三和神社(三和大明神) 


 寺社の種類:郷社、式内社
 創建の時期:推古天皇12年(604年)
 主祭神:大物主命
 社殿の様式:流造銅板葺
 所在地:栃木県那須郡那珂川町三輪726
 訪問日:2015年3月31日

 

延喜式神名帳に掲載されている下野国那須郡三和神社に比定されている古い神社です。社殿によると推古天皇12年(604年)、大和の大神神社から勧請されたものです。

三和神社の鳥居
三和大明神の神額
十三夜、三日月、二十三夜の石塔
三和神社の案内板
伊勢参宮の記念碑
境内の奥に社殿
境内の摂社
狛犬
狛犬
正一位の神額

社殿の裏手には那珂川カタクリ山公園があり駐車場にはたくさんの車が停まっています。三和大明神の神額が掲げられた朱塗りの鳥居の先には古い社殿が建っていました。

関連記録・コース

 大物主命(おおものぬしのみこと)

大和の三輪山に鎮座する神で大神神社の祭神。大国主(おおくにぬしの)神の異名とも言います。国津神の代表的存在で国譲り後たくさんの国津神をひきいて皇孫を守ったなどおおくの説話を持つ神です。蛇の姿をしており農業の守護神でもある。

 

 流造(ながれづくり)

神社建築様式の一つ。屋根の前のほうが長く伸びて向拝をおおい、庇と母屋が同じ流れで葺いてあるのでこの名がある。

正面の柱が2本であれば一間社流造、柱が4本であれば三間社流造という。奈良時代末~平安時代に成立し広く各地に流布しました。

 

 大国主命(おおくにぬしのみこと)大己貴命・大穴牟遅神(おおなむちのみこと)

出雲神話の神。素戔嗚尊(すさのおのみこと)の子または孫です。少彦名神(すくなびこなのかみ)とともに、中つ国の経営を行っましたが、天照大神(あまてらすおおみかみ)の使者が来ると国土を献上してみずからは隠退しました。

大黒天と同一視されるようにもなりました。因幡(いなば)の白兎の神話は唱歌にも歌われています。

 

TAG:雨巻山 2015.3.31
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