廻り目平9:10-1670m付近9:30/35-小川山分岐11:00/15-唐沢の滝35/45-廻り目平12:55
予定では小川山の往復ですが歩程は7時間くらい、昨日の疲れもありかもしかコースの途中から唐沢の滝までを周遊することにしました。
バンガローの先からかもしかコースの登山道が始まります。白樺の林の中を緩やかに登り始めた道は次第にジグザグを切りながら傾斜を増していきます。しばらく登るとミツバツツジの赤紫の花も残っていました。
やがて登山道は岩っぽい急坂を登って行くようになります。目の前が開けた岩の上から見上げる岩峰は弘法岩か、振り返ると廻り目平をめぐるようにそびえる岩の稜線が見えています。岩を頭に載せた頂は朝日岳から続く尾根上のピーク、金峰山は稜線の先に隠れその姿を見せていないようです。
シャクナゲの林の中を登って行く岩っぽい登山道の先にはアルミの梯子や固定ロープもあります。やがて登山道は左手の岩場を下るようになります。小さい岩場や垂直の梯子などもあり多少緊張するところです。
見上げる岩峰の脇の登り返すと登山道は小川山への分岐点にたどり着きました。上から下ってきた単独行の男性の話ではこれからもきつい登りが続くと言います。出発したのが5時過ぎとか、やはり7時間の歩程が必要な山のようです。
今日はここから唐沢の滝をめぐり廻り目平に下ることにしました。下りにも長いアルミの梯子が懸かっています。北斜面のためか登山道にはまだシャクナゲの淡いピンクの花が残っていました。
荒れた登山道にはテープや道標などもありますが落ち葉に覆われ判り難いところもあります。暗い林の中をわずかに登り返すと白い飛沫を上げなら落ちる唐沢の滝です。落差は35m、途中に岩壁が崩壊したのか深い穴が開いていました。
唐沢の滝からは沢沿いの道を下って行くことになります。見上げるような大岩の基部を下って行くところもあります。しばらく下ると見上げる岩に残置ハーケン、その先では岩登りの若者の声が聞こえてきます。
やがて谷が広くなってくると左手の岩場ではボルダリングを楽しむ若者が、これから岩場に向かうのかボルダリングのマットを背負った若者も登ってきました。
廻り目平の駐車場が近づくと車を停めた広い場は目の前です。休日とあって駐車場はたくさんの車で溢れていました。群馬、横浜などのナンバーのほか遠く関西から訪れた車もあるようです。
明るい日を浴びた広場に腰を下ろして昼食にしました。お昼はお汁粉と昨夜作る予定だったピザです。ベーキングパウダーを使うため生地を寝せる必要はありません。初めて作りましたが結構美味しくできたようです。でもやはり手やボールは粉で汚れるため水のあるところでないと中々辛いものがありそうです。