山手線・日暮里駅~池袋駅 


 歩行時間:行動時間 3:55、歩行時間 3:15
 歩行距離:8.7km
 累積標高差:+94m、-77m
 往路:JR日暮里駅、復路:JR・池袋駅
 訪問日:2025年1月24日

 

 コースタイム


日暮里駅10:30~本行寺~経王寺~啓運寺10:45~養福寺~諏訪神社10:55~西日暮里公園11:00~西日暮里駅~田端台公園11:10/15~与楽寺11:30~東覚寺11:40、田端八幡神社11:50~田端駅11:55、目利きの銀次12:00/30~萬栄寺~駒込駅~巣鴨駅13:13~江戸橋公園13:15/20~大塚駅13:45~池袋駅14:25

 

 日暮里駅~西日暮里駅~田端駅~駒込駅~巣鴨駅~大塚駅~池袋駅


東京の中心を走る山手線の街歩き、今回は日暮里駅が歩き始めです。日暮里駅は谷中銀座を歩いたときに訪れたところです。この時に本行寺や経王子にも立ち寄った記憶が残っています。

日暮里駅の西口
諏訪台通りは寺町であったところ
啓運寺の山門
養福寺の仁王門

御殿坂を右に曲がると諏訪台通りです。ここも寺町で啓運寺や養福寺があります。養福寺は仁王門のある大きなお寺で、どこかの会社の社葬が執り行われていました。境内にはたくさんの庚申塚やお地蔵さんが祀られていました。

諏訪神社は日暮里や谷中の総鎮守の神社で太田道灌が神領を寄進したところと言います。境内には町火消の「れ組」の狛犬や神輿蔵がありました。8月の例大祭には屋台などが建ち並ぶと言います。

境内には庚申塔やお地蔵さん
諏訪神社の鳥居
諏訪神社の拝殿
道灌山の案内板

諏訪台通りの奥には西日暮里公園があります。現地の案内板によるとこの付近は「ひぐらしの里」と呼ばれるところで、太田道灌の出城があったと伝えられています。江戸時代には安藤広重の浮世絵にも描かれ、庶民の憩いの地となっていました。

西日暮里公園から坂道を下ると西日暮里駅です。ここは山手線と東京メトロ千代田線が交差するところです。駅の入り口には地下鉄の案内を見つけることができます。

駅前は車の流れが激しい道灌山通り、ここからは山手線に沿った登り返しです。道端にはタイやトルコの食材のお店があります。

横浜の中華街にも中華料理の食材専門のお店がありますが、普通のお店では手に入らないような食材を商っているのでしょう。

坂道を下ると西日暮里
田端台公園で一休み
与楽寺は江戸六阿弥陀の一つ
弘法大師像

小高いマンションに囲まれた田端台公園で一休み、坂道を下って行くと与楽寺です。ここは行基菩薩が一夜で一本の木から六体の阿弥陀仏を刻み上げたという六阿弥陀のお寺です。境内のはずれには弘法大師像や御府内八十八ヶ所の石碑などがありました。

白山小台線の街角の立つお寺は真言宗豊山派の東覚寺です。山門脇は護摩堂があります。仁王像に赤い髪を張り付け病気の身代わりを祈願する赤紙仁王のお寺です。江戸時代に造られたという仁王像ですがすっかり赤い紙に覆われていました。

赤紙仁王尊
東覚寺の本堂
田端八幡神社の神輿蔵
田端八幡神社の拝殿

田端八幡神社の境内にはたくさんの神輿蔵が並んでいます。八月の例大祭には隔年で町神輿や子供神輿の渡御が行われ6年に一度は本社神輿の渡御も行われると言います。人が少なくなったこの時代、お祭りを維持するものなかなか大変ということでしょう。

石垣が両側に迫る坂道の先は田端駅です。田端駅は京浜東北線と山手線が分かれるところです。時計はそろそろ12時、駅近くのビルのお店で昼食にしました。

昼食の後は思いのほか急な江戸坂を登って行きます。関東平野とは言うものの、荒川区や北区にも山坂の多い丘陵地が点在しているようです。

田端の駅前
昼食は目利きの銀次
萬栄寺の山門
田端文士村の案内板

ひと登りした台地の上は田端高台通りと呼ばれ、明治から昭和にかけて活躍する文士が居を構えたところと言います。サトウハチローは「小さい秋見つけた」「リンゴの唄」などの愛唱歌でもお馴染みです。近くには萬栄寺という小さなお寺もあります。都心にも墓地を持つ小さなお寺が多くあるようです。

山手線は西に向かい大きく方向を変えます。山手線の歴史は明治5年(1872年)新橋から品川間の官設鉄道が開通、明治16年(1883年)上野から田端間に日本鉄道が開通、明治18年(1885年)に東北本線と東海道本線を結ぶため品川から赤羽根間の日本鉄道品川線が開通、さらに明治36年(1903年)池袋から田端間に日本鉄道豊島線が開通した。明治42年(1909年)には国有化され現在の首都を環状にめぐる山手線となりました。

田端駅から池袋駅の間は武蔵野台地を開削した区間で、田端高台通りを超えるため道灌山トンネルも掘られました。

駒込駅を越える巣鴨駅です。ここは「お婆ちゃんの原宿」巣鴨のとげぬき地蔵があるところです。

京浜東北線を右に分け
巣鴨駅
江戸橋公園で一休み
都電荒川線の大塚駅

やがて道端のビルもその高さを増すようになると大塚駅です。ここは東京に唯一残る路面電車、荒川線が走る駅です。国内の都市は広島、長崎、岡山など17都市とか、中でも広島は日本一の乗降客があると言います。

大塚駅からはビルの建物の間を歩くことになります。遠くにはサンシャインビル、その先にはクレーンもあり池袋の周辺で都市開発が行われているのでしょう。

JR大塚駅
見上げるサンシャインビル
池袋の西武は店を閉じて
池袋駅

たどり着いた池袋駅はたくさんの人で賑わっていました。昨年、池袋西武デパートが閉店、今はシャッターも降り営業を行っていません。食品売り場は形態を変えて営業をしているようですがあまり人は多くないようでした。

今日の山手線歩きは池袋駅で終了、帰りは湘南新宿ラインで戻ることにしました。

これで山手線沿線の街歩きは2回目、歩き始めた日暮里駅は荒川区、田端駅は北区、駒込駅、大塚駅、池袋駅は豊島区と3つの区を歩いたことになります。

 

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