鞍掛山~古賀志山から続く小さな頂~ 


標高
鞍掛山492.4m(栃木百名山)
山域
上州・北関東
登山日
2013年4月4日(木)、晴れ、11℃
歩程
登り0:55、下り0:50、合計1:45
歩行距離
2.5km
標高差
270m
累積標高差
+295m、-295m
登山口
鞍掛山登山口mapon
交通機関
 東北道鹿沼ICから17km
登山コース
鞍掛山登山口-鞍掛神社-奥ノ院-鞍掛山-大岩-鞍掛山登山口
コースmap
鞍掛山

 

山行の記録

 コースタイム

鞍掛山登山口10:15-(0h25m)-鞍掛神社10:40/45-(0h25m)-奥ノ院11:10/25-(0h05m)-鞍掛山11:30-(0h05m)-大岩11:35/13:10 昼食-(0h20m)-分岐13:30-(0h25m)-鞍掛山登山口13:55

 

 鞍掛山登山口~鞍掛神社~奥ノ院

3月の岳人に栃木の里山として紹介されていた鞍掛山。馬の鞍に因んで名付けられた山名は岩手や石川、愛知などにもあるようでWikipediaによると全国に10ほどの頂があると言います。ツツジや紅葉の山として紹介されている山もまだ芽ぶきには少し早いようですが早春の鞍掛山に軽いハイキングを楽しむことにしました。

カーナビの案内に従い登山口を目指しましたが鞍掛トンネルから続く林道は木が倒れ通行できません。結局ガイドブックに紹介されていた射撃場わきの暗い林道をたどり登山口に向かうことにしました。

鞍掛山の登山口
二之鳥居脇に案内板
暗い杉林の中の登山道
沢沿いの道を登って行きます

たどり着いた林道の分岐点には数台が停まれる駐車スペースがあります。左の道は森林公園へと向かう道です。分岐の先が二之鳥居の登山口です。石造りの鳥居の脇に登山コースの案内板が建っていました。

ここからは暗いヒノキ林の中の登りが始まります。しばらく登ると登山道は沢筋の中を登るようになります。やがて右手の岩陰に首の取れた双体神像が現れると程なく鞍掛神社です。

岩陰に双体神
滝の傍に鞍掛神社
暗い岩窟の中に祭壇が
岩コースと尾根コースの分岐

落差10mほどの滝の脇に岩の裂け目があります。暗いその中に何かが祀られているようでした。鞍掛山は古い山岳信仰の山で、山のそのものが御神体となっているようです。古代の神道を今に伝えているようで神殿などは造られていないようです。

鞍掛神社の先は岩コースと尾根コースの分岐点です。ここからは道を左に、暗いヒノキ林の中の急坂を登って行きます。しばらく登ると登山道には鎖の手すり、岩場に張れれた鎖ではないもののここを下る時は鎖があったほうがありがたいのかもしれません。

鎖の手すりが続く急坂
たどり着いた奥ノ院
木立の先に古賀志山
古賀志山から登ってくる登山道

急な登りに息を切らせるとやがて稜線にたどり着きます。左手には小さな石祠が祀られた鞍掛け神社の奥ノ院、その先に立つと梢の先に古賀志山の山頂が見え隠れしていました。

 奥ノ院~鞍掛山~大岩~鞍掛山登山口

奥ノ院で一休みしたのち鞍掛山の山頂に向かいます。古賀志山から登ってくる登山道を左手から合わせると鞍掛山の山頂にたどり着きました。木立に覆われた山頂には三角点がありますが展望は期待できないところです。

鞍掛山の山頂
芽吹き始めた尾根道を大岩へ
梯子を登ると大岩
大岩から見下ろす森林公園

山頂からは芽吹きの始まった雑木林の尾根を大岩へ。小さな梯子を頼りに岩の上に登ると目の前には古賀志山の山頂、そのすそ野には森林公園やゴルフ場が広がっていました。明るい春の日差しが降り注ぐ岩場に上はすでに春の真っ盛り、岩場の先にはアカヤシオの花も咲き始めています。

岩場の上で昼食を楽しんだのち、尾根コースをたどり分岐へと戻ることにします。明るい雑木林の中の下る登山道には、何ヶ所かトラロープが張られているところもありましたがそれほど急なところもありません。

雑木林の尾根道を下ります
ヒノキ林の中を分岐点へ

山頂から45分ほどで車を停めた登山口にたどり着きました。

人気の古賀志山から僅かに離れている鞍掛山は訪れる人は多くないようです。平日のためかこの日あったハイカーは単独行の男性2人。大岩直下の岩場にアカヤシオが咲き始めていましたがしばらくするとツツジの花が山肌を飾り始める言います。

 

 コース GPSmap

 クリックするとGPSLogをダウンロードします。

 

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