根香寺(ねごろじ) 


 寺社の種類:天台宗単立
 山号:青峰山、院号:千手院
 創建の時期:弘仁年間(810年~824年)、弘法大師智証大師と伝えられる
 所在地:香川県高松市中山町1506番地
 訪問日:2011年10月26日

 

白峰寺からは根香寺に向かいます。道のわきは自衛隊の演習所になっているようで高いフェンスが巡らされていました。展望が開けるところからは瀬戸内海が広がり、瀬戸大橋が秋空の下に霞んでいました。

仁王門
仁王像
仁王像
石段を登って行きます

弘仁年間(810~824年)、唐に渡る弘法大師が航海の安全を祈り五大明王を祀った花蔵院を建立、天長9年(832年)、智証大師千手観音を刻み千手院を建立、この2院を合わせたものが根香寺と伝えられています。

水かけ地蔵
石段のわきに円の行者像
牛頭観音
石段を登ると中門

山門をくぐると急な石段があります。このわきには水かけ地蔵と円小角の石像、ここもまた神仏習合の歴史を残すところのようです。

本堂を取り巻き万体観音
本堂の内陣
本堂の扁額
 

中門をくぐると本堂を巡るように回廊があります。釣り灯籠に照らし出される暗い回廊には3万体と言われる万体観音が祀られていました。

大師堂
大師堂
五大明王を祀る五大堂
五大明王像

境内には本堂、大師堂のほか五大明王を祀る五大堂、不動明王後三世明王軍茶利明王大威徳明王金剛夜叉明王の木像が安置されていました。

関連記録・コース

 天台宗(てんだいしゅう)

法華経を根本経典とする大乗仏教の一派。575年隋の智顗(ちぎ)が天台山にこもって大成。日本へは奈良時代に唐僧鑑真(がんじん)が初めて伝え、平安初期に最澄が比叡山に延暦寺を建て開宗。のち山門派と寺門派、さらに真盛(しんぜい)派に分かれた。

 

 空海(くうかい)弘法大師(こうぼうだいし)

平安時代の僧。真言宗の開祖。最澄と並ぶ平安仏教の確立者。15歳で母方の伯父阿刀大足(あとのおおたる)について京都へ遊学。延暦23年(804年)入唐し翌々年帰朝。高野山に金剛峰寺を建立し東寺(教王護国寺)を真言道場とした。

 

 知証大師(ちしょうだいし)円珍(えんちん)

814~891年、平安前・中期、天台宗寺門派の開祖。天台座主。母は空海の姪という。853~858年唐で修学。帰朝後、延暦寺別院として園城寺(おんじようじ)を再興。台密を完成させた。

 

 千手観音(せんじゅかんのん)・千手千眼観自在菩薩

六観音の一つ。限りない慈悲を表す菩薩で、千の慈悲の眼と千の慈悲の手をそなえ、生ある者を救うという。二七面四二臂の像が一般的。千手千眼観世音。千眼千臂観世音。

 

 四国八十八ヶ所四国巡礼(しこくじゅんれい)

四国にある弘法大師ゆかりの88か所の寺院の総称で、四国霊場の最も代表的な札所である。

1番 霊山寺、2番 極楽寺、3番 金泉寺、4番 大日寺、5番 地蔵寺、6番 安楽寺、7番 十楽寺、8番 熊谷寺、9番 法輪寺、10番 切幡寺、11番 藤井寺、12番 焼山寺、13番 大日寺、14番 常楽寺、15番 国分寺、16番 観音寺、17番 井戸寺、18番 恩山寺、19番 立江寺、20番 鶴林寺、21番 太龍寺、22番 平等寺、23番 薬王寺、24番 最御崎寺、25番 津照寺、26番 金剛頂寺、27番 神峯寺、28番 大日寺、29番 国分寺、30番 善楽寺、31番 竹林寺、32番 禅師峰寺、33番 雪蹊寺、34番 種間寺、35番 清滝寺、36番 青龍寺、37番 岩本寺、38番 金剛福寺、39番 延光寺、40番 観自在寺、41番 龍光寺、42番 仏木寺、43番 明石寺、44番 大寶寺、45番 岩屋寺、46番 浄瑠璃寺、47番 八坂寺、48番 西林寺、49番 浄土寺、50番 繁多寺、51番 石手寺、52番 太山寺、53番 円明寺、54番 延命寺、55番 南光坊、56番 泰山寺、57番 栄福寺、58番 仙遊寺、59番 国分寺、60番 横峰寺、61番 香園寺、62番 宝寿寺、63番 吉祥寺、64番 前神寺、65番 三角寺、66番 雲辺寺、67番 大興寺、68番 神恵院、69番 観音寺、70番 本山寺、71番 弥谷寺、72番 曼荼羅寺、73番 出釈迦寺、74番 甲山寺、75番 善通寺、76番 金倉寺、77番 道隆寺、78番 郷照寺、79番 天皇寺、80番 国分寺、81番 白峯寺、82番 根香寺、83番 一宮寺、84番 屋島寺、85番 八栗寺、86番 志度寺、87番 長尾寺、88番 大窪寺

