広沢寺駐車場9:10~弁天御髪尾根ゲート9:55/10:00~395m付近10:10/20~見晴広場10:55/11:00~上弁天11:30/40~弁天見晴11:55/12:00~見晴広場B12:10/45~山神隧道分岐13:25~鐘ヶ嶽13:50/14:05~浅間神社14:15~広沢寺駐車場15:20
新型コロナの感染が続く中、今回も近場で仲間だけのハイキングです。たどり着いた広沢寺の駐車場は平日にもかかわらずたくさんの車が停まっていました。
明るい春の日を浴びる山里の中を登り始めた道は程なく山神隧道へと続く道を右に分けます。しばらく進むと岩トレが行われる弁天岩です。岩の下には人影も見えますがまだ岩に取り付いている人はいないようでした。
七沢弁天の森キャンプ場への道を左に分けると車止めのゲートがある広場です。弁天御髪尾根の道標が見えていましたが登山口は良く判りません。
ゲート脇に杉林の中を登っている踏み跡がありましたのでこれを登って行くことに、尾根を真っすぐに登って行く道はかなりきつい登りです。まだ芽吹きの始まらない梢の先からは大きな大山の頂が見えていました。
ザラザラと滑りやすい急坂を立ち木に捕まりながら登って行きます。薄くなった踏み跡を拾いながら急坂を登って行くと見晴広場にたどり着きました。
稜線の道もあまり人が歩いていないようです。ひと登りすると515mの標高点がある下弁天です。ここからは岩っぽい痩せた尾根道を登って行くようになります。
固定ロープが張られた急坂を登って行くと610mの弁天見晴です。振り返ると目の前に見城山のピーク、その先は海老名周辺の街並みが広がっているようです。しかし春霞に包まれた空の下からは都心のビル群を見付けるのは無理のようでした。
一小さく下って固定ロープを頼りに急坂を登ると見晴広場Bです。かつて大山から梅ノ木尾根を七沢へと下ったときはここから七沢キャン場へと下って行ったようです。
弁天御髪尾根の登りは確かに急坂です。固定ロープがありますが雨の日などはここを下るのは注意が必要なところでしょう。
見晴広場Bからは鐘ヶ嶽へ下って行くことにします。明るい雑木林の道は左手が崩壊したところもあり落ち葉で滑り安い下りです。
しばらく下ると鎖場コースの分岐です。まっすぐ進む道は直接広沢寺へと下って行く道のようです。細い鎖を頼りに急坂を下って行くと山神隧道上の分岐です。左右に分かれる道はいずれも広沢寺へと続いているようです。
緩やかに登り返す道は小さなコブを巻くように鐘ヶ嶽へと登って行きます。そろそろ疲れ始めた足に暗い杉林の中を登る坂道はかなり疲れる登りでした。
ベンチが置かれた鐘ヶ嶽の山頂には古い神像が2体、ここから北尾根へと続く道もあるようですが歩く人が少ないのか踏み跡は薄いようでです。
山頂に置かれた案内板には「山麓の七沢城への合図のため鐘が置かれた・・、龍宮から引き揚げられた鐘を山に収めた」など鐘ヶ嶽の由来が紹介されていました。
山頂直下には大きな浅間神社の社があります。ここまでは荷揚げ用のモノレールが登ってきているようですが神社の建設などはどのように荷物を運搬したのでしょうか。
神社の目の前は展望台になっています。丁度サクラが満開、早咲きの河津桜なのでしょうがこの山里の春も目の前と言ったところです。
浅間神社からは表参道を下って行きます。山頂直下は幅の狭い石段の道、脇には太いロープが張られていますが少し足元が危なそうな下りです。表参道には丁目石があります。富士講などの信仰の山ともなっていたようで講の名前が彫られていました。
やがて下りも緩やかになってくると上杉公内室墓の道標です。ここからは直接広沢寺へと下っている道もあるようです。
山ヒル除けのポストの先は鹿除けのゲートです。さらに下ると大きな石の鳥居にたどり着きました。
ここからは春の日を浴びた山里の中を広沢寺の駐車場へ、道端にはショッカイソウやホトケノザなど春の花が咲いたいました。
たどり着いた駐車場にはまたたくさんの車が残っています。ここから大山へと登って行った人も多いのでしょう。何時も賑わう大山と違いこの山域にはあまり人が歩かない岩っぽいコースもあります。機会があればまた歩いてみたいものでした。