御岳ケーブル・御岳山駅8:50~御嶽神社分岐9:15/20~天狗岩9:40~上高岩山分岐9:55~925m付近9:40/45~上高岩山11:05~上高岩山展望台11:15/12:20~芥場峠12:45~920m付近13:05/10~870mトイレ13:30/35~長尾平茶店13:40/50~御嶽神社分岐14:10~御岳ケーブル・御岳山駅14:50
山の会の仲間と今年最後の山行は奥多摩の上高岩山のハイキングです。今年の9月、上高岩山から鍋割山、海沢城山へと歩いた長いハイキングのとき年末に訪れたいと話が出ていた山行です。
御嶽駅前で待ち合わせ、休日ということもあり御岳ケーブル行きの臨時バスも出ていましたがかなり込み合っていました。
御岳ケーブルもまた臨時運転を行っているようです。お客さんが一杯になるとすぐに山頂駅に出発、家族連れはあまり乗っていないようですが我々と同じ年代の10人ほどグループ、会社の仲間や若い女性のハイカーが目立ちます。
山頂駅からは御嶽神社への参道を歩き始めます。この時期ビジターセンターの付近にはシモバシラの花が咲きます。シモバシラは白い花が咲くシソ科の植物ですが、御岳山ではカメバヒキオコシにシモバシラの花が咲きます。
気温が低く雨が降っていないなど条件が揃わないと見られないと言います。またシモバシラができるとき茎の構造が壊れてしまうため、完全に溶けてしまうと同じ株ではシモバシラは出来にくいようです。
途中からはロックガーデンへと下っていきます。夏には家族連れなどでにぎわうところですがこの時期行き交う人は見当たりません。
冷たそうな沢沿いの道をわずかに登ると上高岩山への分岐です。スギ林の中をしばらく登って行くと登山道は雑木林の山肌を巻くように登って行きます。程なく目の前に長いアルミの梯子、急になった岩っぽい登りには鎖なども張られていました。
山頂直下の道端で一息を入れたのち冬枯れの稜線を登って行くと上高岩山の山頂です。春先には登山道の周辺にイワウチワの花が咲くところです。
ここで道を左に、一度小さく下った道は小さな岩場を超え東屋が建つ上高岩山の展望台にたどり着きました。
目の前は御嶽神社、その奥に続く稜線は奥武蔵の山々です。今夜からは天気が崩れるようで丹沢方面は曇っているものの関東平野はまだ青空の下、御嶽神社の先には日光の男体山から白根山、袈裟丸山などが青いシルエットとなって続いていました。
貸し切りの東屋で山ご飯です。今回ザックの中に入れてきたのは餃子鍋とミルフィーユ鍋です。
ミルフィーユ鍋は数日前のNHKで紹介していたもの、カツオ出汁とカマンベールチーズが良く合うと言っていましたが塩気が足りないためかチーズが溶けていないためか少しパンチが足りません。山の上では味が濃いもののほうが良いのかもしれません。
残った汁にコンビニで買てきた塩おにぎりを投入、ひとに立ちさせるとチーズリゾットです。こちらは出汁も効いて結構な美味でした。山頂でゆっくり1時間、温かい鍋はお腹だけでなく気分も満足するものです。最後は熱い紅茶で今年の鍋山行は打ち上げです。
帰りは芥場峠から御岳ケーブル駅に戻ることにします。枯葉を踏みしめながら下っていく登山道にはシモバシラが立っていました。天気予報では都心の最高気温が6℃、奥多摩では0℃位なのでしょう。日向では小春日和気分でも木陰ではシモバシラも溶け残るのが頷けるところです。
芥場峠からは大岳山方面から下ってくる人も多くなります。陽だまりで一息入れるなど2時間ほど、御嶽神社の石段を下ると参拝客なども合わせ参道はかなり賑やかになってきました。