藻岩山登山口12:40-(0h45m)-馬ノ背分岐13:25/30-(0h30m)-藻岩山山頂14:00/15:15-(1h00m)-藻岩山登山口16:15
札幌市民の山として親しまれる藻岩山、岩崎元郎氏の新日本百名山にも選ばれた頂はそのアプローチの容易さから何時もたくさんのハイカーで賑わっているところです。
登山口の観音寺には大きな駐車場があります。すでに山頂から下ってきている人も多く、駐車場には多少空きもありました。登山道には赤い涎かけをしたお地蔵さんが並んでいます。観音寺を1番としているようで、2番から順に山頂まで33のお地蔵さんを数えながらの山行です。
良く踏まれた登山道をしばらく登って行くと旧日本軍の高射砲があったと言う広場。煩いくらいのセミの鳴き声を聞きながら沢に沿った坂道を登り詰めると旭山記念公園から続く稜線上の分岐にたどり着きました。
ここは馬ノ背と言われるところです。ここで出会った話し好きの2人連れは地元の人で、数年前には大菩薩峠や雲取山に登ったとか。北海道の山は色々登っているようで山自慢に花が咲きます。
山頂のレストハウスはすっかり改築されプラネタリュームやレストランが営業を行っていました。登山者用の更衣室なども整備されているようです。ちょっと様変わりですね。
山頂には三角点があります。レストハウス裏の広場に5角形の基礎の上に立っていました。
山頂は暑い日差しの中です。晴れ渡った空の下には札幌近郊の山々展望が広がっています。目の前には恵庭岳、その先には風不死岳や樽前山も見付けることが出来ます。
昼はかなり過ぎてしまいましたが六角形の観音堂のベンチに座り展望を眺めながら遅い昼食にしました。あとは登山口を目指して下るだけです。
登山道の祀られた観音さまは西国33観音霊場に因んで祀られたものと言います。登山道に沿って33の石仏が並んでいます。観音さまに赤い涎かけは少し変ではないかと思うのは私だけでしょうか。