御岳駅10:05-(0:15)-産安社10:20-(0:20)-御岳神社10:40-(0:55)-御岳山奥ノ院11:35-(0:20)-鍋割山12:00/30-(0:50)-大岳神社13:20/35-(0:40)-大岳山13:50/14:25-(1:50)-御岳山16:15
今回もまた今回も軽い足慣らしとして選んだ山は奥多摩の大岳山。何度も訪れたところですがまだ奥ノ院から鍋割山の稜線は歩いたことがありません。今回は奥ノ院の山頂を踏んで大岳山を目指すことにします。
ケーブルカーでたどり着いた御岳山駅は多くの観光客やハイカーで賑わっています。レンゲショウマ祭りも9月11日まででまだ咲き残っている花も多いと言います。
さっそくレンゲショウマの群生地へ。急な階段を登って行くと道の両側にレンゲショウマを見付けることができます。すでに最盛期は終わっているようですが思いかけず可憐な花にで会うことができました。
急な階段の上は富士峰園地と呼ばれるところです。この上には産安社の社が祀られています。安産、子育てのご利益があると言うことで小さな社の傍には安産杉、子授杉、夫婦と名付けられた杉の大木がそびえていました。
御師の家が軒を並べる参道を御岳神社へ向かいます。隋身門の石段から道を左に折れると大岳山へのハイキングコースが始まります。何処かの小学校の遠足でしょうか、七代ノ滝へと下って行く子供たちの歓声が聞こえています。
薄暗い杉林の途中から道を右に折れると奥ノ院への急な登りが始まります。暗い杉林の中の登りには橘姫命の石碑もありました。
左手が切れ落ちた岩場の上を登って行く道には鎖が張られたところもあります。雑木林の中の急な登りにひと汗を流すと奥ノ院です。石段の上には赤く塗られた男具那社の社が祀られています。
社の裏は1077mの男具那峰の山頂です。展望もない広場には小さな社と2級水準点がありました。
ここからは岩交じりの急坂を下って行きます。しばらく下ると奥ノ院からの巻き道を合わせ緩やかに鍋割山に登って行きます。
たどり着いた鍋割山は登山道の分岐と言ったところです。道標と境界石があるだけの目立たない山頂です。
鍋割山の山頂で昼食をしたのち大岳山へ向かいます。芥場峠の先で御岳神社からの登山道を合わせると小さな岩場、さらに登って行くと大岳神社の鳥居の前にたどり着きました。
ここで一息を入れたのち小さな岩場を登ると大岳山の山頂です。南側が開けた山頂からは目の前に浅間尾根、その先には三頭山から続く笹尾根が横たわっています。展望や効けばその先に富士山も見えるはずですが曇りがちな空の下では望むべくもありません。
帰りは芥場峠から岩石園地入口を経て御岳山ケーブルカー駅へ戻ります。長尾平付近からは観光客などと一緒に近づき始めた秋の気配を感じながらケーブルカー駅への道を急ぎました。
長雨が続いた夏ももう終わり、山の季節は確実に秋へと向かい始めています。
目立った花が咲かない大岳山への登山道にもツリフネソウやフシグロセンノウ、キバナアキギリなどの花が咲いていました。