ミツマタ群生地駐車場10:35~ミツマタ群生地10:55/11:15~焼森山新コース入り口11:25~稜線分岐11:40/45~こだま石12:05~焼森山12:15/55~弛み峠13:00~赤沢山三角点(鶏足山)13:15/20~鶏足山13:25/14:10~赤沢山三角点(鶏足山)~ミツマタの小径分岐14:25~ミツマタ群生地駐車場15:05
松戸山の会の仲間との山行は北関東のミツマタ群生地と鶏足山、焼森山を訪ねる山行です。
関東の山々にも春の芽ぶきが始まっているようで、ミツマタの群生地からは満開の便りが伝えられていました。ここのミツマタは紙の不足を補うため戦争中に植えられたもので、2005年に発見されその後群生地としての保護が行われたものと言います。
今ではミツマタを目当てに訪れる観光客も多く、宇都宮や茂木駅からいい里さかがわ館に特急バスが運行されていると言います。
低山に付き物ですが登山口は何か所かあり上赤沢近くの駐車場から登る富士ヶ平コースや砥石山コース、大沢峠から登る大沢峠コース、ミツマタ群生地駐車場から焼森山や鶏足山に登るコースなどがあるようです。
今日は平日と言うことでいい里さかがわ館からミツマタ群生地へ向かうシャトルバスは運航していません。たどり着いたミツマタ群生地の駐車場はたくさんの車で溢れていました。
駐車場からヒノキ林の林道をしばらく進むとミツマタの小径と呼ばれる群生地です。小さな谷をめぐる1周600mほどの遊歩道に今を盛りに黄色い花が咲いていました。
遊歩道には満開のミツマタを愛でに訪れた観光客に交じり、我々のように小さなザックを担いだハイカーが黄色い花のトンネルにカメラを向けていました。
新コースから焼森山に向かうことにします。ヒノキ林の急登を登って行くと稜線にたどり着きます。ここはいい里さかがわ館側の登山口から登ってくる道を合わせるところです。
僅かに登ると一ノ越、その先には小さな岩場があります。固定ロープも張られていない急坂と言ったところでした。岩場に慣れていない人には少し辛いのか、夫婦連れのハイカーが岩場の傍で立ち止まっていました。
展望が広がる稜線はこだま石、目の前には益子方面の展望が広がりますが曇りがちの空の下では何処がどの山かなかなか判り難いところです。
さらに緩やかに稜線を進むと焼森山の山頂です。展望が広がる頂はミツマタの群生地方面から登ってくる道を合わせるところです。
山頂に腰を下ろし昼食、西側に連なる低い稜線は仏頂山から高嶺、その先には筑波山の頂が青黒く霞んでいました。この周辺で訪れたのは雨巻山、難台山、吾国山など、このほかにも仏頂山や芳賀富士などの山があるようですが何れも冬場でなければ登ることができなさそうな低山と言うことです。
食事ののち焼森山に向かいます。緩やかに下ると座禅岩、岩を巻くように登山道が付けれれています。やがて緩やかに下る明るい稜線は弛み峠にたどり着きます。
右手には赤岩方面へと下って行く道が分かれていました。この稜線は鶏足山へと登って行くハイカーで賑わうところです。緩やかに登って行く道は2等三角点と鶏足山の山頂標識が置かれたピークにたどり着きます。ここは赤沢山と呼ばれるところですがガイドブックなどではここを鶏足山としているものも多いようです。
左手に続く尾根道は緩やかなアップダウンを繰り返しながら鶏足山の山頂へ、展望が広がる山頂には弘法大師祠が祀られています。
北側の展望が広がる山頂で小休止、ここから続く稜線の先には鶏石や護摩焚石があると言います。
山頂標識では日光の山々や赤城山なども見えると言いますが曇りがちの空の下ではその頂は白い空の下に霞んでいました。
鶏足山からは車を停めたミツマタ群生地の駐車場に下ることにします。赤沢山に戻り稜線を僅かに下るとミツマタ群生地への道が分かれています。ここで道を右に、植林隊の中を下って行くと焼森山から下ってくる道を合わせ林道を下ることなりました。
たどり着いた駐車場はすでに閑散としています。ミツマタだけを目当てに訪れる観光客も多かったのでしょう。