柳沢峠710:45~柳沢ノ頭10:30/40~鈴庫山12:15/50~1640m付近13:10/20~1676mベンチ14:15/25~藤谷ノ頭14:45/50~ハンゼノ頭15:45/55~斉木林道ゲート16:20~柳沢峠16:30
9月は連日の雨模様、ニュースによると雨が降らなかった日は3日だけと言います。それでも10月になると秋晴れの天気が多くなると期待するところです。
山の会の仲間との軽いハイキングは柳沢峠近くの三窪高原です。かつては鹿による食害でツツジが全滅したとの話もありましたがネットなどでは6月中旬にはレンゲツツジの花も楽しむことができるようになったと言います。
柳沢峠の駐車場には車が数台、紅葉にはまだ早いこの時期に三窪高原を訪れる人は少ないようです。
駐車場側の階段を登ると竹森林道、僅かに登ると道標に従い山道を登って行くようになります。まだ紅葉には少し早いものの、真っ赤に紅葉したカエデも見付けることができます。
木の階段が続く明るい道を登って行くと大きな岩、その先を右に登って行くと柳沢ノ頭です。三角点が置かれた山頂からは御坂山塊の稜線、富士山はその上にそびえているはずですが雲の中にその姿を隠していました。
柳沢ノ頭から雑木林の尾根を下ると避難小屋がある分岐です。ここで道を左に、落ち葉に覆われた薄いふみ跡を下って行きます。レンゲツツジの時期には家族連れなどが多いところですが、今年はコロナウイルスの影響もあってあまり人が歩いていないようです。
朽ちかけた木の階段が続く雑木林の道を下っています。土が流れ枠だけになった木の階段は歩き難い下りでした。
しばらく下るときの階段の登り返し、山頂直下は岩交じりの急な登りです。たどり着いた山頂は木立に覆われたところです。
西方向は開け目の前に小楢山、その先に水ヶ森の頂が見えていました。薄く霞む御坂山の稜線には黒岳や釈迦ヶ岳が霞んでいます。しばらくすると雲の中から富士山が僅かに頭を出しましたがすぐに雲の中にその姿を隠してしまいました。
山頂で昼食の後、藤谷ノ頭に向かうことにします。木の階段が続く登り返しに息を切らせると電波塔への巻き道です。よく整備されている道には緑の苔が一面に、スギゴケは見分けがつくものの幾つか他の種類もあるようです。
やがて道は木の階段を登り電波塔にたどり着きます。ここからは明るい尾根道が続いています。しばらく進むとベンチが置かれた広場です。目の前には黒いシルエットとなった鈴庫山、その先には御坂山塊の稜線が霞んでいました。
防火帯のような開けた道をひと登りすると藤谷ノ頭です。山頂標識などもない登山道の通過点のようなところです。その先には板橋峠、斉木林道が登ってくる峠で近くにはソーラー発電施設も作られてられているようです。
時計はそろそろ3時、日が早く落ちる季節が始まろうとしています。ここからはハンゼノ頭をたどり柳沢峠に戻ることにしました。
たくさんの人が訪れる高原のコースと言うことか、斉木林道に下る枝道が分かれているようです。電波塔を超え展望台への道標に従い鈴庫山への道を右に分けると三窪高原のツツジ群生地です。
朽ちかけた東屋、その傍には鹿の食害から守るための柵が設置されています。ここもまた富士山の展望が良いところ、花の時期に訪れるのも良いかもしれません。
緩やかに木の階段を登ると広く開けたハンゼノ頭です。展望台と呼ばれているところですがまさに360度のパノラマが開けるところです。霞んでいるため南アルプスの山を見付けることはできませんが南に御坂山塊の山々、東には笠取山なども見えているようでした。
山頂から朽ちかけた木の階段を下ると避難小屋がある鞍部です。ここで道を左に、雑木林の中の道を緩やかに下って行くと斉木林道にたどり着きました。
斉木林道の車止めゲートの先はたくさんの車が通る国道411号線です。僅かに登り返すと車を停めた柳沢峠の駐車場にたどり着きました。
広い駐車場はすでに車は数台、今日山を歩いたのは我々だけだったようです。紅葉の時期やレンゲツツジの時期はたくさんの家族連れなどが訪れるのでしょうが静かな山歩きが楽しめた一日でした。