大山北尾根~ハイカーで賑わう山頂から静かな尾根歩きへ~ 


標高
大山1252m(日本三百名山、関東百名山)
山域
丹沢
登山日
2013年4月29日(月)、晴れ、12℃
歩程
合計5:05
歩行距離
9.8km
標高差
478m
累積標高差
+910m、-910m
登山口
ヤビツ峠mapon
交通機関
 東名道秦野中井ICから15km
登山コース
ヤビツ峠-大山-西沢ノ頭-ミズヒノ頭-地獄沢橋-青山荘-ヤビツ峠
コースmap
大山北尾根

 

山行の記録

 コースタイム

ヤビツ峠9:05-(0h40m)-940m付近ベンチ9:45/55-(0h50m)-大山山頂10:45/11:15-(0h55m)-西沢ノ頭12:10-(0h15m)-ミズヒノ頭12:25/50-(0h20m)-16号鉄塔13:10-(0h50m)-地獄沢橋14:00-(0h40m)-青山荘14:40-(0h35m)-ヤビツ峠15:15

 

 ヤビツ峠~大山

丹沢入門の山として何時もたくさんのハイカーで賑わう大山にも南尾根や春岳沢、日向修験道コースなどあまり人の歩かない静かなコースがあります。北尾根もそのようなコースの一つで、大山山頂と地獄沢橋を結ぶ静かな尾根歩きが楽しめるところと言います。

ゴールデンウェークの真っ最中のヤビツ峠はたくさんの人で溢れています。登山口からは明るいイタツミ尾根道を登って行きます。芽吹き始めた山肌にはマメザクラの花も彼方此方に、登山道に目を落とすとタチツボスミレが青紫の花を付けていました。

たくさんの人で溢れるヤビツ峠
芽吹き始めた尾根道を登って行きます
三ノ塔の左に富士山が顔を出します
右から表参道の道を合わせ

たくさんの人と先になり後になりながら緩やかな尾根道を登って行きます。このコースは丹沢の入門コースと言うこともありカラフルなウェアを着こんだ女性のグループも目に付くところです。やがて展望が開けると三ノ塔の左手に富士山がその姿を見せてくれました。

石段の道を登ると山頂は目の前
鳥居をくぐると大山山頂
山頂の茶店の先に富士山
阿夫利神社の奥ノ院

表参道から登ってくる道を右から合わせると山頂まで20分の道標、たくさんのハイカーに急かれるように石段の道を登って行くと大山の山頂にたどり着きました。

 大山~地獄沢橋

マイクロウェーブのアンテナが建つ建物の脇から北尾根への道が始まります。まずはネットなどにも紹介されているシカ避け柵を梯子で越えることになります。

山頂はたくさんの人で溢れています
北尾根への道を下り始めます
シカ避けの柵を梯子で越え
芽吹きも始まらない北尾根の尾根道

北尾根と言うこともあり明るい雑木林の尾根道は芽吹きも始まったばかりで、アブラチャンやアセビの花がこの稜線にも春の訪れを教えています。大山山頂の喧騒が嘘のように行き交う人も少ない静かな尾根道は、ふわふわと積もった落ち葉を踏みしめながら緩やかに下って行きます。

登山道に沿ってモノレールが続いています。今この稜線では何かの工事が行われているようで資材が積み重ねられているところもあります。

三ノ塔の上に富士山がそびえています
明るい雑木林の尾根道
工事用のモノレール
資材も置かれています

訪れる人の少ない北尾根には道標はほとんどありません。木の枝に付けられたテープが頼りですが道を間違いそうなところはあまりありません。

痩せた尾根道を小さく下り登り返したところは西沢ノ頭、木立に覆われた縦走路のコブと言ったところで展望は期待できません。

痩せた尾根をたどって
西沢ノ頭
ミズヒノ頭
ミズヒノ頭から眺める丹沢の稜線

さらに小さく下り登り返すとミズヒノ頭です。その先は左手が大きく崩壊したところで、丹沢山とそれから続く丹沢三峰山の稜線が明るい空の下にそびえています。

崩壊地の先に広がる丹沢の展望
振り返るミズヒノ頭の先には大山の山頂
心地よい尾根道を下り
16号鉄塔から眺める三ノ塔

展望を眺めながら一息を入れたのち16号鉄塔へ。広く開けた崩壊地の先には三ノ塔の頂が、振り返るとミズヒノ頭の先に頭にアンテナを乗せた大山の頂が見てていました。

16号鉄塔の先は境沢ノ頭と呼ばれるところ、ここで道を左に折れヒノキ林の急坂を下ることになります。急な坂道には階段が付けられていますがなかなきつい下りです。折から登ってきた若者3人組、軽そうなザックでスタンプラリーに参加しているとか。これから大山山頂を越え秦野に下ると言っていました。

地獄沢橋への分岐
階段を頼りに急坂を下り
たどり着いた登山口には熊注意
地獄沢橋

暗い下りに飽き始めるころミツマタの群生地にたどり着きました。すでに花の時期は終わり灰色の花柄が辺りを埋め尽くしています。花に時期は3月末のようですがその頃に稜線をたどるのも良いものかもしれません。

 地獄沢橋~ヤビツ峠

たどり着いた地獄沢橋の登山口からは舗装道路をヤビツ峠へ向かいます。峠からはバイクなどに混じり自転車の若者も下ってきます。最近はサイクリングを楽しむ人も多くなっているようで、峠を越えるヒルクライムレースも彼方此方でもようされているようです。

青山荘から山道へ
道標が整備されています
登山道は荒れています
たどり着いたヤビツ峠

青山荘からは山道をたどりヤビツ峠に戻ることにします。道標も整備されているものの、沢沿いの道は荒れ大きな石が彼方此方に。渡渉個所も数ヶ所あり雨の後などでは歩きにくいこともあるようです。

緩やかに沢沿いの道を登って行くとやがて目の前にヤビツ峠の石垣が現れました。左手の階段を登るとたくさんの人で賑わうヤビツ峠の駐車場です。

 コース GPSmap

 クリックするとGPSLogをダウンロードします。

 

その他のコース・山行記録
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