大崎駅9:52~小関橋10:00~新八ツ山橋~品川駅10:26~高輪ゲートウェイ駅10:44~願生寺・牛供供養塔10:53~成覺寺~赤羽橋~東京タワー11:40~新橋やきとん丸匠12:10/38~日比谷公園12:55/13:00、三笠山13:12~楠木正成公像13:22~東京駅13:36
東京の中心を走る山手線の街歩き、今回は大崎駅が歩き始めです。ゲートシテイ大崎の傍を通り過ぎると目黒川の架かる小関橋です。この周辺も桜の名所のようで橋には桜の花がデザインされていました。
しばらく進むと都道317号線山の手通り、東品川から板橋区中宿まで東京の西側を半円形に結ぶ道路です。これと並行するように首都高中央環状線のトンネルが地下を走っていると言います。
やがて道は新八ツ山橋へ、東海道線や山手線などが橋の下を通るところです。左手の森は岩崎弥太郎の邸宅であったという三菱開東閣です。
たくさんの人で賑わう品川駅の駅前は再開発が進んでいます。この通りは国道15号線、第一京浜と呼ばれ日本橋と横浜を結ぶ幹線道路です。
品川の駅前から高輪ゲートウェイ駅周辺では再開発の工事が行われ、彼方此方に白いフェンスが張り巡らされていました。完成にはまだ暫くかかるのでしょうが周辺の景色はまた大きく変わってしまうのでしょう。
高輪ゲートウェイ駅入り口から階段を登って行くと東京オリンピックに合わせて完成したという高輪ゲートウェイ駅、隈研吾さんが設計した木材を利用した建物です。駅の前では地方の御菓子販売が行われていました。
第一京浜に戻ると浄土宗の願正寺です。寛永時代、増上寺の建立など往時の江戸では建築の工事が行われ、荷物の運搬に多くの牛車が集められました。この周辺は車町や牛町と呼ばれ多い時には1000頭もの牛がいたと言います。墓地の入り口にはそのような業者が中心となって建立した牛供養塔があります。最近では焼き肉店などが牛や豚、鳥などの供養に訪れるようにもなったと言います。
ビルの中の成覺寺を越えると慶應義塾の正門です。ここからは山手線の線路を離れ東京タワーに立ち寄ることにしました。
この時期は修学旅行の学生、中国からのお客さんも多いようで東京タワーを見上げるビューポイントではたくさんお人が見上げるタワーをカメラに収めようとしています。「7月になると日本では大地震が発生、東京への旅行はその前に・・」というSNSでの噂話が出回っているとか、この混雑もそのような話の影響もあるのでしょう。
田町駅や、浜松町駅には立ち寄らず芝公園から日比谷公園を目指すことにします。
昼食時間の新橋周辺はお昼ご飯のビジネスマンで賑わっています。我々もランチの看板が出ていたお店でお昼ご飯です。中国語なまりのスタッフが接客、お客さんのグループも中国からやってきた技術者のようで中国語でお話をしていました。最近の新橋は外国語が当たり前、そのような世界になってきたようです。
昼食のちツツジの花が咲き誇る日比谷公園に、花を目当てにたくさんの人が散策を楽しんでいます。公園のはずれには三笠山、テニスコートの造成などで発生した土を積み上げた人口の山と言います。
山手線の内側にある7つの山は、紅葉山20m(東京タワー)、大仏山22m(上野公園)、愛宕山25.7m(新橋駅)、千駄ヶ谷富士6m(千駄ヶ谷駅)、摺鉢山24m(上野公園駅)、箱根山44.6m(高田馬場駅)、三笠山9m(日比谷公園駅)。愛宕山は以前に訪れたので登りませんでしたがこれですべての頂に足跡を残せたことになります。
皇居前広場を通り丸の内に向かいます。丸の内のビルの間は歩行者天国となり、たくさんお人がビルの間に続く散策路でお昼ご飯です。さすがここは東京の中心、ランチの値段も2000円を超えるものもあるようです。
物価上昇に見合う値段、ラーメン一杯が1000円の壁を越えるのが難しいと言った話があったようですが丸の内のランチはかなりお高いと言ったところです。お昼ご飯のお店もなかなか厳しいところなのでしょう。
帰りは東京駅から戻ることにします。山手線の街歩きでしたが、田町駅、浜松町駅、新橋駅、有楽町駅は駅前を通らずに山手線を一回りしたことにしました。