棒ノ折山~沢を登る関東ふれあいの道~ 


標高
棒ノ折山(棒ノ嶺)969m
山域
奥多摩
登山日
2017年10月12日(木)、晴れ、20℃
歩程
行動時間 6:25、歩行時間 4:55
歩行距離
8.4km
標高差
710m
累積標高差
+923、-923m
登山口
棒ノ折山mapon
交通機関
 さわらびの湯
登山コース
さわらびの湯~(白谷沢)~権次入峠(ごんじりとうげ)~棒ノ折山~権次入峠~(滝ノ平尾根)~さわらびの湯
コースmap
棒ノ折山

 

山行の記録

 コースタイム

さわらびの湯8:25~白谷沢入口8:55~藤懸ノ滝9:20~天狗ノ滝9:35~林道分岐10:10/30~岩茸石10:45~権次入峠11:10/20~棒ノ折山11:40/12:30~岩茸石13:10~731mベンチ13:30/40~さわらびの湯14:50

 

 さわらびの湯~(白谷沢)~岩茸石~権次入峠~棒ノ折山

今年の天気は安定しません。秋雨が終わったと思っていましたがまた明日からは雨の日が続くと言います。温暖化により熱帯付近の海水温が高くなったため今年2度目の秋雨前線が発生したとか、線状降雨帯と呼ばれる激しい雨で山崩れや浸水などの災害が発生しているのも温暖化による海水温が高くなった影響なのでしょう。

たどり着いたさわらびの湯近くの駐車場には平日にも関わらず数台の車が停まっています。我々と同じように棒ノ折山を目指すハイカーの車もあるようです。登山口は有間ダムの奥の白谷沢入り口です。

登山ポストの傍には関東ふれあいの道の道標が、その傍には白谷の泉が沸いていると言いましが枯れたのか水は出ていませんでした。

さわらびの湯のバス停
青く水をたたえる有間ダム
白谷沢入り口に白谷の泉
樹林帯の登り

登山道は樹林帯の中を緩やかに登り始めます。小さな露岩や濡れた岩場などもある登りです。しばらく登ると左手に藤懸ノ滝、ここからは沢沿いの登りが始まります。渡渉を繰り返しながら緑色のコケとシダに包まれた沢を登って行きます。

昨日は小雨が降っていたと言うことで濡れた岩場滑りやすく水量も少し多いようです。最初のゴルジュを抜けると小さな滝、その先は天狗ノ滝の脇を登って行くことになります。

濡れた岩場を越え
登山道は沢筋に
藤懸ノ滝
沢を登って行きます

さらに登ると第2のゴルジュです。登山道は右手の斜面に付けられた鎖を頼りにゴルジュの上に登って行きます。

緑色のコケとシダに包まれた沢
最初のゴルジュ
渡渉を繰り返し
岩っぽい登り
天狗ノ滝の側を登り
渡渉を繰り返し
小さな滝の脇を登り
第2のゴルジュ

白孔雀の滝を過ぎ、岩に垂れ下がったロープを登ると白谷沢の核心部は終わりです。樹林帯の中の良く踏まれた道を登って行くと林道にたどり着きました。

ゴルジュの奥は鎖で
鎖で回り込むように登ると
小さな滝は白孔雀の滝
濡れた岩場にロープが垂れています
沢を離れ樹林帯の中を登り
林道を越えるとベンチ

林道からは雑木林の中をひと登り、登山道は左手に折れ岩茸石へと登って行きます。見上げる大岩はチャートと言われる堆積岩とか、イワタケと言うきのこの仲間が採れたことから名付けられたのでしょう。近くの高水三山にも岩茸石山と呼ばれる頂がありました。

ここからは木の階段が続く急な登りです。土が流れたため歩きにくいこともあり階段の脇にはふみ跡が付けられていました。

雑木林を登って行きます
たどり着いた岩茸石
権次入峠(ごんじりとうげ)
木の根道を登ると棒ノ折山の山頂

たどり着いた権次入峠は岩茸石山、黒山から登ってくる関東ふれあいの道を合わせるところです。

ここはすでに棒ノ折山の肩です。木の根が煩い尾根道を緩やかに登って行くと広く開けた山頂にたどり着きました。


山名表示 ※クリックすると山名を表示・非表示します。
棒ノ折山の山頂からの展望 (PhotoElementsで作成)
奥武蔵方面の視界が広がる山頂
山頂に案内板
紅葉が始まった山頂
山頂できりたんぽ

山頂には数組のグループがお弁当を広げています。我々もコッヘルを取り出し。きりたんぽ鍋とお握りの昼食にしました。

 棒ノ折山~権次入峠~岩茸石~(滝ノ平尾根)~さわらびの湯

昼食の後はさわらびの湯に戻ることとします。権次入峠からは急な木の階段を下って行きます。

権次入峠(を下って行きます
木の階段は歩き難い下り
岩茸石を越え
林道を越えて

岩茸石を越えさらに木の階段を下って行くと林道を越えることになります。登り返した731mのピークは視界が開けるところ、近くには柵で覆われたパラグライダーの発着所がありました。

731m峰にはパラグライダーの出発所か
再び林道を越え
樹林帯の下りに飽きはじめるころ
さわらびの湯近くの登山口

さらに樹林帯の尾根道を下って行きます。木の根のうるさい登山道を緩やかに下ってく道は視界もなくあまり楽しい道ではありません。そろそろ下りにも飽きはじめるころ、さわらび湯近くの登山口にたどり着きました。

 

白谷沢は渡渉や岩場などが続く変化に富んだ道です。関東ふれあいの道となっていることもあり登山道や鎖の整備がされていますがやはり沢歩き、雨の後などは水が増えることもあり避けた方が良さげなところです。

案内板によると棒ノ折山の登山道には岩茸石山、惣岳山から御嶽駅に下るもののほか、長尾丸山から日向沢ノ頭に向かうもの、有間川の落合に下る道や、岩茸石から湯基(とうざ)に下るものなどがあるようです。何時かこれらのコースも歩いてみたいものです。

 

 コース GPSmap

 クリックするとGPSLogをダウンロードします。

 

その他のコース・山行記録
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