蓑毛9:05~大山分岐10:00~阿夫利神社下社10:35~雷ノ峰見晴らし台11:10/12:00~九十九曲がり入り口12:55~日向薬師分岐13:15~日向薬師梅園13:30/14:00~七沢温泉入り口バス停14:48
今日は天気が良いと言うことで大山の山麓のヒルウォークです。何度も歩いたことのある大山のハイキングコースの中でも蓑毛越えから阿夫利神社の下社への道や日向薬師から七沢への道はまだ歩いたことのないところです。
蓑毛のバス停から登るヒノキ林の中の山道に軽い汗を流すと大山へ続く分岐です。ここで一息を入れたのち尾根を回り込むようにひと登りすると蓑毛越えにたどり着きました。
大山へと登って行く道を左に分けると阿夫利神社の下社へと続くなだらかな道が始まります。古くからの参詣道であった道には苔むした石垣が続いています。冬枯れの木立の先に江の島や三浦半島の低い山並みを眺めながら道を進むと下社の社が木立の中に見え隠れしています。
良く踏まれた山道はやがて沢を越え小さな鎖場に差し掛かります。関東ふれあいの道と言うことで鎖も良く整備されています。
やがて参拝客の喧騒が近づくと下社は目の前です。拝殿の近くからは山頂へ向かう表参道の階段が分かれています。ここから山頂までは1時間半、石段などの多い道が続いているところです。
阿夫利神社下社はケーブルカーでやってくる参拝客も多いところです。節分には拝殿の前で豆まきが行われるようで仮設の舞台が組み立てられていました。
奉納旗がはためく急な石段からは青空の下に湘南の海岸線が広がっています。気温が上がり始めているようで都心のビル群はその姿を白い靄の中に隠していました。
土産物屋の脇から雷ノ尾根へと続く道が始まります。週末にはたくさんの人で賑わう人気のハイキングコースですがこの時期は訪れる人も多くありません。堰堤が築かれた沢では砂防工事が行われて工事の人が忙しそうに作業をしていました。
二重滝を越えると沢には鉄製の桟道がかかっています。過去には死亡事故もあったところですが登山道の柵や落石防止のネットなども張られています。やはり訪れる人が多いハイキングコースは整備にかけることができる予算も豊富なようです。
暗いヒノキ林の中を緩やかに登って行くと雷ノ尾根の東屋です。見上げる明るい尾根の先には大山山頂のアンテナ群、その山肌は僅かに雪が張り付いているようです。それから続く稜線の先には大山三峰の岩っぽい稜線が続いていました。
ここからは日向薬師を目指し明るい尾根道を緩やかに下って行きます。もうしばらくするとこの尾根にもミツマタの黄色い花が咲くようですが今はまだ蕾も硬いようです。
赤い涎掛けを掛けたお地蔵さんが現れると道は九十九曲がりと呼ばれる坂道をジグザグに下って行くようになります。
林道を横切った登山道は程なく揺れる丸木橋で小さな沢を渡りました。たどり着いた九十九曲がりの入り口には日向ふれあい学習センターです。営業はしているようですが平日とあって閑散としています。傍には見晴らしまで55分の道標が建っていました。このコースを登りに使うとそれなりに体力がいるところのようです。
ここから日向薬師までは舗装道路歩きです。道路沿いには浄発願寺跡など古い大山の歴史が残っているようです。
白神神社の手前で道を左に、緩やかに舗装道路を登って行きます。やがて真っ赤な奉納旗がはためく日向薬師にたどり着きました。駐車場の側は白梅や紅梅が咲き始めた梅園です。ベンチには軽装のハイカーが梅の香りを楽しんでいました。
日向薬師からは七沢へと向かうことにします。舗装道路をしばらく下ると七沢温泉です。温泉宿がいくつか営業しているようでそれなりに宿泊客もいるのか、都会に近いのは便利なのでしょうが箱根などの観光地と違いあえて泊りに来るという魅力も少ない温泉地のようです。
さらにしばらく下ると七沢温泉入り口です。バス停にたどり着くと運良く本厚木行きのバスがやってきました。