霧島山(韓国岳)~明るい登山道を登り韓国岳の山頂へ~ 


標高
韓国岳 1,700m
山域
九州
登山日
1996年5月6日(月)
歩程
上り1:25、下り1:00、合計2:25
歩行距離
4.3km
標高差
446m
累積標高差
483m、-483m
登山口
えびの高原mapon
交通機関
 宮崎自動車道小林ICから19km
登山コース
えびの高原 -1:25→ 韓国岳 -1:00→ えびの高原
コースmap
霧島山(韓国岳) 登山コース

 

霧島山は阿蘇山や開聞岳とともに、深田久弥氏の日本百名山の一つに選ばれた山です。韓国岳、新撚岳と天孫降臨の伝説を今も伝える高千穂峰など23座の火山を総称する山です。多くの火山湖と温泉を持つ一帯は数多くの行楽客を集める観光地としても、またキリシマツツジの群生する山としても有名です。

宮崎自動車道の小林インターから霧島道路の急なカーブを登って行くと、車窓から眺める景色は白い砂礫とゴツゴツした岩が織り成す殺伐とした風景に変わってきます。霧島山の登山口は不動池の近くにありました。

山行の記録

 えびの高原~韓国岳

不動池の傍らに車を停め、韓国岳の山頂を目指すこととします。霧島山の主峰と言いながら標高は1,700m。九州の最高峰は久住山に譲ることにはなりますが、それでも九州屈指の高山です。登山道は白けた砂礫地の中を緩やかに登って行きます。振り返ると不動池、その奥には御池、白紫池などの火山湖が青く水をたたえていました。やがて登山道は韓国岳の大きな火口壁の渕を巻くように山頂へと登って行きます。付近一帯はツツジなどの潅木林となっていますが、まだ蕾も硬いようです。

ようやくたどり着いた山頂からは、遮るもののない広い展望を楽しむことが出来ます。正面には大きな火口を広げるのは新撚岳。その向こうに頭を持ち上げるのは天孫降臨の神話を今に伝える高千穂峰です。はるかに霞む山頂には日本の国旗がはためいているようです。晴れた日にはこの向こうに桜島が見えると言います。残念ながら今日は霞の中に溶け込みその姿を見せてくれません。

登山道から振り返ると青い水をたたえる不動池
火山礫に覆われた明るい登山道
明るい登山道もまだ芽吹きの季節には早いようです
高千穂山は天孫降臨の神話が伝わるところ

山頂からは往路をたどり不動池へ。途中で出会った中年の男性は地元、九州の人。よく九州の山を歩いているようです。話によると九州の山はあまりスケールが大きくないとか。また冬にはこの付近にも雪が降り、正面にみえる白紫池は天然のスケートリンクになると言います。山談義に花を咲かせながら登山道を下って行くと、ほどなく車を停めた不動池にたどり着きました。

Panorama
韓国岳山頂から望む新撚岳、その奥には高千穂山がそびえています

 

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