の核心部は終わりです。樹林帯の中の良く踏まれた道を登って行くと林道にたどり着きました。
林道からは雑木林の中をひと登り、登山道は左手に折れ岩茸石へと登って行きます。見上げる大岩はチャートと言われる堆積岩とか、イワタケと言うきのこの仲間が採れたことから名付けられたのでしょう。近くの高水三山にも岩茸石山と呼ばれる頂がありました。
ここからは木の階段が続く急な登りです。土が流れたため歩きにくいこともあり階段の脇にはふみ跡が付けられていました。
たどり着いた権次入峠は岩茸石山、黒山から登ってくる関東ふれあいの道を合わせるところです。
ここはすでに棒ノ折山の肩です。木の根が煩い尾根道を緩やかに登って行くと広く開けた山頂にたどり着きました。
山頂には数組のグループがお弁当を広げています。我々もコッヘルを取り出し。きりたんぽ鍋とお握りの昼食にしました。
昼食の後はさわらびの湯に戻ることとします。権次入峠からは急な木の階段を下って行きます。
岩茸石を越えさらに木の階段を下って行くと林道を越えることになります。登り返した731mのピークは視界が開けるところ、近くには柵で覆われたパラグライダーの発着所がありました。
さらに樹林帯の尾根道を下って行きます。木の根のうるさい登山道を緩やかに下ってく道は視界もなくあまり楽しい道ではありません。そろそろ下りにも飽きはじめるころ、さわらび湯近くの登山口にたどり着きました。
白谷沢は渡渉や岩場などが続く変化に富んだ道です。関東ふれあいの道となっていることもあり登山道や鎖の整備がされていますがやはり沢歩き、雨の後などは水が増えることもあり避けた方が良さげなところです。
案内板によると棒ノ折山の登山道には岩茸石山、惣岳山から御嶽駅に下るもののほか、長尾丸山から日向沢ノ頭に向かうもの、有間川の落合に下る道や、岩茸石から湯基(とうざ)に下るものなどがあるようです。何時かこれらのコースも歩いてみたいものです。