 

 空海(くうかい)弘法大師(こうぼうだいし)

平安時代の僧。真言宗の開祖。最澄と並ぶ平安仏教の確立者。15歳で母方の伯父阿刀大足(あとのおおたる)について京都へ遊学。延暦23年(804年)入唐し翌々年帰朝。高野山に金剛峰寺を建立し東寺(教王護国寺)を真言道場とした。

 

 五大明王(ごだいみょうおう)

特に密教で不動明王を中心として四方に配され魔を降伏させる5明王で、中央が不動明王、東方が降三世明王、南方が軍荼利明王、西方が大威徳明王、北方が金剛夜叉明王。いずれも忿怒の形相を表わす。

 

 知証大師(ちしょうだいし)円珍(えんちん)

814~891年、平安前・中期、天台宗寺門派の開祖。天台座主。母は空海の姪という。853~858年唐で修学。帰朝後、延暦寺別院として園城寺(おんじようじ)を再興。台密を完成させた。

 

 千手観音(せんじゅかんのん)・千手千眼観自在菩薩

六観音の一つ。限りない慈悲を表す菩薩で、千の慈悲の眼と千の慈悲の手をそなえ、生ある者を救うという。二七面四二臂の像が一般的。千手千眼観世音。千眼千臂観世音。

 

 円小角、役行者、神変大菩薩

7世紀末に大和葛木山にいたという呪術者。修験道の開祖と仰がれ,神変大菩薩の勅諡号を受けた。秩序を乱したので699年に伊豆に流された。山岳信仰と密教とが合流するようになって修験者の理想像とされ、その足跡を伝える説話は多く伝えられている。

 

 神仏習合(しんぶつしゅうごう)神仏混淆(しんぶつこんこう)

日本古来の神と外来宗教である仏教とを結びつけた信仰のこと。すでに奈良時代から寺院に神が祀られたり、神社に神宮寺が建てられたりした。平安時代頃からは本格的な本地垂迹(ほんじすいじやく)説が流行し、中世になって両部神道などが成立した。

 

 五大明王(ごだいみょうおう)

特に密教で不動明王を中心として四方に配され魔を降伏させる5明王で、中央が不動明王、東方が降三世明王、南方が軍荼利明王、西方が大威徳明王、北方が金剛夜叉明王。いずれも忿怒の形相を表わす。

 

 不動明王(ふどうみょうおう)

五大明王・八大明王の主尊。悪魔を下し仏道に導きがたいものを畏怖せしめ、煩悩を打ちくだくと言います。

忿怒の姿で火焔の中にあり、右手に剣、左手に索縄を持ち、心の内外の悪魔をはらうとされています。

 

 後三世明王(ごうざんぜみょうおう)

五大明王の一尊。東方に位し3世にわたる三毒を降伏させるところからこの名がある。像は普通三眼で四面八臂、怒りの表情をし火炎を背に負い足下に大自在天と烏摩妃(うまひ)を踏みつける姿に表す。

 

 軍荼利明王(ぐんだりみょうおう)

五大明王の一つで南方の守護神。自己愛にかかわる煩悩を断つ。像は一面三目八臂で激しい怒りの相をなし多くの蛇が巻きついている。

 

 大威徳明王(だいいとくみょうおう)

五大明王の一つで西方の守護神。人々を害する毒蛇、悪竜や怨敵を征服するという。頭、腕、脚が六つずつあり、剣、鋒、輪、杵(しょ)を持ち、怒りの形相をして火炎に包まれ水牛に乗る姿の像が多い。

 

 金剛夜叉明王(こんごうやしゃみょうおう)

五大明王の一つで北方の守護神。三面六手または一面四手の忿怒の相で表される。

 

 鑑真(がんじん)・過海大師・唐大和上(とうだいわじょう)

中国、唐代の高僧。日本律宗の開祖。揚州大明(たいめい)寺で戒律を講じ名声があった。742年日本僧栄叡(ようえい)らの請に応じて来日を志したが海賊や風波の災で5度挫折の後、754年渡来した。

 

 最澄(さいちょう)・伝教大師

平安初期の僧。767~822年。天台宗の開祖。比叡山に入り根本中堂を建立。延暦23年(804年)空海とともに入唐し翌年帰国した。

 

