雨巻山~明るい低山と岩うちわ、カタクリの群生地~ 


標高
雨巻山 533.2m、三登谷山433m
山域
北関東
登山日
2015年3月31日(火)、晴れ
歩程
合計2:50
歩行距離
6.2km
標高差
515m
累積標高差
+522m、-522m
登山口
大川戸駐車場mapon
交通機関
 大川戸駐車場
登山コース
大川戸駐車場~峠~雨巻山~三登谷山~大川戸駐車場
コースmap
雨巻山

 

山行の記録

 コースタイム

大川戸駐車場9:25-峠9:55-雨巻山展望台10:50/55-雨巻山11:00/15-三登谷山12:05/30-大川戸駐車場13:00

 

 雨巻山

益子近くの雨巻山は日光や赤城山などの展望と春の花に恵まれた山です。背丈は低いものの栃木百名山にも選ばれた山です。

広い駐車場には平日にもかかわらず数台の車が止まっています。何処の団体なのかマイクロバスも駐車場の隅に止まっていました。

大川戸の駐車場
登山コースの案内板
しばらく林道を歩いて
林道の先には峠への登山口

駐車場からしばらく林道を進むと道端に峠への分岐、樹林帯の道の先には小さな木の階段があります。ここから始まる登山道はジグザグを切りながら峠を目指して登って行きます。

たどり着いた峠は御嶽山から続く縦走コース上の分岐点です。まだ芽ぶきも始まっていない尾根道は小さなアックダウンを繰り返しながら山頂を目指して登って行きます。

やがて登山道はジグザグを切りながら急坂を登て行くようになります。まさに猪転げ坂の名前が示すように急な登り坂です。

御嶽山からに道を合わせる峠
小さなコブに道標
猪転げ坂は急な登り
雑木林の中の尾根道

明るい雑木林の尾根道を緩やかに登って行くと雨巻山の山頂です。冬晴れの日にはスカイツリーや富士山が見えるようですが濁った春の空の下では展望を期待すべくもありません。

山頂から高峰へと続く尾根道を僅かに進むと手作りの展望台があります。急な梯子を登ると視界が開けるものの富谷山の先は濁った春霞の中にその姿を隠していました。

山頂に戻ると初老のパーティの一行が食事の最中です。話を聞くと雨巻山を紹介するBlogを書いていたデイダラボッチさんが会津の旭岳で滑落死したとか。奥さんと仲間たちが慰霊を兼ねての登山に来ていると言います。

雨巻山の山頂
展望台から眺める富谷山
山頂はたくさんの人
雑木林の尾根道を三登谷山へ

山頂で一息を入れたのち三登谷山へ続く明るい稜線をたどることにします。小さなアップダウンを繰り返しながら続く尾根道には道標なども整備され歩きやすい道です。三登谷山側から登る人が多いようで家族連れや初老のパーティが山頂を目指していました。

ベンチが置かれた展望地を越え小さく登ると三登谷山です。冬晴れの日には赤城山や皇海山から男体山、女体山へと続く稜線を見渡せるところですが目の前の高館山が見えているだけでした。

登山道には道標
途中に展望が開けるところも
小さく登ると三登谷山
ベンチが置かれた三登谷山
ここからの展望も春霞の中
大川戸へ下ります

山頂のベンチで昼食をしたのち大川戸へ下ることにします。樹林帯の緩やかな坂道を下るとほどなく林道にたどり着きます。車を停めた駐車場はヒメオドリコソウが咲く休耕地のの先です。

 富山岩うちわ群生地

富山の岩うちわ群生地は最近になってネットなどでも紹介され始めたところです。個人の山林と言う群生地にはピンクの絨毯を敷き詰めたようにイワウチワが群生しています。

岩うちわ群生地の入り口
樹林帯に岩うちわの群生

イワウチワに混じってショウジョウバカマも大きな花を付けていました。急な杉林の中に続く散策路には階段やベンチなども整備されていました。入り口のテントでは入山料のほか地元の野菜やおでんなどを売っていました。

 那珂川カタクリ山公園

那賀川町の近くには100万株と言われるカタクリが雑木林の斜面を埋め尽くす関東最大級の群生地があります。

国道沿いの案内板に導かれると大きな駐車場、古い三和神社の脇から雑木林の中をたどる遊歩道が始まります。

三和神社
カタクリの群生

木道なども整備された公園は今がカタクリの花の真っ最中です。ピンクの絨毯を前に一眼レフを構えたアマチュアカメラマンがファインダーを覗いていました。近くの三毳山もカタクリの群生で知られていますが関東最大規模と言う話も頷けそうなところです。

散策路の先にはミズバショウの群生地もあります。さらにその先にはザゼンソウの群生地もありましたがこちらはすでに花の時期を過ぎ、青い葉が杉林の中に残っているだけでした。

 

 コース GPSmap

 クリックするとGPSLogをダウンロードします。

 

その他のコース・山行記録
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