第3登山口10:50-(1h10m)-1440m付近12:00/10-(0h10m)-稜線分岐12:20-(0h35m)-釈迦ヶ岳山頂12:55/13:45 昼食-(0h35m)-三角点峰14:20/35-(0h20m)-檜峯神社分岐14:55-(0h40m)-檜峯神社15:35-(0h10m)-第3登山口15:45
三ツ峠から続く御坂山塊の稜線上にあって三角錐のような頂を突き上げる釈迦ヶ岳、岩っぽい山が多いこの山域にあっても屏風岩をその山肌に纏う姿は、山梨百名山にも名前を連ねています。
今月の初め中央道の笹子トンネルで天上板が崩落、多くの死傷者を出した事故によりトンネルは上下線とも通行止めです。国道20号線は多少渋滞しているようですが、行楽客は中央道を裂けているようで交通量はそれほど多くありませんでした。
河口湖インターから御坂トンネルを越え勝沼方面に、登山口の檜峯神社へと続く林道は入口が判り難いところです。途中にはイノシシ避けのゲートも設置されていました。
暗い杉林の中をジグザグに登って行く林道は第3登山口にたどり着きました。ここからは沢沿いのコースをたどり稜線を目指すことにします。
雑木林の中を登って行く道は落ち葉の積もった沢沿いの登りです。気温はかなり低くなっているようで、しばらく登ると登山道にが白く雪が積もっています。ジグザクを切りながら登って行く道は思いの外の急坂で、延々とトラ縄が張られていました。
左手を見るとすっかり木の葉を落として梢の先に秋の光を浴びる釈迦ヶ岳の頂がそびえています。その山肌には切り立った岩場も見え隠れしていました。
たどり着いた稜線は釈迦ヶ岳から神座山、大栃山へとたどる縦走路です。ここで道を左に、山頂へ登る尾根道は屏風岩の間を抜けるように山頂へと続いています。途中には太い固定ロープが張られた急坂や小さな岩場もありました。
釈迦ヶ岳の山頂は小広い岩場の上で石碑や石仏が祀られています。ドンベイ峠から登ってきたのか山頂は思いのほか多くの人で賑わっています。
山頂は360度の展望が広がるところです。赤い衣をまとったお地蔵さんの先には山頂を雲に隠した富士山かそびえています。目の前にはドンベイ峠とその上に黒岳、その稜線を目で追って行くと三ツ峠山から中央沿線の山々、青くなった稜線は大菩薩から奥秩父の山々でしょうか。
残念ながら金峰山などは雲の中にその姿を隠していました。寒い山頂で昼食ののち登山口へ戻ることにしました。
急な岩場を下った分岐からは三角点峰を越え、比較的なだらかな稜線の道を檜峯神社へと下ることにします。三角点峰へ登り返しからは岩壁を纏った釈迦ヶ岳が見え隠れしていました。
三角点峰は道が不明瞭なところです。誤って左手に続く尾根通しのふみあとを下ってしまいとんだ道間違いです。幸いGPSを確認して事なきを得ましたが気を付けなければならないものです。
雑木林の稜線をたどる登山道はやがて檜峯神社へと下る分岐点です。落ち葉が降り積もった斜面をジグザグに下って行く道は薄く雪も積もり滑りやすそうなところです。
やがて杉林の中を下るようになると大きな檜峯神社の社にたどり着きました。付近に民家も無い山の中の神社は神主さんも常駐していないようでひっそりとしています。参道にはこの山域に住むブッポウソウについての説明が紹介されていました。
ここから第3登山口の駐車場へは林道をたどり10分ほどの道のりです。
Gpslogの一部は電波状態が良くないようで欠測しています。