七沢森林公園駐車場9:30~ながめ丘10:05~巡礼峠10:10~井出山10:45~物見峠11:00/15~むじな坂峠11:20~白山展望台11:40/45~白山神社11:50/12:00~桜山12:15~華厳橋手前12:45~セブンイレブン厚木七沢北店14:00/15~七沢森林公園駐車場14:30
11月24日は、東京周辺では11月として初めての降雪。これ以降天気はあまり長続きしません。晴れ間の期待できるときに歩いてみようと言うことで東丹沢の飯山白山の低い尾根道を歩いてみることにしました。
平日は無料という七沢森林公園の駐車場には紅葉を楽しむハイカーの車がすでに数台停まっています。
中央口には見上げる森の架け橋があります。その先のウッドデッキを進むと管理事務所がありました。この周辺は今が紅葉の真っ最中、しかし先週の雪のためくすんだ色は錦秋の艶やかさを競うとまでは言えないようです。
遊歩道の傍にはヒル避けの塩が設置されています。東丹沢はこの付近にも山ヒルが住み着いているようです。緩やかに斜面を登ると野外ステージ、その傍にはもみじが真っ赤に色付いています。日当たりなどによるものなのか場所によって秋の色も微妙に違うようです。
尾根のさんぽ道を左に、程なく遊歩道のような道はながめの丘にたどり着きます。晴れているものの濁った空の下にはわずかに新宿のビル群が見え隠れしていました。
巡礼峠は星谷観音から飯山観音を参拝した巡礼が日向薬師、大山寺に向かったとされる巡礼道です。また案内板の建つ広場の脇にはこの峠で命を落とした巡礼を供養するためお地蔵さんが祀られていました。
枯葉を踏みしめながら歩く尾根道には鹿避けのゲートが張られています。やがて道はベンチが置かれた目立たないピークにたどり着きます。道標の頭にはマジックで井出山と書かれていました。左手の木立の先は採石場となっているようでダンプカーのエンジンの音が聞こえていました。
やがて尾根道は急な階段を登るようになります。急な登りにひと汗を流すとベンチが置かれた物見峠、晴れていればスカイツリーが見えると言いますが濁った空の下では新宿の街並みさえも霞んでいます。
峠ではお年寄りの夫婦連れ、山行の下見と言っていましたがお年寄りのハイキングには丁度良いコースなのかも知れません。
ここからも雑木林の尾根歩きが続きます。むじな坂峠を越えると尾根には山城の堀切のようなところが2か所、北条氏と上杉氏が関東の勢力を争った時代、近くに七沢城があったようですがこの付近に山城があったという情報は見つかりません。
樹林帯の中の急坂を登ると御門橋への分岐があります。さらにしばらく進むと白山展望台にたどり着きました。
展望塔が建つ広場にはベンチがあります。右手にはパラボラアンテナ塔を頭に載せた大山とそれから続く雷の尾根を見付けることができます。
展望台の先からは女坂が飯山観音へと下っているようです。数名のハイカーが日だまりのベンチに腰を下ろして展望を楽しんでいました。
さらに稜線を進むと白山神社です。小さな社の前には白山池と呼ばれる小さな水たまりがあり古くから雨乞いの霊地とされていたと言います。
ここからは男坂を飯山漢音へと下るコースが一般的のようです。我々は飯山トレランコースの道標に従い桜山へと向かいました。
落ち葉の積もる尾根道をしばらくたどると桜山、山頂の案内板では登山道は扇の広場を越え尼寺へと下って行くようです。
我々は尾根通しの薄い踏み跡を舟沢方面に進むことにします。最初は赤テープなどがありましたがやがてふみ跡も消え樹林帯の急斜面を下るようになります。木の根などを頼りに下ると華厳橋近くの県道にたどり着きました。
ここから宮ヶ瀬行きや本厚木行きのバスはあるものの七沢森林公園へのバスはないようです。仕方なく舗装道路を約1時間、バスの便を確認しなかったのがいけなかったようですが思わぬ舗装道路歩きを強いられた山行でした。
GPSlogは電波状態が悪く飯山白山から先は欠測しています。