半原神社8:50-(0h25m)-高取山登山口9:15/25-(0h25m)-455m付近9:50/55-(0h40m)-高取山10:35/10:55-(0h40m)-仏果山11:35/12:05-(0h50m)-640mベンチ12:55/13:00-(0h35m)-半原越13:35/45-(0h30m)-経ヶ岳14:15/45-(0h45m)-340mベンチ15:30/40-(0h30m)-半僧坊バス停16:10
3月の山の会の班山行は丹沢の前衛、高取山から仏果山、経ヶ岳をたどる明るい稜線のハイキングです。春から秋にかけては山ヒルで悩まされる丹沢の山も、まだこの時期はその心配もないようです。
神奈中のバスは学生のほかたくさんのハイカーを乗せ半原へと向かいます。登山口の撚り糸工業前では我々のほか中年のパーティも下車、同じ高取山を目指すようです。
半原神社の脇から舗装道路を緩やかに登って行きます。ホタルの里の案内が建つ小さな沢では初夏にホタルの淡い光を楽しむことができると言います。
やがて舗装道路は林道のゲートへ。高取山への登山道は一度小さな沢を渡ってから暗い杉林の中を登るようになります。林道を越えると登山道は明るい尾根の上を登って行くようになります。振り返ると霞んだ春の空の下に高尾山周辺の丘陵地帯、新宿の高層ビルの先にはスカイツリーの尖塔も見え隠れしていました。
途中、壊れかけたシカ避けの柵を何度か越え厚く落ち葉が積もった斜面を登ると高取山の山頂です。山頂に建てられた展望塔に登ると視界が開け宮ヶ瀬湖の上には丹沢の大きな山並み、白く雪を被ったその頂はまだ冬の世界の中に包み込まれているようです。振り返ると高尾山から陣馬山、生藤山へと続く中央線沿線の稜線が暖かい春の日を浴びていました。
高取山からは仏果山へと向かいます。小さく下った登山道は宮ヶ瀬湖から登ってくる道を右手から合わせ仏果山の山頂へと登り返します。山頂直下には桟道や固定ロープもありました。
たどり着いた仏果山は木立に覆われた頂でたくさんのハイカーがお弁当を広げていました。我々もベンチに腰をおろしてお弁当です。
ここからは半原越えを目指して明るい稜線歩きが始まります。山頂からの下りには固定ロープのある小さな岩場、右手が切れ落ちている細い尾根もあります。
馬渡へ下る道を分ける露岩のコブは秋葉山と呼ばれるところです。ここは大山修験道の行者道があったところと言います。山頂には当時の修験道を紹介する案内板が置かれていました。
幾つかのコブを越えながらたどり着いた峠が半原越え、中津川と煤ヶ谷を結ぶ峠道です。ここからは経ヶ岳へと登り返すことになります。山頂直下は固定ロープもある階段の急な登りです。
山頂の手前には大きな経石があります。岩の裏には奉納札を納めた大きな穴、ここも修験道の匂いを残すところのようです。山頂からはシルエットになった大山から丹沢にかけての稜線が見えていました。
経ヶ岳からは半僧坊を目指します。途中、林道を越えたところから登山道は沢に向かって下って行きます。
この道もまた1/25000地形図に記された道とは違う道のようです。堂平山でもそうであったように里山の道は付け直されているところも多いようです。何れ無事に登山口に降りられたのですがやはり道が違うのは気になるものです。