蓑毛13:10~高嶋山歓喜寺仏乗院13:10~520m付近13:50/14:05~蓑毛越え14:25~阿夫利神社下社14:50~見晴し台15:30/35~日向ふれあい学習センター16:20~日向薬師バス停16:50
蓑毛のバス停には大山参り蓑毛のみちの道標が建っています。蓑毛越へと向かう道を登ると程なく仏乗院の奉納旗が見えてきました。
ここは御府内八十八ヶ所の77番札所とか、関東周辺にも関東八十八ヶ所霊場や武蔵国八十八ヶ所霊場など幾つかの弘法大師の札所めぐりがあるようです。
蓑毛越へと続くハイキングコースは遅い紅葉の雑木林の中を登って行きます。ここは山の会の仲間とも歩いたところですが権現山からはすでに10km近く、思いのほか疲れる登りです。すでに大山からハイカーが下ってくる時間となっているようで「秋の陽は短いようで・・」と声をかけられてしまいました。
たどり着いた蓑毛越えは大山へと向かう道、浅間山から南尾根を下る道を分けるところです。古くからの巡礼道であったようでなだらかに阿夫利神社へと続く道には石垣なども積まれていました。
落ち葉を踏みしめながら歩くふれあいのみちはには小さな鎖場や右手が沢に向かった切れ落ちたところがありますがあまり危険なところはありません。やがて喧騒が近づいてくると赤く塗られた神殿が紅葉の中に目立つ下社です。
真っ赤に色付いたもみじを目当てに訪れるたくさんの参拝客や大山の山頂から下ってきたハイカーなどで賑わっています。
参道の石段からは湘南の海岸が一望できますが白っぽい空の下には江の島の島影も霞んでいました。
ここから日向薬師までは4.5kmほど、少し下山の時間が気になるところですが雷の尾根の見晴し台から日向薬師に向かうことにします。
斜面を巻くように見晴し台へと続く道は滑落事故があったこともあり鉄製の橋やガイドロープ、落石防止のフェンスなどが整備されています。やはりたくさんの人が歩く首都圏のハイキングコースは少し過剰なまでの安全対策が期待されるところなのでしょう。
天気はあまり良くないようですが紅葉の休日と言うこともあり大山の山頂を目指した人はかなり多かったようです。見晴方面からはたくさんのハイカーが下ってきました。
見晴し台からは日向薬師へと下って行くことにします。途中にはお馴染みの大きなお地蔵さん、誰が着せてくれたのかチェックのマントを着込んでいました。
ここからジグザグに下り道は九十九曲りと名付けれれるところです。少し暗くなり始めた山道を下って行くと後ろから軽装の女性が下ってきます。ヘディンなどを持っていないのかなり先を急いでいました。
林道を越えると道は暗い雑木林の中を下って行くことになります。しばらく下ると日向ふれあい学習センター、小さな橋を渡ると日向薬師へと続く舗装道路に出ることができました。
ここから日向薬師のバス停までは40分ほど、すでに日が落ちた林道は夕闇が漂いい始めています。左手にはまだ明かりの灯っているクワハウス山小屋、右手のキャンプ場では今宵ここに泊まるのかバーベキューの火を起こす家族連れの明るい声が聞こえていました。
たどり着いた日向薬師のバス停は夕闇が支配していました。バス停にはお馴染みの関東ふれあいの道の道標があります。近郊の史跡などを紹介する案内板もありました。
バス停からは17時10分の伊勢原行きのバスがあるようです。日向薬師が目の前と言うこともありかなり遅くまでバスがあるようでした。