 真言宗(しんごんしゅう)

弘法大師空海(774~835)が唐で学んだ密教を教義に平安初期に開いた。大日如来を教主とし、身口意(しんくい)三密の加持力で即身成仏(じょうぶつ)させるのを本旨とする。

 

 最澄(さいちょう)・伝教大師

平安初期の僧。767~822年。天台宗の開祖。比叡山に入り根本中堂を建立。延暦23年(804年)空海とともに入唐し翌年帰国した。

 

 空海(くうかい)弘法大師(こうぼうだいし)

平安時代の僧。真言宗の開祖。最澄と並ぶ平安仏教の確立者。15歳で母方の伯父阿刀大足(あとのおおたる)について京都へ遊学。延暦23年(804年)入唐し翌々年帰朝。高野山に金剛峰寺を建立し東寺(教王護国寺)を真言道場とした。

 

 六観音(ろくかんのん)

六観音は六道輪廻の思想に基づき、六種の観音が六道に迷う衆生を救うという考えから生まれたもの。地獄道 - 聖観音、餓鬼道 - 千手観音、畜生道 - 馬頭観音、修羅道 - 十一面観音、人道 - 准胝観音、天道 - 如意輪観音とされる。天台系では准胝観音の代わりに不空羂索観音を加えて六観音とする。

 

 空海(くうかい)弘法大師(こうぼうだいし)

平安時代の僧。真言宗の開祖。最澄と並ぶ平安仏教の確立者。15歳で母方の伯父阿刀大足(あとのおおたる)について京都へ遊学。延暦23年(804年)入唐し翌々年帰朝。高野山に金剛峰寺を建立し東寺(教王護国寺)を真言道場とした。

 

 真言宗(しんごんしゅう)

弘法大師空海(774~835)が唐で学んだ密教を教義に平安初期に開いた。大日如来を教主とし、身口意(しんくい)三密の加持力で即身成仏(じょうぶつ)させるのを本旨とする。

 

 最澄(さいちょう)・伝教大師

平安初期の僧。767~822年。天台宗の開祖。比叡山に入り根本中堂を建立。延暦23年(804年)空海とともに入唐し翌年帰国した。

 

 不動明王(ふどうみょうおう)

五大明王・八大明王の主尊。悪魔を下し仏道に導きがたいものを畏怖せしめ、煩悩を打ちくだくと言います。

忿怒の姿で火焔の中にあり、右手に剣、左手に索縄を持ち、心の内外の悪魔をはらうとされています。

 

 不動明王(ふどうみょうおう)

五大明王・八大明王の主尊。悪魔を下し仏道に導きがたいものを畏怖せしめ、煩悩を打ちくだくと言います。

忿怒の姿で火焔の中にあり、右手に剣、左手に索縄を持ち、心の内外の悪魔をはらうとされています。

 

 降三世明王(ごうざんぜみょうおう)

五大明王の一つで東方の守護神。貪(とん)・瞋(じん)・痴の三毒を滅ぼすとも三界を降伏するともいう。通常は四面八臂の怒りの姿で、左足で大自在天を右足でその妃烏摩を踏む。

 

 軍荼利明王(ぐんだりみょうおう)

五大明王の一つで南方の守護神。自己愛にかかわる煩悩を断つ。像は一面三目八臂で激しい怒りの相をなし多くの蛇が巻きついている。

 

 大威徳明王(だいいとくみょうおう)

五大明王の一つで西方の守護神。人々を害する毒蛇、悪竜や怨敵を征服するという。頭、腕、脚が六つずつあり、剣、鋒、輪、杵(しょ)を持ち、怒りの形相をして火炎に包まれ水牛に乗る姿の像が多い。

 

 金剛夜叉明王(こんごうやしゃみょうおう)

五大明王の一つで北方の守護神。三面六手または一面四手の忿怒の相で表される。

 

 空海(くうかい)弘法大師(こうぼうだいし)

平安時代の僧。真言宗の開祖。最澄と並ぶ平安仏教の確立者。15歳で母方の伯父阿刀大足(あとのおおたる)について京都へ遊学。延暦23年(804年)入唐し翌々年帰朝。高野山に金剛峰寺を建立し東寺(教王護国寺)を真言道場とした。

 

 六観音(ろくかんのん)

六観音は六道輪廻の思想に基づき、六種の観音が六道に迷う衆生を救うという考えから生まれたもの。地獄道 - 聖観音、餓鬼道 - 千手観音、畜生道 - 馬頭観音、修羅道 - 十一面観音、人道 - 准胝観音、天道 - 如意輪観音とされる。天台系では准胝観音の代わりに不空羂索観音を加えて六観音とする。

