鶴巻温泉駅9:20~堀之内バス停9:45~八幡神社9:55~長福寺10:05~比々多神社10:30~セブンイレブン大久保店10:55/11:00~上粕谷神社11:05~太田道灌の墓11:15~よろい塚12:00~日向薬師バス停12:35
関東ふれあいの道、弘法薬師と桜のみちに引き続き太田道灌・日向薬師のみちを歩くことにします。まずは鶴巻温泉駅から出発点となる堀之内のバス停に向かいます。
国道246号線を僅かに進むと関東ふれあいのみちは左手の山間の道をたどるようになります。耕作地の中に道標が建っていますが迷いやすいところや、畑の脇の細い道を歩くところもあります。
道の脇には八幡神社の石の鳥居があります。現地の案内板によると比々多神社の摂社とした祀られた近郷の氏神さまとか、さらにしばらく進むと高野山真言宗の長福寺もありました。
大山を眺めながらのどかな田園風景の中をたどる道はやがて比々多神社にたどり着きます。拝殿には桐と菊の幔幕が張り巡らされ、相模三ノ宮の古い歴史を誇示しているようです。
しばらく歩くと上粕谷神社です。大同弘仁の頃、近江国日吉神を移し勧請と伝えられる古い神社です。参道の石灯籠は地震で倒壊する恐れがあるのか丈夫な鉄骨で補強されていました。
石鳥居の前には七人塚、謀反の疑いで暗殺される太田道灌を守ろうとして討死した家臣7人の墓です。さらにその先の洞昌院の境内には太田道灌の墓とされる宝篋印塔とたくさんの石仏が祀られていました。
産能大湘南キャンパスの周辺では第2東名の高架工事が行われたくさんのダンプカーが土砂を運んでいます。その影響なのか工事現場の近くでは発掘の調査が行われていました。
やがてふれあいのみちは道祖神塚から左手に、その先の竹林の中には鉈切不動尊の小さな社が祀られています。近くの石柱にはこの不動尊が役行者の作で大正8年に石像に引移し今日に至ると紹介されています。この不動堂は三杉山善應院の境内にあったものとか、近くには古い石柱もありますがすでに廃寺となってしまったのでしょうか。
やがて舗装道路は日向薬師へと続く県道に、ここを左に折れるとよろい塚です。現地の案内板によるとこの周辺には6つの円墳が点在し、道路の拡張工事のとき1号古墳の玄室が壊れそうなのを近郷の住民が修復、使用されていた巨石を「よろい塚神社」のご神体として祀ったとされています。忠魂碑の裏手に回ると鎧塚神社と刻まれた石碑が建っていました。
しばらく舗装道路を進むと両脇の山の端が近づいてきます。ようこそ日向山へと書かれたゲートをくぐると程なく日向薬師の入り口です。ここがこのコースの終点、関東ふれあいの道の案内板には日向薬師から巡礼峠、城山へと続く道が案内されていました。