小田急多摩センター駅10:15~東京都埋蔵物文化センター・縄文の村10:20/45~吉祥院10:55~豊ヶ丘北公園11:25/30~貝取山緑地11:45~貝取北公園12:00/30~瓜生緑地~永山南公園13:00~小田急永山駅13:20
小田急沿線にも自然ふれあい歩道として里山公園をめぐるハイキングコースがあります。サンリオピューロランドがある小田急多摩センター駅はたくさんの人で賑わうところ、今回はここがハイキングコースの出発点です。
駅前の大きなスーパーでお弁当などを買い求めたのち埋蔵文化財センターに向かいます。多摩ニュータウンの周辺は縄文時代早期から中期にかけて多くの縄文人が定住していたところで、竪穴式住居やシカやイノシシを捕らえるための落し穴などの遺跡が960カ所以上発見されていると言います。
埋蔵文化センターは発掘された石器や土器、縄文人の生活などを展示しているところで、子供たちにも判りやすいようの出土した縄文土器に手を触れるたり火おこしや土器の模様付けなどを体験できるようになっています。
近くには竪穴住居を再現した縄文の森があります。うす暗い住居跡には囲炉裏が炊かれ、少し煙いものの冬でも暖を取れるようになっていました。
近くには小さな水場もあり水を求めて集まる動物が多い丘陵地が縄文人の生活の場となってたようです。やがて生活の手段が狩猟から農耕へと変わって行くと耕作に適した平坦な八王子周辺に移り住んでいったとされています。
サンリオビューロランドを超え緩やかに下って行くと吉祥院です。白い奉納旗が風になびく境内には六地蔵が祀られていました。
小田急線の高架をくぐると乞田川の桜並木です。春には川沿いに咲くサクラで綺麗なところのようですが今は川面を泳ぐ鴨が目に付くだけでした。
小田急線を歩道橋で超えると豊ヶ丘北公園、車いすでも通れるジグザグを繰り返す坂道を登って行きます。遊歩道が整備されていますが展望もない暗い公園でした。
スーパーの駐車場から坂道を登って行くと貝取山緑地です。遊歩道を緩やかに登ると尾根道、途中には像が横たわったような大きな岩がありました。
工事が行われている小学校跡を巻くと緑の芝生が広がる貝取北公園です。明るい日の光を浴びてたくさんの子供が遊んでいます。木々の梢に紅葉が始まっているようですが日向ではまだ半袖の子供も多いようでした。
貝取北公園から鎌倉街道を超えると瓜生緑地です。せせらぎに沿って続く遊歩道は春には梅や桜、秋には紅葉が綺麗なところと言います。
やがて道はせせらぎを離れ永山の住宅地へと向って行きます。周辺は多摩ニュータウンの住宅地としてたくさんの家が建ているところです。さらに進むと永山団地、地元の野菜を売る店もありますがシャッターを閉めた店も幾つか、多摩ニュータウンは高齢化が進んでいると言われていますがこの団地もまたそのような所の一つなのでしょうか。
永山学園通りを越え永山北公園へと向かいます。この周辺は長い遊歩橋の道が続くところです。
たどり着いた永山駅の前はグリナード永山のショッピングモールです。近くに図書館があるようで通路の先にはお洒落な談話コーナーが設けられっていました。
小田急沿線の自然ふれあい歩道は住宅地の中の公園をたどる道、コンビニやお店屋さんも近くにあります。軽い散策には良いコースがたくさんありそうな所でした。