秦野駅9:10~震生湖10:10/10:55~向山配水所11:25~栃窪会館11:55/12:00~國榮稲荷神社12:35/40~渋沢駅12:45
渋沢丘陵の震生湖は関東大震災より発生した地滑りにより堰き止められた沢に水がたまったとされ、この時期は関東周辺でも遅い紅葉を楽しめるところです。
たどり着いた小田急線の秦野駅からは住宅地の道を歩き始めます。この時期人気のコースということもあり駅には20人ほどグループ、家族連れなど思いのほか多くの人が渋沢丘陵を目指しているようです。
今泉名水桜公園を超えしばらく歩くと白笹稲荷神社です。駐車場にはモミジが真っ赤に色付いていました。車の流れが多い県道62号線を超えると震生湖への登りが始まります。緩やかに坂道を登って行くと真っ青に晴れた青空の下に表丹沢の展望が開けます。三角形の大山、それから続く稜線は塔ノ岳、鍋割山、雨山峠へと続いていました。
耕作地が続く尾根道をしばらく歩くと震生湖への下り、わずかに下ると震生湖の駐車場です。太鼓橋の架け替え工事が行われているようで、駐車場の先は通行止めになっていました。
震生湖は真っ赤な紅葉が水面に生えています。峯坂近くのザックを背負ったハイカーのほか駐車場に車を停めた観光客、フライ竿を振る若者など、思いのほか多くの人がゆく秋の最後の紅葉を楽しんでいるようでした。
まだまだ昼食時間には早いものの、福寿弁財天近くのベンチに腰を下ろし担いできたカボチャのほうとうです。今日は2人分の食材、1リットルのコッヘルとプリウスのガスバーナーなどそれほど多くはないものの小さなザックは一杯になっていました。
赤い奉納端に真っ赤な紅葉、福寿弁財天の境内は赤一色に染まっているようでした。
稜線に戻ると峯坂、その先を右に折れると耕作地の中のハイキングコースです。左手の視界が開けると湘南の海岸線、三浦半島の山並みの手前には江の島、霞む大島の島影も見えていました。
しばらく歩くとみかん畑です。地元の人がチェーンソでみかんの木を伐採していました。みかんの木の寿命は経済的には50年ほどとか、その後は植え替えが必要になるようです。ここみかん畑もそのような時期を迎えているようです。
耕作地の中をしばらく歩くと栃窪会館の休憩所です。今日はここから渋沢駅に戻ることにします。
住宅地の中をしばらく歩くと渋沢駅は目の前です。駅の近くには國榮稲荷神社の社が建っています。境内には大きなイチョウの木が立っていました。