渋沢駅8:50~頭高山分岐9:30/35~頭高山下園地10:00/05~頭高山10:20/50~みかん畑11:20/25~栃窪会館12:25/30~震生湖13:20/50~秦野駅14:45
山の会の忘年山行は丹沢周辺と言うことで募集されている山行コースの一つ渋沢丘陵のハイキングに参加しました。
集合は小田急の渋沢駅、すでに紅葉の最盛期を過ぎたようで土曜日の小田急もそれほど混雑していません。
たどり着いた渋沢の駅前からは頭高山に向かい市街地の中を歩くことになります。かつて秦野駅から逆コースで渋沢丘陵を歩いたことがありましたが、往時の記憶がよみがえってくるところです。
矢倉沢往還の二ツ塚を越えると目立たない道標があります。ここを左に、サザンカや色付いたくちなしの実などを眺めながら泉蔵寺の前を進むとやがて頭高山への分岐点になります。
ここからは枯葉が舞い散る雑木林の中の道です。カサコソと音を立てる落ち葉を踏みしめる道は頭高山直下の園地にたどり着きます。ここは渋沢の街並みの上に広がる丹沢の展望を楽しむことができるところです。烏尾山から塔ノ岳の山頂は雲にその頭を隠していますがその山肌は紅葉に彩られているようでした。
山頂直下には右回りと左回りの道が分かれています。緩やかに登って行く右回りの道は小さな木の階段から山頂へと登って行きます。
東屋が建つ頭高山の山頂は今が紅葉の真っ最中です。雑木林に囲まれた山頂からは展望を期待することはできないものの木立の間からは東名高速や酒匂川が見え隠れしているようでした。
山頂で一休みしたのち雑木林の中を下って行きます。しばらく下ると登山道脇にみかん畑が広がります。みかんが1個20円、あまり大きなものはないものの勝手に取ることができると言うことでふみ台や脚立に登りみかん狩りを楽しんでしまいました。
やがて道は明るい尾根の上を歩くようになります。道端にはソラマメやダイコンが植えられています。珍しいカボチャの吊り下げ栽培が行われているようで、ネットが張られた柵の中には大きなカボチャが垂れ下がっていました。
ここは丹沢の山々を一望できるところです。三角形の大山とそれから続く表丹沢の稜線、塔ノ岳の山頂は寒そうな雲に覆われていました。
その先で間違いやすい道標に誘われ渋沢駅方面へと下る道に足を踏み込んでしまいましたがとんだ道間違いです。耕作地が広がる周辺ではソラマメやタマネギの植え付けが行われています。振り返ると赤や黄色に色付く雑木林の先にはモノトーンとなって続く箱根の山々が見えていました。
栃窪会館で一息を入れると再び明るいヒルウォークの道です。しばらく歩くと眼の前に震生湖の駐車場が見えてきます。
ここは関東大震災でできた堰止湖、遊歩道を下って行くと真っ赤なもみじを水面に映す震生湖です。波も立たない湖面に映し出される紅葉や空の雲、秋の艶やかさをファインダーに切り取ろうと数人の若者がカメラを構えていました。
湖畔で紅葉を眺めながら遅いお弁当を食べたのち秦野駅へと下って行くことにします。スマホのナビなどを頼りに道を下って行くと秦野駅南側のロータリーにたどり着きました。