 

 本地垂迹(ほんちすいじゃく)

菩薩や仏陀がかりに神の姿をとって垂迹するという説、神は権現と呼ばれるようになった。神の正体とされる仏を本地仏と言う。神々に付会される仏は、宗派、信仰、寺院、神社によって異なる。

 

 不動明王(ふどうみょうおう)

五大明王・八大明王の主尊。悪魔を下し仏道に導きがたいものを畏怖せしめ、煩悩を打ちくだくと言います。

忿怒の姿で火焔の中にあり、右手に剣、左手に索縄を持ち、心の内外の悪魔をはらうとされています。

 

 不動明王(ふどうみょうおう)

五大明王・八大明王の主尊。悪魔を下し仏道に導きがたいものを畏怖せしめ、煩悩を打ちくだくと言います。

忿怒の姿で火焔の中にあり、右手に剣、左手に索縄を持ち、心の内外の悪魔をはらうとされています。

 

 降三世明王(ごうざんぜみょうおう)

五大明王の一つで東方の守護神。貪(とん)・瞋(じん)・痴の三毒を滅ぼすとも三界を降伏するともいう。通常は四面八臂の怒りの姿で、左足で大自在天を右足でその妃烏摩を踏む。

 

 軍荼利明王(ぐんだりみょうおう)

五大明王の一つで南方の守護神。自己愛にかかわる煩悩を断つ。像は一面三目八臂で激しい怒りの相をなし多くの蛇が巻きついている。

 

 大威徳明王(だいいとくみょうおう)

五大明王の一つで西方の守護神。人々を害する毒蛇、悪竜や怨敵を征服するという。頭、腕、脚が六つずつあり、剣、鋒、輪、杵(しょ)を持ち、怒りの形相をして火炎に包まれ水牛に乗る姿の像が多い。

 

 金剛夜叉明王(こんごうやしゃみょうおう)

五大明王の一つで北方の守護神。三面六手または一面四手の忿怒の相で表される。

 

76番金倉寺 11.10.2575番善通寺 11.10.2574番甲山寺 11.10.2573番出釈迦寺 11.10.2572番曼荼羅寺 11.10.2571番弥谷寺 11.10.2570番本山寺 11.10.2469番観音寺 11.10.2468番神恵院 11.10.2467番大興寺 11.10.2466番雲辺寺 11.10.2465番三角寺 11.10.2460番横峰寺 11.10.2464番前神寺 11.10.2363番吉祥寺 11.10.2362番宝寿寺 11.10.2361番香園寺 11.10.2359番国分寺 11.10.2358番仙遊寺 11.10.2357番栄福寺 11.10.2356番泰山寺 11.10.2355番南光坊 11.10.2354番延命寺 11.10.2345番岩屋寺 11.10.2244番大寶寺 11.10.2246番浄瑠璃寺 11.10.2247番八坂寺 11.10.22番外文殊院 11.10.2248番西林寺 11.10.2249番浄土寺 11.10.2250番繁多寺 11.10.2251番石手寺 11.10.2253番圓明寺 11.10.2152番太山寺 11.10.2143番明石寺 11.10.2142番佛木寺 11.10.2141番龍光寺 11.10.2140番観自在寺 11.10.2039番延光寺 11.10.2038番金剛福寺 11.10.2037番岩本寺 11.10.2036番青龍寺 11.5.2835番清瀧寺 11.5.2834番種間寺 11.5.2733番雪蹊寺 11.5.2732番禅師峰寺 11.5.2731番竹林寺 11.5.2730番善楽寺 11.5.2729番国分寺 11.5.2728番大日寺 11.5.2727番神峯寺 11.5.2626番金剛頂寺 11.5.2625番津照寺 11.5.2624番最御崎寺 11.5.2623番薬王寺 11.5.2622番平等寺 11.5.2621番太龍寺 11.5.2420番鶴林寺 11.5.2419番立江寺 11.5.2418番恩山寺 11.5.2417番井戸寺 11.5.2416番観音寺 11.5.2415番国分寺 11.5.2414番常楽寺 11.5.2413番大日寺 11.5.2412番焼山寺 11.5.2311番藤井寺 11.5.2310番切幡寺 11.5.239番法輪寺 11.5.238番熊谷寺 11.5.237番十楽寺 11.5.236番安楽寺 11.5.225番地蔵寺 11.5.224番大日寺 11.5.223番金泉寺 11.5.222番極楽寺 11.5.221番霊山寺 11.5.22
TAG:四国八十八ヶ所
 訪問者数 今月:15件
 Back