子どもの森公園-(0h30m)-400m付近-(0h15m)-榛名山分岐-(0h10m)-榛名山山頂-(0h15m)-男山-(0h25m)-本山-(1h00m)-飯盛山-(1h00m)-子どもの森公園
今年の1月に登った古賀志山の山頂で地元の伯父さんから紹介された本山、篠井富屋連峰としてガイドブックにも紹介されるハイキングコースです。
登山口は子どものもり公園の舗装道路をしばらく登った所にあります。やはり栃木の春はまだ浅いのか、公園には白いコブシの花が咲き始めたばかりです。
榛名山への登山道は暗い杉林の中を登って行きます。道端には膨らみ始めたカタクリの花、白いニリンソウの蕾はまだ俯いているだけで、この付近の春はまだまだ始まったばかりのようです。この登山コースは低山と言うこともあり、多くの登山道が入り組んでいるようです。途中、左手から登ってくる道を合わせ暗い杉林の中を登って行くと男山と榛名山を結ぶ分岐にたどり着きました。
ここで道を右に、少し細くなった稜線を登って行くと榛名山の山頂です。山頂には小さな石祠が祀られています。何かの神事に使用したのか大きな幣が建てられていました。
附近には淡いピンクの花を付けたアカヤシオが満開です。淡いピンクの花がまだ芽ぶきも始まらない山肌に咲く姿はまさに春の訪れを告げる花と言うことができるでしょう。
榛名山からは男山に向かいます。たどり着いた男山は山頂を示す案内板があるだけの小さな頂です。木の間越に展望が開けるものの日光方面の山々はその頂を雲に隠していました。
男山からは本山に向かいます。小さく下って登り返すと小さな広場のような本山の山頂にたどり着きました。
山頂には三等三角点、目の前には古賀志山の稜線が黒いシルエットになって続いています。今年の1月には古賀志山からこの山頂を遠望していましたが、今日は本山から古賀志山の岩峰を眺めることになります。ギザギザと続く岩峰はその頂は左端が古賀志山の山頂、右に見える小さな頂は559m峰でしょうか。その先には鹿沼周辺の山々が連なっているようですが曇り空の下、その山頂を同定することは難しいようです。
本山からは飯盛山に向かいます。雑木林の中の下りには小さな岩場もあります。
やがて登山道は杉林の中を下って行くようになります。途中で出会った中年のパーティは飯盛山方面から登ってきたようで、地元の人なのかこの山には詳しいようです。縦走路は飯盛山から高館山、黒戸山、兜山へと続いているようです。飯盛山の手前から直接子どものもり公園へ下る道もよく整備されているようです。
しばらく下ると子どものもりへの分岐点です。さらに暗い杉林を進むと大きな鉄塔の下にたどり着きました。
ここからは固定ロープも張られている急な登りが始まります。急な登りのひと喘ぎすると木立に覆われた飯盛山の山頂にたどり着きました。小さな石祠が祀られた山頂で一休みしました。
飯盛山からは一度分岐に戻り、子どものもりへ下ることにします。途中、下篠井へと向かう道を左へと分け、子どものもりへの近道を下って行きます。
この道は1/25000地形図にも出ていない道です。里山は色々な道が入り組んで判りにくいものです。
沢沿いの道を下って行くと程なく砂利の林道にたどり着きました。道端にはタチツボスミレやエイザンスミレなどが春の訪れを語りかけているようです。
たどり着いた子どものもりにはヤマザクラが白い花を付けていました。
榛名山の山頂にはアカヤシオの花が咲いています。春の訪れを告げるピンクのツツジはまだ芽ぶきの始まっていない山肌にピンクの花明りを付けたようです。