国師ヶ岳・北奥千丈岳~シラビソやコメツガの夢の庭園から奥秩父縦走路の頂きへ~ 


標高
国師ヶ岳 2,591.8m、北奥千丈岳 2,601m
山域
奥秩父
登山日
2009年9月14日(月)
歩程
合計 2:05
歩行距離
2.6km
標高差
236m
累積標高差
+251m、-251m
登山口
大弛峠mapon
交通機関
 中央道勝沼ICから55km
登山コース
大弛峠-0:50→前国師ヶ岳-0:15→国師ヶ岳-北奥千丈岳-0:15→北奥千丈岳-0:45→大弛峠
コースmap
国師ヶ岳・北奥千丈岳 登山コース

 

山行の記録

 大弛峠~国師ヶ岳

奥秩父の最深部を貫く大弛峠は日本最高所の車の通る峠です。その西側には金峰山へと向かう尾根道が通じ、その東側には国師ヶ岳を経て甲武信ヶ岳へつ向かう奥秩父主脈縦走路が続いています。

大弛峠の標高は2360m、この標高まで車で登ってくると奥秩父の最高峰である北奥千丈岳も軽いハイキングの山となってしまいます。

大弛峠
夢の庭園から眺める金峰山

中央自動車道の勝沼インターから一般道に下り、塩山の街を走っていくと巨峰の丘と呼ばれる牧丘です。ここから焼山峠、金峰湖などを通り、林道牧丘川上線を登っていきます。以前は未舗装だった林道も大弛峠まではすっかり舗装され走りやすくなっていました。しかしカーブが多いのか、10人乗り以上のバスなど大型の車両は乗り入れが禁止されていました。大弛峠にたどり着くと駐車場はすでに満車。平日にもかかわらずこの山域を訪ねる人は多いようです。

大弛峠からはシラビソの林の中をたどる道が始まります。木の階段やスロープで遊歩道のような登りが続いています。しばらく登ったところは夢の庭園と呼ばれるところで、オオシラビソやコメツガが作り出す日本庭園と言ったところです。

国師ヶ岳への木の階段
前国師ヶ岳

シラビソの林の中に続く木の階段を登って行くと小さく開けた稜線の上にたどり着きました。ここは前国師ヶ岳と言われる頂きで標柱が建っていました。小さく下ると北奥千丈岳への分岐点です。

この分岐からシラビソの林の中を小さく登り返すと露岩が積み重なる国師ヶ岳の山頂です。山頂の一角には1等三角点が建っていました。晴れていれば南アルプスをはじめ広い展望が期待できる頂きも巻き上がるに包まれ展望はほとんどありません。わずかに雲の間から目の前の北奥千丈岳の頂きが垣間見えるだけです。

 国師ヶ岳~北奥千丈岳~大弛峠

山頂で昼食を食べたのち、北奥千丈岳に向かうことにします。一度分岐に戻ったのち小さく登り返す北奥千丈岳の山頂です。奥秩父の最高点と言われる頂きも大きな岩があるだけで縦走路の途中の小さな頂きと言ったところです。ここから続く登山道は石楠花新道と呼ばれる道で、奥千丈岳を経て黒金山、乾徳山へと下っていく道です。しかし交通の便が良くないためもあり訪れる人はあまり多くないようです。

国師ヶ岳の山頂
北奥千丈岳への分岐点
北奥千丈岳の山頂
北奥千丈岳から眺める国師ヶ岳

北奥千丈岳の山頂も巻き上がる雲にさえぎられ展望は期待できそうもありません。少し早いようですが大弛峠に下っていくことにしました。

 大弛峠~自宅

大弛峠からは自宅に戻ることにします。途中、日帰り温泉に立ち寄ろうと思い数年前に訪れたことのある笛吹温泉に行きましたが、日帰り温泉は中止したとか。近くにあるという花かげ温泉に行きましたが生憎の休館日でした。最後に訪れたはやぶさ温泉は国道から少し入った旅館と言ったところです。近隣のお年寄りなど結構たくさんの人が利用しているようです。源泉かけ流しで温度もちょうど良く硫黄のかなり強い硫黄の臭いがしていました。

帰りは暗くなり始めた中央自動車道をたどり自宅へ戻ることにします。土曜、日曜は特別割引で混雑する高速道路も平日はあまり混雑もしていませんでした。

その他のコース・山行記録
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