細野高原駐車場11:45-シャトルバス乗り場12:50/13:00-三筋山13:15/40-シャトルバス乗り場13:55
たどり着いた細野高原には大きな駐車場があります。この時期、高原を銀色に染めるススキと伊豆の海を目当てにたくさんの観光客が訪れる所です。山頂直下まで無料のシャトルバスを利用することができるようで、軽装の観光客も山頂を目指しています。
駐車場から舗装道路を登って行くとイベント広場、休日にはいろいろなイベントが行われていたと言いますが今日は土産物や飲み物などを売っているだけです。
イベント広場の先で舗装道路を離れススキの原の中を登って行きます。体力に合わせ25分、60分、140分のコースがあり道標も良く整備されていました。
木の階段を登ると再び舗装道路の登りが始まります。緩やかに登る舗装道路は60分コースの折り返し点へ、青空の下には天城山の稜線がそびえていました。
ここからはジグザグを切りながら山頂へと登って行きます。途中にはパラグライダーの練習ゲレンデもありました。無料のシャトルバスは山頂直下の駐車スペースまで、小さな広場の前は展望が広がるベンチでススキの原の先に伊豆大島が霞んでいます。
木の階段に息を切らせながら登る観光客と一緒に登った山頂は展望が広がるところです。目の前には伊豆の島影、大きな大島の右には新島や式根島などが霞んでいます。
山頂で展望を楽しんだのち駐車場へ戻ることにします。山頂直下の駐車場には乗り合いタクシーが待っていました。お客さんは我々2人だけ、わずか10分ほどでイベント広場に戻ることができました。下りにシャトルバスを利用する山登りはかなり安易と言ったところかも知れません。
この時期細野高原は秋の花が咲いています。ススキのほかに目立つ花はヤマラッキョウとリンドウ、アキノキリンソウも黄色い花を付けています。
ススキの原を守るためにこの高原では毎年2月に野焼きが行われえているようです。野焼きは灌木の侵入を防いだり害虫の駆除などのために行われています。防火帯の作成のためか道路わきには黒々と火を入れた跡が続いていました。ススキの草原を守るにも多くの人の努力が必要なようです。