大川戸駐車場9:45-(0h45m)-足尾山10:30/40-(0h10m)-御嶽山10:50/11:00-(1h20m)-雨巻山12:20/55-(0h5m)-展望塔13:00/05 -(0h55m)-No20標識14:00/05-(0h5m)-三登谷山14:10/20-(0h45m)-大川戸駐車場15:05
栃木百名山には日光周辺の山々の他にも、背丈の低い山が幾つも選ばれています。雨巻山もそのような山の一つです。
北関東道の友部インターから一般道をたどり大川戸へ。ソーメン流しの看板を見落としたためか道を間違ってしまいました。
たどり着いた大川戸の駐車場は50台ほどの車が停まれるところです。駐車場の傍らには登山コースを記したガイドマップも置かれていました。
1/25000地形図では登山道の表示はないものの、里山と言うこともありたくさんのコースが設けられています。左手の道は足尾山から雨巻山を回る縦走コースで、変化に富んだ周遊が楽しめるコースです。
歩き始めると登山道には軽く雪が張り付いています。北斜面と言うことで先週降った雪が融け残っているようです。雪に身を縮めているアオキを見ながら稜線にたどり着くと足尾山尾根コースの分岐です。ここから道を左にとり小さく下ると沢沿いの登りが始まります。小さな岩場は固定ロープがあるものの沢が凍りついて滑り易いところもありました。
たどり着いた足尾山は縦走路上の小さなコブと言ったところです。木立に包まれ視界は期待できないところです。
ここからは小さなアップダウンを繰り返しながら雨巻山の山頂を目指します。鎖を頼りに小さな岩場を登ったところは御嶽山。目の前は視界が開けるものの低く続く山並みは何処がどの山なのは良く判りませんでした。
小さな鞍部は峠コースを合わせるところ、登り返した先には猪転げ坂と名付けられた急坂が待っています。手造りの木の階段がジグザグを切っていましたが猪が転げ落ちるほどの急坂とは思えません。
さらに小さなコブを越えると雨巻山の山頂です。三角点とベンチが置かれた山頂には数組のパーティが昼食の最中です。我々も日溜まりのベンチに腰を下ろしザックに入れてきた豚汁を造ることにしました。
山頂の案内板にはすぐ傍に展望塔があると言うことで立ち寄って行くことにしました。
高峯へと続く登山道を少し進んだ所に3mほどの手造りの展望塔があります。木の階段を登ると視界が開け正面に霞んだ加波山、その奥に黒いシルエットとなった筑波山の双耳峰がそびえていました。思いのほか展望の良いところです。
雨巻山からは小さなアップダウンを繰り返しながら三登谷山を目指す尾根歩きです。途中には幾つかの分岐があるもののその各々に道標が整備され、道を間違いそうなところはありません。
小さく登り返した稜線の上は展望の開けるところです。振り返る雨巻山の肩に加波山と筑波山、目の前に続く低い稜線は富谷観音のある富谷山から続く稜線のようです。
細い稜線を小さく登ったところは三登谷山です。ここも視界は大きく開けるところで雪雲に頭を隠しているものの高原山や男体山や女峰山、それから続く山塊の上には赤城山や皇海山、霞みの中に溶け込みそうな浅間山の白い頂きも見付けることが出来ました。
明るい展望に別れを告げ大川戸の駐車場を目指した下って行きます。緩やかに杉林の中を下って行く道はやがて林道にたどり着きました。ここから駐車場までは明るい舗装道路をひと歩きです。