仁科峠8:25-猫越岳展望台9:30-猫越岳9:50/10:00-猫越峠10:25-885m付近11:20/40-三蓋山ベンチ12:15/25-滑沢峠13:00-二本木峠13:30/45-天城ゆうゆうの森入口14:35
いろりの宿三吉からタクシーで仁科峠に向かいます。昨日も冷えていたようで川沿いの畑には白い霜も降りていました。
たどり着いた仁科峠は西伊豆スカイラインが通る峠です。ガスの中の峠は冷たい風が吹き抜けています。道端の水溜りは薄い氷に覆われていました。
仁科峠からは笹原の稜線を登り始めます。小さく登ったピークは仁科峠の展望台、ここは富士山の展望が良いところと言いますがあたりは冷たいガスの中です。
展望台から小さく下ったところは天城放牧場です。ここからはアセビの林の登り返しが始まります。
照葉樹林の中をたどる道は奥多摩の山などとは違った暖かさを感じさせてくれるところです。ネットではテントを担いでこの稜線を歩く記事も紹介されています。テン場のない稜線でのテン泊は如何なものかとは思いますが、4月ごろには白いアセビやヤマザクラなどを楽しみながらの明るいハイキングコースになるのでしょう。
霜柱を踏みながら登って行くと猫越岳の展望台にたどり着きます。残念ながら富士山は巻き上がる雲に覆われその姿を見せてくれません。
展望台からは灌木林の中を猫越岳へ登って行きます。途中にあった小さな池は山頂の火口湖と言われるところです。案内板によると猫越火山は100万年から60万年ほど前に噴火した古い火山で、浸食が進んだことにより火口はすでに失われているようです。この小さな池も溶岩台地の窪地に水が溜まったものと考えられているようです。
たどり着いた猫越岳は灌木の中の小さな広場です。2等三角点があるものの視界を得ることは出ません。
猫越岳からも照葉樹林の中をたどる縦走路が続きます。緩やかにたどる縦走路からは富士山の頂を見付けることもできます。
緩やかにたどる登山道はピークを巻くように山肌をたどって行きます。岩っぽいところもあり崩壊が進んだことから途中から道が付け替えられているようです。
陽だまりの道端で昼食をしたのちつげ峠へ。ここからの道も付け替えられているようです。ミズナラの雑木林を登って行くとベンチが置かれた三蓋山です。三角点の置かれる山頂は登山道から離れたこぶの上のようです。
急な林の中を下る道はやがて左手が崩壊した斜面へ。ここを越えると滑沢峠です。左に滑沢渓谷に下って行くっ道があるようですが荒れて歩くのは難しいようです。
ここから山肌を巻くようになだらかな道が二本杉峠へと続いています。たどり着いた峠は古くから天城越えとして使用されていた峠です。案内板によると吉田松陰が唐丸駕籠で越えたもこの峠であったと言います。
ここから荒れた山道を下って行きます。しばらく下ると天城ゆうゆうの森です。人影もないキャンプ場を過ぎると国道沿いに修善寺行きのバス停がありました。