養沢川林道終点8:40~七代の滝9:00~天狗岩9:10/20~上高岩分岐9:30~上高岩直下10:15/20~上高岩10:30~上高岩展望台10:40/11:50~アクバ峠12:10~長尾平分岐12:55~養沢川林道終点13:40
何時もたくさんのハイカーで賑わっている御岳山や大岳山の登山コースの中にもあまり人が訪れないコースが幾つかあります。ロックガーデンから上高岩へ登って行く岩っぽい登山道もそのようなコースに一つです。
養沢川に沿った県道を進むと柿平、ここは養沢鍾乳洞、日ノ出山へと続く登山口です。この先はダートな道となりそうですが車も登って行くことができそうです。林道終点の手前で山腹崩壊のため通行止めのゲートがあります。路肩には5~6台停まれそうな駐車スペースがあります。ここに車を停め七代の滝を目指すことにしました。
林道終点からはヒノキ林の中の急坂が始まります。やがて長尾平への道を右に分け沢を渡ると七代の滝です。深く削られた沢の上に10mほどの滝が水しぶきを上げています。
ここからは鉄梯子を登って行きます。3本ほどの梯子を登ると天狗岩、見上げる岩の上に烏天狗が祀られているところです。
岩の傍で一息を入れたのちロックガーデンへ、綾広の滝へと続く川沿いの道は踏み石なども整備された歩きやすい道で夏にはたくさんお家族連れなどで賑わうところです。
上高岩山分岐の道標から橋を渡るとヒノキ林の中の登りが始まります。最近の地形図にはサルギ尾根や上高岩への道は登山道として追加されています。それもあってか道標なども整備が行き届いていました。
尾根通しに登った道はやがて方向を変え右手の山腹を巻いて行きます。笹が煩い巻道の先には小さな沢、ここからは上高岩山への急な登りが始まります。小さな岩場、10mほどのアルミの梯子、鎖場などを登る岩っぽい急坂です。
しばらく登ると雑木林の岩っぽい尾根道です。落ち葉が積もる岩場には鎖も張ってありました。
やがて登りが緩やかになってくると上高岩山の山頂にたどり着きました。灌木に包まれた山頂はイワカガミの咲くところです。木立の中に目立たない山頂の標識、その下には回峰修行の古い奉納札が置かれていました。
上高岩山からは展望台に向かいます。小さな岩場を登ると東屋が建つ展望台です。目の前には冬空の下に御岳山や日の出山、その先には高水三山から奥武蔵の山などが見えていました。雲の中に溶け込むように見え隠れする頂は赤城山の頂のようです。
明るい日差しを浴びる東屋は貸し切り状態、少し時間は早いようですが今日のランチはお握りとニョッキのトマトスープです。
ニョッキスープ
ニョッキ200g、キャベツ2枚、人参少々、ピーマン1個、ブロックベーコン適量、ホイルトマト150cc、トマトケチャップ・少々、コショウ・適量、粉チーズ・適量、ハーブソルト・適量
1.5リットルのチタンの鍋で作りましたが少し多すぎたようです。気温が下がるこの時期の山行では山鍋は身も心も温まるものです。
予定では時間があれば大岳山を往復してこようと思っていましたが上高岩山の岩遊びが楽しめたのでもう十分か・・・ということで車を停めた林道終点に戻ることにしました。
アクバ峠からはハイカーでにぎわうはずの大岳山の登山道です。しかし平日ということもあってこの時期、大岳山へ登るハイカーは多くないようでした。
登山道は日影のためか僅かに雪が残っています。土を被った道の下は凍ているところもありましたが気温が低いためかあまり滑らないようでした。
ロックガーデン入り口からは長尾平に向かいます。広い登山道は明るい午後の日を浴びて気持ちの良いところです。木立の先にはボタンヅルの真っ白い綿毛が冬の日を浴びていました。
御嶽神社への道をしばらく進むと長尾平の分岐です。その手前にある分岐からロックガーデンへの道を下ることにします。
道はなだらかに七代の滝を目指して下って行きます。しばらく下ると天狗岩、大岳方面から下って来た夫婦連れが天狗岩の上に登って行きました。
我々はここから鉄の階段を林道終点へと下って行きます。たどり着いた林道終点の駐車スペースには車が2台停まっています。思いのほかこの登山口を利用する人も多いようで休日などには小さな駐車スペースは一杯になるかも知れません。