梅ヶ瀬渓谷入り口8:05-日高邸跡9:05/20-大福山林道分岐10:10/15-大福山10:25-大福山展望台10:40/45-梅ヶ瀬渓谷駐車場11:40
房総の梅ヶ瀬渓谷は首都圏でも遅くまで紅葉が楽しめるところとして知られています。山の会の仲間と紅葉狩りの計画を立てたのは12月3日、しかしあいにくの雨模様で4日に順延して梅ヶ瀬渓谷に向かいました。
梅ヶ瀬渓谷の入り口には大きな駐車場があります。平日のこの時間、まだ停まっている車も少なく料金を徴収する人も来ていません。
駐車場からは養老川に沿った林道歩きが始まります。しばらく進むと浅くなった沢の渡渉を繰り返しながら遊歩道歩きが始まります。昨日の雨のためか流れには踏み石があるもののスニーカーでは濡れそうなところもあります。
視界が開けると真っ青な秋の空に対岸の紅葉が真っ赤に燃えています。白い山肌と真っ赤な紅葉、梅ヶ瀬渓谷のガイドブックにも紹介される紅葉が目の前に広がっています。
何度か渡渉を繰り返すと大福山の分岐です。ここを左に折れると程なく日高邸跡にたどり着きます。大きな三脚を抱えたアマチュアカメラマンがファインダーを覗いていましたがハイライトの黄色いモミジはすでに葉を落としています。ここの紅葉は4、5日前が最盛期だったのでしょう。
日高邸跡からは大福山に向かうことにします。分岐からしばらく登ると沢沿いの道は荒れた崩壊地へ、途中に右の斜面へと登る目立たない小路がありましたがここを見落としたようです。地形図上にも表示されていない道で道標やテープもなく気が付かなければ見落としそうなところです。
ここからは赤や黄色の紅葉に包まれた登りが続きます。しばらく登ると女ヶ倉林道の分岐、展望の広がる広場にはベンチと東屋がありました。
林道を左に折れると大福山への登りです。急な石段の上には白鳥神社の社殿が祀られていました。
ここからは女ヶ倉林道を下り駐車場へと向かいます。途中には展墓塔がありました。螺旋の階段を登ると視界が開け低く連なる房総の山々は一望できます。林立する送電線や煙突は袖ケ浦の工場群、海の中に見える白い点はアクアラインの風の塔のようでした。